開催日時
令和5年10月5日(木曜日)13時30分から14時40分
出席者
小川郁男委員、田中秀世委員、平塚大委員、木村武志委員、小池真由美委員、岡野明和委員、藤岡利子委員
筋野裕右委員、今野利晴委員、佐々木玲子委員
欠席者
宮部文子委員、清水幸雄委員
事務局
健康部 田村部長
介護保険課 奥隅課長、矢吹主幹、長谷部主査
健康長寿課 木村課長、田中主幹、石川主幹、有路主査
計画策定業務受託者((株)ぎょうせい) 山岸氏、白井氏
議題
1 高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の取組内容について
・計画の基本的な考え方の骨子案について
・構成案及び施策体系案について
・高齢者福祉施策及び地域支援事業の見直しについて
2 令和4年度鶴ヶ島市地域包括支援センター事業評価について
3 その他
会議要旨
議題について、委員より質問・意見を聴取するとともに回答した。
議事概要
議題1 高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の取組内容について
事務局
(資料1から5に基づき説明)
議長
質問はあるか。
委員
介護人材の確保について、介護保険事業計画にずっと書き続けているが、現状を踏まえた打開策を検討しているのか。地域密着型サービスを運営している小規模な法人であると、人材の募集や雇用まで時間がかかっている。外国人労働者の雇用を検討してもうまくいかないことも多いと思う。そのあたりを今後、計画でお考えいただきたい。
事務局
外国人労働者の確保については、現在国を挙げて取組を行っているところであるが、一市町村がどこまでできるかが課題となっている。市としては、国や県の動きを注視し、できる範囲で取り組んでいきたい。その中で、どこまで計画に位置付けることができるかわからないが、検討の余地もあるので、何らかの形で掲載できればと考えている。
委員
第9期介護保険事業計画の基本理念に「共生」を追加したことについて、第8期計画策定の際にすでに「地域共生社会」という言葉があったが、あえて今回追加した理由は何か。
資料1の2頁に時代潮流が記載されているが、ここに記載されているヤングケアラーや高齢者世帯のみのいわゆる老々介護という課題が計画の施策や主な取組内容に掲載されていないのはなぜか。また、新型コロナウイルス感染症について、アフターコロナなど現在も影響があるにもかかわらず計画に全く触れていないのはなぜか。
資料1の4頁に「全国・県を上回るペースでの高齢化の進行」とあるが、第8期計画では高齢化の急激な進行について触れられていなかった。第9期計画の期間になっていきなり高齢者が増えているようにも取れなくはないが、いかがか。
事務局
第8期事業計画の61頁に「地域共生社会の構築」と記載されているが、「共生」という言葉が第8期計画策定の際にはまだなじみがなかったため、基本理念には入れていなかった。しかし、第3次地域福祉計画が令和4年に策定され、地域共生社会の実現に向けた取り組みをしていかなくてはならないということで、今回の基本理念に掲載することとした。
ヤングケアラーや老々介護を含めたケアラーに関して、資料に記載してはいないが、何らかの形で計画に掲載する予定である。また、老々介護だけでなく、介護をしている家族へどんな支援ができるかを今後考え、計画に位置付けていく予定である。新型コロナウイルス感染症の関係についても、アフターコロナなど感染症拡大防止に向けた取り組みを掲載する予定である。
高齢化の進行について、ここでいきなり数字が伸びているわけではなく、現在はそれほど多くないが、今後は全国平均を上回るペースで高齢化が進むのではないかということで、こういった書き方をしている。
委員
新規事業である補聴器の一部助成は、高齢者にとってとても助かるものとなるが、助成額はいくらを想定しているか。
事務局
対象者や助成額については、現在調整中である。
委員
資料1の4頁に家族介護支援の充実とあるが、これから高齢者世帯で介護を行っていくことが増えていき、いつかは限界を迎えてしまうと思うので、早めに手を打っていただきたい。
資料1の5頁にある、誰一人取り残さない包括的な支援とあり、それが実現できればとてもありがたいことである。しかし、親が高齢になり、家族に障害のある方がおられる世帯などの場合に、将来のことを色々考えてあげたらどうかと、声を掛けても、「大丈夫、最後は市役所が面倒見てくれる」と言われる。今後を見据えた現実的な包括的支援を充実させないと、市民は安心しないのではないか。
事務局
家族介護支援について、介護保険サービスを充実させることや介護技術を伝えることなど様々なことが想定される。市としても、介護保険サービスに限らず、地域支え合い協議会や見守りサービスなどのインフォーマルサービス等を含め、一緒に地域を作り上げることによって家族介護者を支えていきたいと考えている。
包括的な支援について、「市役所が面倒見てくれる」と考える方もいるが、市役所ができることは限られてくる。その中で、生活が立ち行かなくなってしまう前に、介護保険サービスや地域の見守りなどのインフォーマルサービスへつなげることが必要と考える。市は3年に1度「高齢者実態把握事業」にて個別に情報を収集し、地域包括支援センター等と連携しながら、誰一人取り残さない支援を実現したい。また、市役所や地域包括支援センターにも気軽に相談できるよう、相談先の周知啓発も進めていく。
委員
基本目標の3に「居場所」を追加したことについて、居場所のない方に対して居場所をつくるということなのか、一人暮らしの方に外に出てもらうためのものなのか、どういった意味合いの居場所を指すものか。
シルバーeスポーツとは、何を指すものなのか。
事務局
高齢者の居場所について、現在も進めているサロン活動や介護予防の通いの場を指すものである。
シルバーeスポーツとは、若者世代に普及しているeスポーツの高齢者版で、当市では、令和4年度よりぷよぷよeスポーツと太鼓の達人を実施している。これについては、第8期計画に位置付けていないが、令和3年度に実施した高齢者実態把握調査の結果に基づき、早めに手を打った取り組みである。令和6年以降も継続していくことから、第9期計画に位置付けるものである。
議長
他に質問がないようであれば審議を終了する。
議題2 令和4年度鶴ヶ島市地域包括支援センター事業評価について
事務局
(資料6-1から2に基づき説明)
議長
質問はあるか。
委員
圏域が4つあり、高齢化率はそれほど変わりない数字の記載があるが、今後急激に高齢化が進む地域はあるのか。
事務局
当市は面積が大きいわけではなく、山間部があるわけでもない。集合住宅における急激な高齢化の地域はあるものの、圏域全体で考えるため、明らかな差が出てくるとは考えていない。
議長
他に質問がないようであれば審議を終了する。
議題3 その他
議長
その他、事務局から何かあるか。
事務局
(次回審議会の開催について、口頭にて説明)
議長
質問等はあるか。質問等がないようであれば審議を終了する。
【審議会終了】