ジェネリック医薬品とは
新薬(先発医薬品)は20年から25年間特許に守られ、開発メーカーが独占的に製造販売できます。しかし、特許期間満了後にはその有効成分は国民共有の財産となり、他の医薬品メーカーが厚生労働省の承認を得れば製造・販売が可能になります。こうした医薬品の総称がジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
医薬品 | 医療用医薬品 医師から処方される薬 |
新薬 |
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ジェネリック医薬品 | ||
汎用医薬品 薬局薬店で販売される薬 |
新薬と同様の厳しい品質基準をクリア
医薬品は、薬事法により様々な規制が定められています。ジェネリック医薬品は新薬と同じ規制のもと、開発・製造・販売されます。平成9年から品質再評価がなされ、品質管理はより厳しいものとなっています。
医療費の削減にも
新薬を開発するには長い時間と多大な費用が掛かるのに対して、ジェネリック医薬品の開発期間は3~5年。そのため価格も新薬より安く抑えることが出来ます。ジェネリック医薬品を選ぶことは、薬代を低く抑え、自己負担額の節約や、伸びつづける医療費の削減も期待出来ます。
ジェネリック医薬品を希望するときには
- 医療機関で処方箋を受け取る
- 処方箋に「後発医薬品への変更不可」とする医師の署名がなければ、ジェネリック医薬品に変更出来る
- 薬剤師からジェネリック医薬品の特徴や価格、変更した際の注意点など説明を受ける
- 薬剤師の説明を参考に薬を選ぶ
※まずは、医師・薬剤師に相談しましょう。
ジェネリックカードの活用
医師や薬剤師に言いだしにくい方も、受付で保険証や診察券と一緒にこのカードを出せば、スムーズに意思表示をすることが出来ます。
保険年金課にもありますので、必要な方は窓口でお申し出ください。