【はじめに】
議員の皆様、おはようございます。
本定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、令和3年第4回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
【市長任期二期目の開始にあたり】
はじめに、わたくし齊藤芳久は、去る10月17日執行の鶴ヶ島市長選挙におきまして、引き続き市長の重責を担わせていただくことになりました。
無投票という結果ではありましたが、これまでの取り組みの成果に対する評価と今後の市政に対する期待をいただいたものと受け止めております。あらためて、その期待の大きさと職責の重さを感じ、身が引き締まる思いです。
「10年後、20年後の鶴ヶ島を支える様々な年代の方が、鶴ヶ島で住んでよかったと日々感じることができる鶴ヶ島にしていきたい。」
そうした思いから、先の任期では、「しあわせ共感 安心のまち つるがしま」を「目指す将来像」として掲げた、第6次鶴ヶ島市総合計画を策定いたしました。
無限に広がる目標とも言えるこの将来像の実現に向けて、市長選挙では「企業誘致による職住近接の暮らしの実現」や「藤金地区のまちづくりの推進」「フレイル予防事業の重点推進」「将来の学校環境の充実、再編計画」など、多方面から取り組みについて訴えました。
加えて、「Nゲージとガーデンパーク構想」「(仮称)つるの駅構想」「若葉駅周辺再々開発構想」といった新たな構想を打ち出したところです。
こうした取り組みをひとつひとつ着実に進めていくことが、鶴ヶ島を一歩前へ進めるものと確信しております。引き続き、全身全霊をもって市政運営に取り組み、新たな鶴ヶ島の歴史を作ってまいりたいと考えております。
議員各位のこれまでに増してのご理解とご協力をお願いいたします。
【鶴っ子の活躍】
さて、次に「鶴っ子」から明るく元気の出る話題が届いておりますのでご紹介いたします。
まず、スポーツの分野です。藤中学校出身で、現在は国学院大学2年生の伊地知賢造さんが、第53回全日本大学駅伝の最終区に出場し、3人抜きの好走で区間賞を獲得しました。
また、先の2020オリンピックで聖火ランナーを務めた、藤中学校2年生の浜崎修人さんは、スピードスケート・ショートトラックの全日本選手権で決勝に進出したほか、来年1月に開催される全国中学校スケート大会の出場も有力視されています。
さらに、陸上競技では中学生3人がJOCジュニアオリンピックカップに出場するなど、目覚ましい活躍をしています。
次に文化の分野では、同じく藤中学校出身で、この9月まで尚美学園大学に在籍していた齋藤玲奈さんが、第105回二科展の彫刻の部において入選し「彫刻の森美術館奨励賞」を受賞しました。
「果報者」と題した齋藤さんの作品は、重さが約50キログラムの巨大な木彫りのウミガメで「広報つるがしま12月号」で紹介しています。齋藤さんは9月に大学を卒業し、卒業後も「ものづくり」に関わっていきたいと、金属部品を設計、製造する企業に就職しました。
また、西中学校3年生の野田彩華さんは、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共催により募集した「令和3年度中学生の税についての作文」で、全国約6千500校、約45万編の応募作品の中から、国税庁長官賞を受賞しました。
このように鶴ヶ島の子ども達は、スポーツや文化など、様々な分野で全国レベルの大変素晴らしい活躍をしています。
【未来の〇〇発掘事業】
市では本年度、市制施行30周年を記念し「未来の〇〇発掘事業」を行っています。
そのひとつとして、この11月には埼玉村田製作所と連携した「ロボットチアリーディング部がやって来る&電子工作教室」、ホンダ陸上競技部と連携した「トップアスリートが教えるランニング教室」を開催しました。
これらの教室には、多くの子ども達が参加し目を輝かせながら学び、そして身体を動かしていました。
今後は「作文コンクール&一日市長体験」などを実施する予定です。学校での学びに加え、こうした取組みを通じて「鶴っ子」の皆さんにはどんどん可能性を拡げていただき、将来大きく羽ばたいていただくことを期待しております。
【提出議案等について】
最後に、本定例会に提案させていただきました議案について申し上げます。
諮問が1件、条例に関する議案が4件、令和3年度補正予算に関する議案が4件、市道の認定及び廃止に関する議案が各1件で、このほか報告が2件です。内容につきましては、提案理由等によりご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。