【はじめに】
皆様、おはようございます。本定例会の開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、令和元年第3回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
【経済情勢】
さて、世界経済においては、米国と中国の貿易摩擦の影響もあり、世界での貿易が縮小傾向にあり、また、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって不透明感が続いており、世界で景気を下押しする流れが強まっていると言われております。
国内においては、7月の月例経済報告によると「景気は、輸出を中心に弱さが続いているものの、緩やかに回復している。」と内閣府は発表しました。
今後、10月の消費税率のアップ、日韓関係や中国経済の先行き、日本企業の海外工場の撤退・移転など、様々な要因に留意していく必要があると考えております。
【ミャンマー選手団】
東京オリンピック・パラリンピックの開催まであと1年を切りました。昨日、ミャンマー選手団の陸上競技と柔道の2種目の選手、コーチあわせて11名の方が到着し、9月2日までの8日間滞在され、その間、城西大学での合同練習に取り組まれるとともに、鶴ヶ島水かけまつりをはじめとした、市民との様々な交流事業にも参加していただく予定です。
この事前キャンプを通じて、鶴ヶ島市とミャンマーとの文化交流が図れるとともに、地域や国境を越えた「絆」がさらに深まることを期待しております。
【AED】
今年は長かった梅雨が明けたとたんに、35度を超す猛暑日、また熱帯夜が続きました。全国では大勢の方が熱中症で搬送され、埼玉県内でも7月と8月の二ヶ月で3,000人を超える方が搬送されました。市内でも、18名の方が搬送されましたが、幸い搬送された方々は皆、回復されご自宅に戻られたと伺っており、安心しております。
市では、9月1日よりいつでもAEDを利用できるよう、市内25の公共施設にAEDを屋外に設置します。また、小中学校全校には、学校活動や学校生活で迅速な対応ができるよう新たに1台追加し、屋内と屋外で合計2台を設置します。これにより利用時間に制限がなくなり、いつでも誰でもAEDを利用することが可能となり、万一に備えた救急救命体制の向上を図られるものと考えております。
【見守り協定】
6月19日に配食サービスを行っているワタミ株式会社と「鶴ヶ島市地域見守り活動に関する協定」を結びました。この協定により食事の配送業務などの際に、高齢者や障害者、子どもたちに何らかの異変を発見したときは、市に通報していただき、市はいち早く適切な支援につなげるものです。
【交通安全】
また、8月1日よりこれまでの障害をお持ちの方、妊娠されている方に続き、高齢者及び介護を必要とする障害者の介助者について「つるバス・つるワゴン」の運賃を無料化しました。無料での乗車に必要な特別乗車証の申請も日ごと増えており、安心して外出していただきたくとともに、市民の交通事故防止の一助となるものと考えております。今後も高齢者の外出を支援するとともに、交通安全対策を推進し交通安全意識の高揚と啓発に努め、交通死亡事故ゼロの記録をさらに延ばしていきたいと考えております。
【提出議案等について】
次に、本定例会でご審議をお願いする議案 等について申し上げます。
専決処分の承認が1件、教育委員会委員の任命が1件、農業委員会委員の任命が1件、固定資産評価員の選任が2件、条例に関するものが5件、一般会計及び介護保険特別会計にかかる補正予算が2件、平成30年度歳入歳出決算の認定が6件の18議案です。これに報告が3件です。
内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議のうえ、ご議決いただきますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。