【はじめに】
議員の皆様、おはようございます。
本定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、令和2年第2回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
【特別定額給付金及び子育て支援臨時給付金について】
さて、先の第1回臨時会におきましてご審議、ご議決をいただきました特別定額給付金につきましては、申請受付及び審査、振込み事務が順調に進んでいます。
これまでに、約2万5千世帯、およそ80%の申請がありました。
5月27日からは、指定口座への振込みを開始しました。
本日までに約1,300世帯への振込みを行い、さらに、6月第1週までには、約1万3千世帯へ振込むことを目標にしております。
引き続き、給付金が、市民一人ひとりのお手元に、迅速かつ確実に届くよう、鋭意、手続きを進めてまいります。
これに加えて、市独自支援策の第1弾として実施しました子育て支援臨時給付金につきましては、5月22日に、全ての対象者のもとへ振込みを完了しております。
【地域経済や市民生活への支援について】
また、5月15日に、市独自支援策の第2弾として、事業継続に必要な資金を無担保で融資し、地域経済を支援する「新型コロナウイルス感染症対策緊急特別融資事業」や、坂戸鶴ヶ島医師会がPCR検査を屋外で実施できるよう、医療用テント購入費用を補助する「ドライブスルー方式PCR検査導入支援事業」などを内容とする補正予算を、専決処分いたしました。
さらに、本定例会には、これらに続く支援策として、学習支援対策や地域経済対策、防災対策などを盛り込んだ補正予算案を提案します。
新型コロナウイルス感染症との闘いは、市民生活や地域経済に大きな影響を及ぼしています。
市としても、幅広い支援が、極めて重要です。
今後も、必要とされるところに、的確な支援を講じるとともに、これらについて、丁寧かつ的確に情報提供をしてまいります。
【新型コロナウイルス感染症対策について】
埼玉県をはじめ、全国に発令されていた緊急事態宣言は、5月25日をもってすべて解除されました。
市内でも、4月26日に9人目の市内感染者が確認されて以降、一か月以上、発生「0」の日が続いています。
これはひとえに、市民の皆様が、外出自粛など、感染予防に取り組まれたおかげと、深く感謝しています。
【学校などの再開】
市では、6月1日から、小・中学校を再開します。
当面は分散登校を実施するほか、児童生徒、教職員ともマスクの着用、給食当番のフェイスシールドの着用、飛沫拡散防止パネルを児童生徒の一人ひとりに配付するなど、所要の対策を講じたうえで、再開です。
また、市民センターをはじめとする公共施設も、利用条件等を整えたうえで、順次、再開してまいります。
【事態の収束に向けて】
一日でも早く事態が終息し、市民の誰もが安全で安心して暮らせる地域社会を取り戻すため、今後も関係機関と連携して、しっかりと取組んでまいります。
【第6次鶴ヶ島市総合計画について】
さて、令和2年度が始まり、早くも2か月が過ぎようとしています。
申すまでもなく、本年度は、第6次鶴ヶ島市総合計画のスタートの年度です。
しかし、計画策定時には想定できなかったコロナ禍により、先行きは非常に不透明です。
こうしたことから、令和2年度のスタートに当たり、全部局を対象にしたヒアリングを行い、市を取り巻く状況を考慮して、本年度実施すべきすべての事業の執行内容について、再度見直し、「コロナ対策」に重点化するよう指示をしました。
間もなく3か年実施計画や令和3年度当初予算の編成作業を開始します。
かつてない厳しい状況が見込まれますが、すべての事務事業を見直し、社会経済情勢を的確に捉えて進めてまいります。
【提出議案等について】
次に、本定例会に提案させていただきました議案等について申し上げます。
諮問が1件、専決処分の承認に関する議案が1件、条例に関する議案が6件、令和2年度補正予算に関する議案が1件、指定管理に関する議案が1件、規約に関する議案が1件で、このほか、報告が2件です。
内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決、ご承認いただきますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。