認知症は「身近な病気です」
現在、65歳以上の7人に1人が認知症と言われており、認知症の予備群の方と合わせると65歳以上の約4人に1人が認知症になると言われています。認知症は、誰でもかかりうる身近な病気であり、家族が認知症になるなど、誰もが当事者になる可能性があります。
認知症は早期発見・早期治療が重要です ~まずは、かかりつけ医に相談を~
認知症とは、脳の障害により、記憶や思考などの能力が徐々に低下し、日常生活に支障をきたす状態をいいます。認知症は、早期に発見し適切な治療や対応をすることで症状を軽くしたり、進行を遅らせることができます。
「おかしいな」と感じたり、ご家族が以前と違うなと感じたら、かかりつけ医やもの忘れ相談医(認知症の早期発見のため、患者さんやご家族の相談にのり、必要に応じて専門医へ紹介する医師)に相談しましょう。
認知症初期集中支援チームがサポートします
認知症になっても本人の意思が尊重され、住み慣れた地域で暮らし続けられるために、市では、認知症の人やその家族に対して、受診や介護サービスの利用、生活環境の改善などの早期診断、早期対応を行う「認知症初期集中支援チーム」を設置しました。チームは、専門の研修を受けた認知症専門医と保健師や社会福祉士等の医療・介護の専門職で構成されています。
市内で在宅生活をしている40歳以上の方が対象となります。
●認知症疾患の診断を受けたいが、うまく受診につながらない
●認知症による症状が強く、介護や対応に困っている
●認知症の方で医療や介護サービスを利用したいが、どうしたらよいかわからない
などのご相談は、お近くの地域包括支援センターまでご連絡ください。
状況に応じて、認知症初期集中支援チームと地域包括支援センターが連携して対応します。