【はじめに】
皆様、おはようございます。本定例会の開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、令和6年第4回鶴ヶ島市議会定例会を招集申し上げましたところ議員の皆様には、ご健勝にてご参集を賜り、誠にありがとうございます。
【一年を振り返って】
今年も余すところ1ケ月となりました。この1年を振り返ってみますと、元日に最大震度7を記録し、災害関連死を含め400人を超える多くの犠牲者や全壊家屋約6,500棟の被害をもたらした「能登半島地震」に始まり、8月には宮崎県日向灘でマグニチュード7.1の地震が発生し、これに伴い南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合などに発令される「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表されました。
また、この夏は世界規模で観測史上最高を更新する猛暑に見舞われました。国内では、熱中症警戒アラートも過去最高の延べ1,722回発令されたとのことです。さらに、9月には「能登半島豪雨」が再び能登半島を襲うなど、多くの自然災害、気象災害が相次いだ年でもありました。
鶴ヶ島市においても7月、8月に発生した突風や豪雨により、倒木や道路冠水、家屋の浸水などの被害を受けました。このように、いつ起きてもおかしくない災害に備えるために、先日、「鶴ヶ島市総合防災訓練」を杉下小学校で実施しました。杉下支え合い協議会をはじめ、杉下小学校周辺の7自治会、22の機関が参加したこの訓練では、訓練の内容を地域住民が自ら企画することで、地域の実情に合った訓練を実施することができ、改めて地域コミュニティーの重要性を認識することが出来ました。
今後も地震のみならず、異常気象による大型台風や近年頻発しているゲリラ豪雨、大雪など予測困難な災害に備え、平時より防災意識の向上を図るとともに引き続き市民や地域、関係機関との連携の強化に努めて参ります。
【秋の様々なイベント】
さて、記録的な猛暑が去り迎えた秋には、様々な団体が主催するイベントが多く開催されました。
10月初旬には、応援大使「鶴」による音楽フェスティバル「鶴フェス」が5年ぶりに開かれ、多くのアーティストによる音楽はもちろんのこと株式会社ベルクによるギネス記録チャレンジ、市内事業者等によるグルメの提供など、市民の皆さんをはじめ全国各地から16,000人が訪れ盛大に盛り上がった2日間でした。
また、10月中旬に開催された「エンジョイスポーツミーティング」では、天候にも恵まれ前年度より600人ほど多い3,200人が参加し気持ちの良い汗を流していました。さらに、11月には毎年恒例の「鶴ヶ島産業まつり」が開催され、市内外から42,000人の方が来場し秋の楽しいひと時を楽しんでいました。このような様々なイベントを通して、地域の活性化を図るとともに、地域の魅力・活力の創出につなげていければと考えております。
【若い世代の活躍】
この秋はまた、鶴ヶ島の若い世代の活躍を伝える嬉しいニュースも入ってきました。
11月2日に熊谷市で行われた埼玉県駅伝競走大会中学生の部において、藤中学校男子駅伝チームが圧勝し全国大会出場の切符を勝ち取りました。また、西中学校男子駅伝チームが4位に入賞し、女子の部では藤中女子駅伝チームが3位に入賞しました。
この3チームは、12月1日に山梨県南アルプス市で開催される関東中学校駅伝競走大会に出場します。また、12月15日には滋賀県で全国中学校駅伝大会が開催され、藤中学校男子駅伝チームが出場します。それぞれの大会では、日ごろの練習の成果を存分に発揮し、素晴らしい成果が得られるよう期待しています。
【提出議案等について】
次に、本定例会に提案させていただきました議案等について申し上げます。
諮問が1件、専決処分の承認が1件、条例に関する議案が2件、令和6年度補正予算に関する議案が4件、第6次総合計画に関する議案が2件、公の施設の指定管理者の指定に関する議案が4件、市道の認定及び廃止に関する議案が各1件で、このほか報告が2件です。
特に、議案第75号の第6次鶴ヶ島市総合計画「後期基本計画」については、まちづくり審議会をはじめ市民の皆様の声をお聞きしながら創り上げたものです。「前期基本計画」に引き続き、重点戦略に基づく取り組みを着実に推進し、市の将来像「しあわせ共感 安心のまち つるがしま」の実現に向け提案させていただきましたので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
各議案の内容につきましては、提案理由等により後ほどご説明申し上げますので慎重ご審議のうえ、ご議決・ご承認賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。