食育は健康の基本です
~「食べる力」=「生きる力」を育む~
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身につけ、
健全な食生活を実践できる力を育むことです。
人の一生の食事回数は、約9万回とも言われています。
その一つ一つの積み重ねが私たちの身体を作り、生活習慣病などとも密接な関係があります。
生涯を健康でいきいきと過ごすためには、子どもはもちろん、大人になってからも「食育」が重要です。
市では「みんなで創ろう未来の自分」を合言葉に、地域の皆さんと共に「食育」を推進しています。
日常生活でできる取り組みを紹介しますので、まずは一歩から始めてみましょう。
政府広報オンライン『「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう』参考
ライフステージに応じた食習慣
健康づくりの主役は、市民の皆さんです。
乳幼児期から高齢期まで、生涯を通じて、自分に合った健康習慣を見つけ、できることから取り組みましょう。
「第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)」ではライフステージ別の目標を掲げています。
乳幼児期(0~5歳頃)~保護者にできること~
乳幼児期は、身体が発育し、味覚をはじめ感覚機能、咀しゃく機能などの発達が著しい時期です。
家族や友達と一緒に様々な食の体験を重ねて、食べ物への興味や食べる楽しさを育み、
生活のリズムを身につけることも大切です。
□早寝・早起き・朝ごはんの生活リズムをつくろう。
□手洗いやあいさつなどの習慣を身につけよう。
□五感(味覚・嗅覚・視覚・触覚・聴覚)を刺激する食の体験により、健全な身体を育もう。
学童・思春期(6~19歳頃)
生活習慣や身体の基礎ができ、また、乳歯が永久歯に生え変わる時期です。
家族や仲間との関わりの中で、食に関する知識や体験を広げ、
健康や環境などに配慮した食を選択できる力を育むことが大切です。
□早寝・早起き・朝ごはんの生活リズムをつくろう。
□身体に良い料理を作り、選ぶ力をつけよう。
□食の循環(生産、加工、消費、廃棄)を理解し、食品ロスをなくそう。
おすすめレシピ「学校給食センター」
青年期(20~39歳頃)
就職などで生活習慣が変わり、ストレスや喫煙、朝食の欠食などの食生活の乱れによる肥満、
やせなどの健康上問題となる行動が蓄積される時期です。
自分の生活習慣を見直し、正しい知識をもち、健全な食生活を実践しましょう。
また、次世代の育成を担う時期でもあり、子供や家族にも望ましい食生活を伝えていくことが大切です。
□朝ごはんを食べよう。
□野菜から食べ、1日350g(小鉢5皿)の野菜を食べよう。
□新鮮で安全な食品や身体に良い料理を作り、選ぶ力と食品を使い切る工夫を身につけよう。
おすすめレシピ「血管若返りレシピ」
壮年期(40~64歳頃)
壮年期は、職場や地域、家庭において中心的な立場を担い社会的に充実した時期ですが、
生活習慣病が発症しやすい時期でもあり、過労やストレスが重なる世代でもあります。
生活習慣病予防のための正しい知識をもち、健全な食生活を実践しましょう。
また、子供や若い世代に望ましい食生活や食文化を伝えていくことも大切です。
□野菜から食べ、1日350g(小鉢5皿)の野菜を食べよう。
□薄味を心がけ、1日3食バランスよく食べよう。
□地域の行事食や家庭料理を次世代に伝えよう。
おすすめレシピ「血管若返りレシピ」
高齢期(65歳以上)
高齢期は、単身世帯も多く、孤食や加齢に伴う食欲の低下などで、栄養が不足になりがちです。
また、口腔の機能の衰えや、身体の変化が生じやすい時期です。
栄養(低栄養)以外にも口腔機能に注意し、自分に合った食生活の実践により、
健康を維持することが大切です。
さらに、積極的に社会参加をして、様々な世代の方と交流を持ち、次の世代に向けて、
正しい食の知識や行事食、郷土食などの食文化を伝えていくことも大切です。
□家族や知人と食事を楽しもう。
□1日3食欠かさずに、多様な食品を組み合わせて食べよう。
□地域の行事食や家庭料理を次世代に伝えよう。
おすすめレシピ「フレイル予防の簡単レシピ」「フレイル予防の簡単レシピ2」