令和7年度第1回児童福祉審議会会議録

開催日時

令和7年7月11日(金曜日) 13時10分~14時20分

開催場所

女性センター 第二講習室

出席者

伊東委員長、鈴木副委員長、荒幡委員、萩原委員、林委員、有光委員、黒川委員、木村委員、寺島委員、三浦委員

欠席者

木戸委員、内野委員

事務局

円城寺福祉部長、平野こども支援課長、石川こども支援課主席主幹、飯塚こども支援課主幹

傍聴人

なし

議事

(1)第2期鶴ヶ島市子ども・子育て支援事業計画の実施状況について

<事務局>

資料1について事務局から説明。

<質疑応答>

委員
資料1の2ページの上表、②3号0歳と③3号1歳~2歳はそれぞれ不足しているが、今後の見込みをどう考えているのか。

事務局
保育所等では弾力的な運用をしており、実際に定員の20パーセント増までの児童を受け入れている。結果として、資料では不足しているとあるが、現在も11年連続待機児童はいない。
令和8年4月に、若葉台幼稚園と鶴ヶ島めぐみ幼稚園が認定こども園に移行する予定である。0、1、2歳児の定員も増加する予定であり、今後資料にあるような不足もなくなっていくものと見込んでいる。

委員
資料1の3ページについて、養育支援訪問事業の利用数が大幅に減少している。本来、支援が必要な人に、必要な支援が届いているのか心配である。

事務局
養育支援訪問事業について、育児・家事支援が子育て世帯訪問支援事業へ移行したため利用数が減少している。令和7年度は、こども家庭センターでも子育て世帯訪問支援事業としてしっかり取り組んでいる。継続してサービスを利用する家庭の減少も大きな理由である。
第1期こども計画では、現状を踏まえ、新たに養育支援訪問事業及び子育て世帯訪問支援事業の量の見込みと確保量を設定している。

委員
資料1の3ページ、要保護児童対策地域協議会ではどのような議論がされているのか。

事務局
要保護児童対策地域協議会は、庁内関係課及び医師会、警察、川越児童相談所などの関係機関に参加いただき、対応すべき家庭1件1件について検討する会議となる。
実務者会議は月に1回運営しており、各担当者が集まり、ケースごとに対応方針の検討や進行管理などを行っている。

委員
資料1の7ページの教育の支援について、スクールソーシャルワーカーを教育センターに配置し、学校と一緒に家庭訪問を実施するなど、学校としてはとても助かっている。
また、鶴ヶ島市の場合は、市費でスクールカウンセラーを学校に配置している。こどもたちの悩みを真正面から受け止めていただいており、とても助かっている。
資料1の5ページの学童保育について、計画値を大幅に超える実績値となっている。利用数について今後の傾向を伺いたい。

事務局
地域によって児童数の推移は異なる。児童数が減少傾向の地域もあれば維持できる地域もある。ただし、児童数を維持できている地域でも、5年程度で減少していくものと見込んでいる。

委員
保護者としてスクールカウンセラーには大変お世話になった。引き続き、スクールカウンセラーの全校配置をお願いしたい。
特に、小学校から中学校へ進学するときには環境が大きく変わるため、切れ目のない支援としてスクールカウンセラーをはじめ、先生たちにこどもたちをしっかり支えてほしい。

事務局
今のご意見は教育委員会の内容となるが、こどもたちのためという思いは同じである。関係部署と連携し、子育て環境、教育環境の充実を図りたい。

委員
資料1の4ページの子育て援助活動支援事業では、未就学児について計画値を大幅に超える実績値となっているが、十分な支援ができているのか。

事務局
本事業はNPO法人に委託している。資料のとおり利用者数と確保方策の数が同値となっており、必要な支援ができているものと考えている。

(2)こどもの居場所づくりについて

<事務局>

資料2について事務局から説明

<質疑応答>

委員
これから作ろうとしているこどもの居場所づくりと児童館との関係は。

事務局
これから作ろうとしているこどもの居場所は、あくまで現段階の想定だが、児童館のように職員がいて、イベントを多く実施するような施設というよりは、商業施設にあるキッズスペースのようなイメージを持っている。
また、市内に児童館が4館あるからこどもの居場所が充足しているとは考えていない。新たにこどもの居場所を増やしていきたい。その際に、西中学校や女性センターなど活用できる場所があるなら活用したいと考えている。

委員
資料2を見て感じたのは、コンパクトシティの考え方をもった施設だと感じた。色々な機能があって、色々な用件をこなすことができれば効率的でよい。
また、西中学校跡地を活用した複合施設では、老人福祉センターの機能が移転するということと、子育て機能が付加されることで、おじいちゃんとこどもが遊びに行ける、多世代交流が生まれるものと考える。家族で行ける場所になるとよい。

事務局
資料2を策定するに当たっては、庁内の関係課が参加する庁内会議で検討を進め策定した。本市のいくつかの公共施設は借地に立地している。複合施設の設置は借地解消の課題を解決するためという側面もある。

委員
複合施設の設置は相当なお金がかかると思う。将来の人口推移を見据えた施設活用をしっかり検討してほしい。
施設の用途に応じて、特定の年代が活用する施設もあれば、多世代で利用できる施設があってもよいと思う。
また、地域によって求められる機能があると思う。資料2では意見交換会などを実施しているが、こういった会に参加しないような人にもアンケートなどで市民意見を収集してほしい。

委員
家族でお弁当を持って、資料2にあるような施設に行けたら嬉しい。ただこども連れの場合荷物が多い。おむつやミルク、離乳食などをこういった施設で販売してくれれば子育て家庭は有難いと思う。
また、トイレの手洗いの際に、手洗い場の近くにこどもをのせておける場があれば、保護者は安心して手を洗うことができてよいと思う。

事務局
複合施設について検討する庁内会議でしっかり伝えていきたい。

委員
こどもは公園、市民センター、児童館をよく活用している。こどもたちが友達だけではなく地域の方々と触れ合いながら、そういったこどもの居場所にいることは学校としても安心できる。そういった場所が資料2の複合施設にあれば有難い。
昨年度は新町小学校の校長として、西中学校と新町小学校で小中連携教育の取組をしていた。新町小学校から西中学校まで歩いて行くのも時間がかかるが、学校再編に伴い、鶴ヶ島中学校まで歩くとなるとさらに時間がかかる。この複合施設を小中連携教育の場として活用できると有難い。
また、昨年度第1期鶴ヶ島市こども計画策定に伴い、新町小学校の児童にヒアリングを実施していただいた。引き続きこどもたちの意見を聞くことを検討していただき、こども施策に反映してほしい。

事務局
新しい複合施設には会議室を確保する予定だと聞いている。ぜひ小中連携教育でも活用してほしい。
また、行政だけでこども施策を考えるのではなく、市民の声を聞きながら検討していきたい。継続してヒアリングを実施したいのでご協力をお願いしたい。

委員
この複合施設に当保育園の園児を連れていきたいと思った。
今は、子育てに悩んでいる家庭が昔のように地域で相談できるような場所はない。この複合施設のような場所ができれば、保護者同士が交流でき、相談できる場になると思う。子育て家庭が足を運ぶことが多くなると見込まれるので、子育て支援相談室などを設置するのはいかがか。

事務局
今年度こども家庭センターを開設し、保健師と連携しながら、相談者に寄り添った相談支援に取り組んでいる。
こういった複合施設に、ご指摘の子育て支援相談室が必要なのか、また置くことができるのか、などを含めて検討していきたい。

委員
市の南の地域には様々な支援がないように感じている。こども食堂などもない。この複合施設に南の地域の市民も行くことができるように公共交通を充実させてほしい。

事務局
この複合施設を多くの市民に利用していただけるよう、公共交通の充実は必要だと考えている。担当部局にも訴えているところである。

委員
こういった複合施設は災害時の避難所にもなってくると思う。耐震など安全上問題はないのか。

事務局
現在、学校であり他の施設より耐震を含め安全な施設だから複合施設として活用するものと認識している。

委員
鶴ヶ島市は国道をはさみ、西側はさみしいと感じている。魅力ある施設をつくってほしい。

(3)その他

<事務局>

令和7年度以降のこども誰でも通園制度の利用需要と提供体制について事務局から状況を説明(質疑なし)。

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電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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