「食事の準備が面倒で、つい同じメニューで食事を済ませてしまう」
「そういえば最近、病気でもないのに痩せてきた」
そのような傾向がある方は、「低栄養」状態になっているかもしれません。
低栄養を予防することは、フレイル予防につながります。
今まで肥満を防ぐメタボ予防を心がけていた人でも、シニア世代になったら、
低栄養を予防・改善して、フレイル予防に徐々に意識を変えていきましょう。
食生活のポイント
1. 1日3食バランスよく食べる
まずは、決まった時間に食事を1日3食とることからはじめてみましょう。
主食・主菜・副菜を揃えることが理想です。
こんな食事がつづいていませんか?
また、一度にたくさん食べられない場合は、間食を上手にとって補いましょう。
2.様々な食品をまんべんなくとる
合言葉は「さあにぎやかにいただく」
さ:魚 あ:油 に:肉 ぎ:牛乳 や:野菜 か:海藻 に
い:いも た:卵 だ:大豆 く:果物
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所 「食生活に要注意―高齢者の低栄養はキケン―」図8抜粋
3.たんぱく質を意識してとる
たんぱく質は、主に体の血や肉を作る役割があります。
たんぱく質は1食20g摂取が目標です。
主菜(肉・魚・卵・大豆等)だけでなく、実は主食や牛乳・乳製品にも含まれます。
食材を上手に組み合わせてたんぱく質を摂取しましょう。
たんぱく質の目安量一覧
※厚生労働省「食べて元気にフレイル予防」を参考に作成
こんなとき…
①食欲がないとき
食事のバランスなど気にせず、好きなものを食べましょう。
エネルギーだけでなく、食べる楽しさや満足感が得られ、栄養状態もよくなってきます。
飲み込む元気がないときには、のどごしの良い果物やゼリーなどを。
②食事作りが面倒なとき
市販の総菜やレトルト商品を使用してもOK。
フレイル予防の簡単レシピはこちら
③普段の食事に+αして
例えば…
フレイル予防の食育講座・料理教室
講座や料理教室を紹介します。