【はじめに】
議員の皆さん、おはようございます。
本定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、令和2年第4回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
【窓口業務の委託】
さて市では、本日から、市民課、税務課及び収納課において、住民異動、証明発行等の窓口業務の委託を開始しました。
これは、既に業務委託を開始している子ども支援課、障害者福祉課に続くもので、民間のノウハウを活用し、市民サービスの向上と業務の改善、安定を図るものです。
今後、こうした業務委託の成果を踏まえ、順次、他の業務との連携を拡充し、窓口業務の更なる充実を図ってまいりたいと考えています。
【行政のデジタル化の推進】
また、新型コロナウイルス感染症により、社会や価値観が変容しています。
国では、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための喫緊の方策の一つとして、接触機会の削減等のため、
ITやデータを総動員した取組が必要であり、感染拡大抑制の後には、デジタル強靱化を強力に推進する必要があると打ち出しています。
市においても引き続き、窓口業務をはじめとした市役所のデジタル化について研究を進め、「ウィズ・コロナ時代」のサービスの向上に努めてまいります。
【新型コロナウイルス感染症「第三波」】
次に、新型コロナウイルス感染症は、立冬を過ぎて全国的に急速に拡大し、先月中旬には、東京都が独自に設定する警戒レベルを、4段階のうち最も深刻な「感染が拡大している」に変更するなど、「第三波」の感染拡大が止まりません。
市内でも、先月は11人の新規感染者が確認され、今後の状況に厳重に警戒しなければならない状況です。
そうした中、年末年始を控え、「新たな生活様式」のもと、「交流対策」と「感染症対策」を合わせ進めていかねばなりません。
引き続き、市民の誰もが安心して元気に暮らせるよう、国や県をはじめ、関係機関と連携しながら、しっかりと予防に取り組んでまいります。
【中学生、高校生の活躍】
次に、このようなコロナ禍にあっても、中学、高校スポーツの分野から、明るい元気の出る話題が届いています。
まず、10月9日、10日に行われました、県中学新人大会の陸上競技で、藤中学校2年生の成瀬結菜さんが、女子800メートルと1500メートルの二種目で優勝しました。
11月7日に行われた埼玉県駅伝競走大会中学校の部では、鶴ヶ島中学校女子駅伝チームが、昨年に引き続き優勝し、二連覇を達成しています。
この大会の優勝チームは、例年、全国大会への出場権を獲得しますが、非常に残念なことに、今年は新型コロナウイルスの影響で全国大会が開催されません。
しかしながら、関東大会が今月の5日に開催されるとのことです。関東大会で、その実力を遺憾なく発揮されるよう、期待します。
また、高校生では、鶴ヶ島第一小学校出身で、現在は、西武文理高校3年生の三輪颯太さんが、全国高校陸上競技大会の100メートルと200メートルの二種目を制覇しました。
高校卒業後には、大学に進学し、オリンピックを目標に、競技を続けるとのことです。
このほか、鶴ヶ島の子ども達は、陸上競技以外でも、自転車競技や空手道、ゴルフなど、様々な競技で、全国レベルの活躍をしています。
こうした皆さんが、ぜひ、将来、大きく羽ばたいていただくことを期待しております。
【提出議案等について】
次に、本定例会に提案させていただきました議案について申し上げます。
条例に関する議案が5件、組合規約の変更に関する議案が1件、補正予算に関する議案が4件、字の区域の廃止に関する議案が1件、市道の路線の認定及び廃止に関する議案が各1件です。
内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。