令和6年度第1回男女共同参画推進委員会(会議録)

日時

令和6年5月30日(木曜日)13時30分~14時50分

場所

市役所4階 401会議室

出席委員

森澤清会長、金泉婦貴子副会長、石井照子委員、石崎裕子委員、今井武委員、大森三起子委員、瀧島宏美委員、田島悠子委員、永野眞理委員

欠席委員

加藤拓委員

事務局

橋本政策推進課長、須田女性センター館長、新井主査

議題

  1. 鶴ヶ島市女性センター運営状況について
    (1)令和5年度業務概要
    (2)女性センターの現状と課題
  2. その他


配付資料

資料1 令和5年度業務概要
資料2 女性センターの現状と課題

公開・非公開

公開

傍聴人数

0人

会議内容

会議概要

女性センターの令和5年度事業及び現状と課題について、意見を伺いました。

議題1 鶴ヶ島市女性センター運営状況について
(1)令和5年度業務概要

事務局説明

資料1「令和5年度業務概要」に沿って説明し、意見を伺いました。

質疑応答等

委員 生理の貧困支援事業で配布した数はちょうど100セットでしたが、希望したにもかかわらず、もらえなかった方はいますか。

事務局 希望した方すべてに配布しました。

事務局 女性センターのほか、市役所の福祉政策課、東市民センター、西市民センターで配布し、口頭で伝えなくても、カードを職員に見せることで手渡すようにしました。配布した方には、簡単なアンケートを実施しました。配布した年代は、40歳代が38パーセント、20歳代が26パーセントでした。また、市の相談業務をすでに利用している方が20人でした。

(2)女性センターの現状と課題

事務局説明

資料2「女性センターの現状と課題」に沿って説明し、意見を伺いました。

質疑応答等

会長 女性センターの各部屋の利用率は、どのように求めたものですか。

事務局 1時間を1コマとし、分母は、施設管理等を除く市民に貸出ができる時間、分子は、市民に利用された時間としました。

委員 利用者数の推移については令和4年度から、登録者でなく利用の実数に集計を改めたということですが、すでに平成22年頃から減少しています。

事務局 過去には、部屋の用途に合わない場合でも貸出を行ったケースがありましたが、けがや事故の防止の観点から、用途に合った使い方をお願いするようになったために減少しています。

委員 女性センターの利用が減少しているということだけに注目すると、「利用が減少しているから女性センターは不要」と考える方が出てくる可能性もあります。女性センターを守っていくためにも、数字の扱いを丁寧にしてください。

委員 平成14年度から平成22年度までを比較しても、すでに利用者数が減少し始めています。働く女性が増えるとともに、施設の利用者が減少することを前提として、検討していかなければなりません。

事務局 土曜日及び日曜日の利用は比較的少ない状況です。また、高齢化の影響もあり、平日の9時から16時の利用が多くなっています。

委員 男女共同参画を進めるには、男性への啓発も必要です。男性にも施設を使ってもらう前提で、名称変更なども検討してください。

委員 施設の名称に「女性」が付いていると、「男性も施設を使ってよいのか?」という印象を与える場合もあるようです。名称変更を検討するにあたっては、鶴ヶ島市では、何を目指すのかをきちんと考えていただきたいと思います。

委員 LGBTQや障害者など、様々な立ち位置の方の共生のための施設も必要だと思います。どのような形の施設として存続させていくのか、何を目指すために施設を利用してもらうのかを、明確にしていくとよいと思います。

委員 女性をエンパワーする施設として、女性センターの名称を何らかの形で残していただきたいと思います。また、女性センターという名称では男性が使いづらいと考える方を啓蒙していただきたいと思います。

事務局 令和5年度第2回の委員会でもお話ししましたが、全国的に、人口減少に合わせた公共施設の在り方が検討されており、従来と同じ数の施設の維持が困難になっています。市民にとって使いやすく、時代に合った機能や在り方について考えていく必要が生じています。市の公共施設個別利用実施計画では、女性センターは、存続させていく施設という位置付けとなっているため、利用を広げるための検討を行うとともに、その機能に合った名称を検討していきたいと思います。

委員 県内の新しい男女共同参画の施設は、どのような傾向となっていますか。

事務局 新しい施設は、複合施設が多くなっています。

委員 川越市は、以前あった施設を閉鎖し、元の機能を駅前の建物に移しています。狭山市は、駅前の複合施設に男女共同参画の機能があり、利用者でにぎわっているようです。

委員 県内の、鶴ヶ島市と同規模の自治体では、どのような市町が男女共同参画の施設を持っていますか。

事務局 (自治体名と施設名を説明)

委員 鶴ヶ島市の女性センターは、男女共同参画の普及啓発以外の使い方をしていないので、もったいないと思います。例えば、図書室の本を中央図書館に移管した場合、空いたスペースを他の目的に利用できます。幅広い方に利用してもらうにはどうしたらよいか、カフェの新設の検討や、障害者や親子が集える場としての検討をできればよいと思います。

委員 男女共同参画を推進する施設がなくても、情報発信や相談業務などを丁寧に行っている自治体もあります。小さなスペースしかなくても、丁寧にやれば市民に伝わります。施設機能の検討だけでなく、本来何をすべきなのかが肝なので、それを忘れないでいてほしいと思います。

委員 女性センターは、市民センターとは設置目的が異なるので、男女共同参画の意識を持ったセンターにしていってほしいと思います。

委員 隣接する保健センターの3歳児健診に訪れる親子を女性センターに誘導し、館内で、男女共同参画に触れていただくのもよいと思います。

事務局 現在も、鶴ヶ島保育所や保健センターの事業の一部を、女性センター内で行っています。隣接地という立地を生かした事業を複合的に行い、他の部署と連携を取ることで、女性の支援につなげていけたらよいと考えています。

事務局 資料2の最後のページの「女性センターの課題」は、担当職員として検討していくべきものを例示させていただいたものです。これにとらわれずに、色々な意見をお聞かせください。

会長 施設の利用率の低下は、使っている方にとっては課題ではないので、様々な視点で検討するとよいと思います。

委員 女性センターまでの公共交通の手段が悪く、アクセスが不便であると思います。

委員 女性の就業率の高まりや、働き方が変化する中で、育休を取りやすい環境整備など、企業の協力も必要です。女性センターが、男性も含めた子育ての拠点となるとよいと思います。

委員 女性センターの2階の部屋は、改修の予定はありますか。

事務局 改修の有無や、どのように改修していくかを検討することが、今後の課題です。図書室があるのも大事なことですが、多くの方に本を手に取ってもらうことに意味があるため、図書室から図書コーナーに縮小するなどの検討も必要です。何かのきっかけで市の支援につながるような、そのための入口となるよう、今後の施設利用について考えていきたいと思います。

委員 施設内にカフェを設置することは可能ですか。

事務局 以前、市役所のロビーにカフェをとの考えもありましたが、様々な問題があり、実現できませんでした。このことを踏まえた上で、検討していきたいと思います。

委員 高齢者向けのイベントとして、高齢シングル女性の貧困問題を扱う企画や、介護を扱う企画があってもよいのではないかと思います。

議題2 その他

 特になし。

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは女性センターです。

鶴ヶ島市女性センター 〒350-2213 鶴ヶ島市大字脚折1922番地7

電話番号:049-287-4755 ファクス番号:049-271-5297

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