ミャンマー選手団事前キャンプ受入・交流イベント「鶴ヶ島水かけまつり2019」が開催されました。「鶴ヶ島水かけまつり」は、ミャンマーの「ダジャン」と鶴ヶ島市の「脚折雨乞」というどちらも「水」に関連する伝統行事を融合したイベントです。
ミャンマー選手団のほか、駐日ミャンマー大使館からは、特命全権大使ご夫妻をはじめ、多くの大使館職員の方々にもお越しいただきました。
ミャンマー選手団は、大使館の方々が披露した民族舞踊を楽しんだり、消防車からの放水でずぶ濡れになりながら、市民の皆さんと一緒になって踊っていました。また、流しそうめんを体験したり、飲食ブースでは、ミャンマーの料理をはじめ、たこ焼きなど日本の料理も楽しんでいました。
帰国前日のこの日、事前キャンプの締めくくりとして、たくさんの市民の皆さんと交流でき、思い出に残る一日となりました。
日時
令和元年9月1日(日) 10時00分から16時00分
場所
鶴ヶ島市役所 特設会場
大使への感謝状贈呈式
令和元年9月6日をもって日本を離れることになったトゥレインタンズィン特命全権大使のために、鶴ヶ島水かけまつりの前に、感謝の意を込めて感謝状贈呈式を行いました。大使には、これまで、2020年に向けてミャンマーホストタウンの関係や鶴ヶ島市とミャンマーとの交流にご尽力をいただきました。
オープニングセレモニー
オープニングセレモニーでは、トゥレインタンズィン特命全権大使から祝辞をいただきました。その中で、「ミャンマーの水かけは前の年の悪いものを流し、新しい年を迎える意味がある。水かけを通じて仲良くなれる。ミャンマーと鶴ヶ島の皆さんとの友情と幸せを深めることができると思う。」と日本語で挨拶をされました。また、ミャンマーの水かけまつりに習い、来賓同士で小枝を使って水をかけ合いました。
また、鶴ヶ島で過ごす最後の日として、たくさんの市民の皆さんと交流できるように、ミャンマー選手団の紹介を行いました。
オープニングセレモニー後、ミニ龍蛇によるウォーターパレードも行われ、選手団は子どもたちと手をつなぎながら、鼓笛隊、ダンス隊とともに会場をまわり、イベントを盛り上げました。
流しそうめん
選手団の皆さんは、日本の夏の風物詩でもある”流しそうめん”を体験しました。
ダンスステージ
特設ステージでは、大使館チームがミャンマーの民族舞踊を披露したり、子どもたちとミャンマーの方々が一緒になってダンスを踊ったりしました。
昼食を通じた食文化交流会
「鶴ヶ島水かけまつり2019」の当日、食文化交流会を行いました。ホストタウン応援店の皆さんの協力により、ミャンマーと鶴ヶ島の食材をコラボした「ホストタウン料理」で選手団や大使館の皆さんをおもてなししました。また、大使館の方々もミャンマー料理を作って持ってきてくださり、テーブルに彩を添えてくれました。
ダジャン(水かけ)
ダジャンタイムでは、市民やミャンマーの方々が水をかけ合い、子どもから大人までみんながびしょびしょになってダジャンを楽しみました。 選手団の皆さんもダジャンを楽しむとともに、市民との交流を深めたひとときとなりました。
飲食・物販ブース
飲食・物販ブースでは、都内などで営業をされているミャンマー料理店や各種団体に出店をしていただきました。
選手団の皆さんや来場者の方々はミャンマー料理や日本ならではの屋台などを楽しむとともに、民芸品などに触れ、”ミャンマー”と”日本”それぞれの文化を体験できる一日となりました。
タナカ(ミャンマーのお化粧)の体験
今泉記念ビルマ奨学会のご協力により、ミャンマーの伝統的なお化粧「タナカ」の体験コーナーを設けていただきました。「タナカ」とは、柑橘系の木の皮をすずり状の石板ですったものを、顔や手に塗るミャンマーのお化粧です。