令和4年第4回議会定例会市長あいさつ

【はじめに】

 議員の皆様、おはようございます。本定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 本日は、令和4年第4回議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り誠にありがとうございます。

【新型コロナウイルスへの対応】

 さて、この夏、全国で感染が急拡大したオミクロン株BA.5を主体とする新型コロナウイルス第7波については、9月から10月の秋の訪れとともに収束に向かいました。埼玉県においても、8月に発出していた「BA.5対策強化宣言」を9月末で終了したところです。その後、感染状況は一定の落ち着きを取り戻したものの、陽性者数は今月に入って再び増加が目立つようになりました。

 今後は年末年始のシーズンに向け、「第8波」の到来が指摘されているところです。今年の冬については、特に季節性インフルエンザの同時流行が懸念されているところでもあります。このような中、深刻な事態を避けるための対策の柱になるのは、やはりワクチンの接種であると考えています。

 市では追加接種のワクチンについて、既に9月からオミクロン株対応のものに移行しました。

 10月にはワクチンの接種間隔が「5ヶ月以上」から「3ヶ月以上」に短縮されたことに伴い、順次、該当となる方に向けて接種券をお送りしているところです。引き続き、埼玉県や医師会をはじめ各関係機関と連携し、しっかりと対応してまいります。

【3年ぶり会場開催の産業まつり】

 コロナ第7波の落ち着きとともに、国内では感染防止対策と社会経済活動の両立を図る動きが鮮明になりました。

 国においては、10月に入り入国者数の上限を撤廃したほか、全都道府県における「全国旅行支援」の実施などにより、人の動きが活発になってきたところです。そうした中、本市においても11月12日と13日の2日間、会場では3年ぶりとなる「鶴ヶ島産業まつり」が多くの来場者をお迎えして開催されました。

 今回は感染防止対策として一連のステージイベントの実施を見送りながらも、飲食の提供や農産品の販売、企業によるPR活動など、80もの団体が参加されました。参加団体では、市内事業者のほかこれまで参加をいただいていた、青森県十和田市や長野県飯綱町からの参加もいただき旧交を温めることもできました。天候に恵まれ子どもから高齢者まで、お越しになられた方々のたくさんの笑顔を見ることができました。大変、良かったと思っています。

【若い世代の活躍】

 この秋にはまた、鶴ヶ島の若い世代の活躍を伝えるニュースも多く入ってきました。

 11月1日に熊谷市で行われた「全国高校駅伝」の県予選では、県東部にある昌平高校が女子で2年ぶり4回目の優勝を飾りました。この優勝メンバーの中で、1年生ながら1区を任され見事、区間賞に輝いたのが藤中学校出身・成瀬結菜さんです。終盤、前を走る選手をかわしてトップに立つとそのまま先頭で2区の走者にタスキをつなぎました。優勝した昌平高校は、来月12月25日に京都で行われる全国大会に出場することとなります。中学生の頃からトラック競技で実績を積まれてきた成瀬さんですが、これからの挑戦にも目が離せません。今後のますますの活躍に期待するところです。

 駅伝では、成瀬さんの先輩にも注目です。

 11月6日に開催された伊勢路を走る「全日本大学駅伝」においては、やはり藤中学校の卒業生で国学院大学の3年生である伊地知賢造選手がアンカーとして登場しました。そして順位を一つ上げて、同校では過去最高となる2位に入りました。国学院大学は10月10日に行われた「出雲駅伝」でも2位となっています。同校は、来年1月に行われる箱根駅伝にシード校として出場することが決まっています。前回大会の総合成績は8位でした。次の箱根駅伝がチームにとっても、伊地知選手にとっても新たな飛躍の舞台になるよう、心から願っております。

 また、「全国小・中学校作文コンクール」の県審査では、栄小学校の2年生・新井廣太朗君の作品が小学校低学年の部門で最優秀賞に輝きました。作品は読売新聞に掲載されましたのでお読みになった方も多いと思いますが、いつもの公園で友達と遊んでいた時に起こったある出来事をきっかけに、家族での話し合い物の見方・考え方の変化、そして勇気ある行動それらが公園の清掃活動へとつながっていきます。お母さんとの会話や新井君自身の心の動きが生き生きと描かれ、小学生の心の成長がつづられた珠玉の一作だと思います。

 こうした若い世代の活躍を大変嬉しく思うとともに、これからの時代に向けて、鶴ヶ島のまちづくりをしっかり進めて行きたいと改めて思う次第です。

【提出議案等について】

 最後に、本定例会に提案させていただきました議案について申し上げます。

 諮問が1件、人事に関する議案が1件、条例に関する議案が7件、令和4年度補正予算に関する議案が4件、市道の認定及び廃止に関する議案が各1件で、このほか、報告が1件です。

 内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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