鶴ヶ島市・ミャンマー ホストタウン登録
東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、平成29年に鶴ヶ島市がミャンマー連邦共和国の「ホストタウン」として正式に登録されました。ミャンマーを相手国としたホストタウンの登録は、国内で初めてとなりました。
第4次登録の概要 (東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部ホームページ)
交流事業の取組
ホストタウン交流事業の主な取組を掲載しています。
年 |
取組内容 |
2017 (平成29年) |
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2018 (平成30年) |
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2019 (令和元年) |
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2020 (令和2年) |
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2021 (令和3年) |
※東京会場が無観客開催となったことにより中止。 ※選手の受入れを伴う事業も実施しませんでした。 |
「ホストタウン」とは
東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により、多くの選手・観客等が来訪することを契機に地域の活性化等を推進するとともに、事前キャンプの誘致等を通じて、大会参加国との人的・経済的・文化的な相互交流を図ることを目的とした国の制度です。
ミャンマーってどんな国
ミャンマー連邦共和国は、インドシナ半島の西部に位置し、ラオス、タイ、中国、インド、バングラデシュに囲まれた国です。人口は約5,100万人で、国土は日本の約1.8倍あります。以前は「ビルマ」と呼ばれていました。『ビルマの竪琴』という小説や映画の舞台として知られています。また、1991年にノーベル平和賞を受賞したアウン・サン・スー・チーさんの国としても知られています。
(地図出典:外務省)
登録決定の経過
市では、今泉記念ビルマ奨学会によるミャンマー連邦共和国からの留学生に対する支援をはじめ、鶴ヶ島市国際交流協会が中心となって、市民から寄附された文房具をミャンマー連邦共和国に贈る支援活動が続けられるなど、以前からミャンマーとの交流が行われています。
このため、今泉記念ビルマ奨学会、スポーツ施設を持つ学校法人城西大学と連携し、ホストタウンの登録を目指してミャンマー大使館と協議を進め、平成29年7月7日にミャンマー連邦共和国のホストタウンとして正式に決定されました。
今後の取り組み
今後、市が主体となって実施する事業の予定はありませんが、ホストタウンの取組を契機として生まれた新たな交流も含め、引き続き民間レベルの交流を支援していきます。
今泉記念ビルマ奨学会
鶴ヶ島市に所在する奨学会で、会長である今泉清詞氏が私費を投じてミャンマーからの留学生に対する支援を続けています(年額数十万円の奨学金を19年間で178人に支給)。支援を受けた留学生は世界各地で活躍しており、奨学会では、同国での図書館建設、寺子屋での英語教育支援などの活動も行っています。
学校法人城西大学との連携
城西大学では、ヤンゴン外国語大学との学術交流などにより、ミャンマーからの留学生の受入れを進めています。また、市では、城西大学と相互連携協力に関する協定を締結しています。このため、市では、ミャンマーと親交のある城西大学と連携・協力しながら、大学のスポーツ施設を使った強化合宿や大学生との合同練習、留学生との交流事業などのホストタウンの取組を進めてきました。