【はじめに】
議員の皆様、おはようございます。本定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
まず、冒頭、先月29日に、ワカバウォークで、53歳の男性が、市内在住の15歳の少年に刺されたという、ショッキングな事件が発生しました。市内でこのような事件が発生し、大変残念であります。
被害にあわれた方の一日も早い回復をお祈りするとともに、今後、このようなことが起こらないよう、市としてどのように対応できるか、しっかりと考えてまいります。
それでは、あらためまして、本日は、令和3年第2回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
先の臨時会において選出された、山中基充議長、内野嘉広副議長におかれましては、今後、その重責を担って鶴ヶ島市議会の運営に当たられることとなります。
健康にはくれぐれもご留意いただき、鶴ヶ島市勢発展のため、ご尽力をいただきますよう、お願い申し上げます。
【市長選挙について】
さて、初めに、この秋に行われる市長選挙に関しまして、申し上げます。平成29年11月5日に鶴ヶ島市長に就任して以来、早いもので4年が過ぎようとしています。この11月4日に任期が満了することに伴い、10月17日には市長選挙が行わる予定です。市長選挙に関しましては、6月16日の一般質問において、わたくしの考えを正式にお伝えしたいと考えております。
【ワクチン接種の対応】
次に、新型コロナのワクチン接種について、申し上げます。
新型コロナのワクチンについて、市ではまず75歳以上の方を対象として先月19日から接種を開始し、そして昨日からは65歳以上に対象を拡大しました。
また、本日から鶴ヶ島在宅医療診療所で大規模接種を13日からは保健センターで集団接種を開始し、高齢者への接種を加速化してまいります。
わたくしも市の感染対策を統率する責任者の立場から、早急なワクチン接種が必要であると痛感しており、先日一回目の接種を済ませました。
市では、これらワクチン接種に関連する業務について、基幹となる保健センターはもとより、全庁を挙げた職員体制の下、業務にあたっているところです。
しかしながら、予約開始の際など多くの市民の皆様にご迷惑をおかけしたことに、お詫びを申し上げます。
さらに、市民対象者全員に接種が終わるまで予想できない課題が、多々生じてくるものと感じております。
こうしたことから、全庁一丸となって対応するよう改めて指示をするとともに、早急に保健センターの職員体制を増強してまいりたいと考えております。
今後は、65歳以上の方への接種について7月中に一定の目途をつけるとともにその進捗状況に応じて、順次一般の方への接種を進めてまいりたいと考えております。
市民の皆さんがスムーズにワクチン接種を受けられるよう、引き続き医師会をはじめ関係機関と連携を密にして進めてまいります。
【若葉駅前出張所取扱業務の拡大】
次に、若葉駅前出張所における取り扱い業務の拡大について、申し上げます。
市では、本日から若葉駅前出張所において、これまでの各種証明書の発行、各種申請書の受付に加えて転入、転出などの住民異動とそれに伴う国民健康保険の加入や異動などの手続きを可能としました。
これにより、市民の利便性の向上はもとより、行政機能の分散化により市役所窓口の混雑緩和が図られ、新型コロナ対策にも効果があるものと考えております。
【市制施行30周年記念事業/記念グッズ】
次に、市制施行30周年記念事業の一つとして製作を進めてきました記念グッズがこのほど完成いたしました。
この記念グッズは、令和2年度採用の職員が自主研修の一環として実行委員会を組織のうえ企画し、ふるさと応援大使「鶴」の協力を得てデザインしました。
記念グッズには「エコバッグ」と「キャンバストートバッグ」の2種類があり、いずれも若い世代から高齢者まで幅広い年代で男女を問わず使えるデザインです。
出生届を提出された方には本日から年度末まで、また、婚姻届を提出された方には市制施行30周年を迎える9月1日からの一か月間、記念として配付いたします。
また、市内の協力店やイベントなどでも販売する予定です。
この記念グッズを通じて、若い世代の人たちが鶴ヶ島への興味や関心を持ち、そして愛着を持ってもらうきっかけになればと考えております。
【市制施行30周年記念事業/若田光一さん講演会】
また、市制施行30周年記念事業の一つである「未来の〇〇発掘プロジェクト」の第一弾として、6月27日(日曜日)に、現役の宇宙飛行士である若田光一さんを講師に招き、小・中学生を対象とした講演会を鶴ヶ島第一小学校体育館で開催します。
新型コロナの感染予防を考慮し、会場への入場者数は制限して行いますが、インターネットでのライブ配信を行い、幅広く多くの方にご覧いただく予定です。
特に、市ではGIGAスクール構想により、全児童・生徒にタブレット端末を行き渡らせています。
たとえ会場に行けなくとも、多くの児童、生徒がこのタブレット端末を活用しライブ配信によって講演会の模様を視聴するものと期待しています。
子どもたちは、現役宇宙飛行士の話を聴き将来の大きな夢につなげてもらいたいと考えております。
【鶴っ子の活躍】
次に、「鶴っ子」から、明るく、元気の出る話題が届きました。ご紹介いたします。
藤小学校、藤中学校出身で、現在は、県立滑川総合高校3年生の中城琳さんが、先ごろ開催された「第29回国際高校生選抜書展」で、約1万2千点の応募作品の中から、個人賞の最高位である「文部科学大臣賞」を受賞しました。
中城さんは、まったくの書道初心者として、高校入学後に書道を始めたとのことで、1年数か月で、高校生のトップの賞に輝きました。
鶴ヶ島の子ども達は、こうした文化やスポーツなど、様々な分野で、全国レベルの活躍をしています。
「鶴っ子」の皆さんが、ぜひ、将来、大きく羽ばたいていただくことを期待しております。
【提出議案等について】
最後に、本定例会に提案させていただきました議案について申し上げます。
条例に関する議案が3件、令和3年度補正予算に関する議案が1件、このほか報告が1件です。
内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
また、一般質問のうち新型コロナウイルスワクチン接種に関する事項については、現下の状況を鑑み、ご配慮くださいますよう合わせてお願い申し上げ、開会の挨拶といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。