◎国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)
近年、特定健康診査の実施、診療報酬明細書(レセプト)等の電子化の進展等により、医療保険者が健康・医療に関する情報を活用して被保険者の健康課題の分析、保健事業の評価等を行うための基盤整備が進んでいます。
こうした中、平成25年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」において、すべての健康保険組合に対して、レセプト等のデータ分析、それに基づく加入者の健康保持増進のための事業計画として「計画」の策定・公表・事業実施・評価等の取り組みを求めるとともに、市町村国保が同様の取り組みを行うことを推進するとされました。
このような背景を踏まえ、「保健事業の実施等に関する指針」(厚生労働省告示)の一部を改正し、保険者(市町村国保)等は健康・医療情報を活用し、PDCAサイクルに沿った効果的で効率的な保健事業を行うための保健事業の実施計画(データヘルス計画)を策定し、保健事業の実施・評価・改善を行うものとしています。
◎第3期特定健康診査等実施計画
急速な高齢化の進展に伴い、疾病構造も変化し、疾病全体に占める、がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割合は増加し、死亡原因においても生活習慣病が約6割を占め、医療費に占める生活習慣病の割合も国民医療費の3分の1となっています。
鶴ヶ島市は、平成20年度より「鶴ヶ島市特定健康診査等実施計画」を策定し、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健康診査、特定保健指導を実施してきました。平成25年度から平成29年度を計画期間とする第2期実施計画の終了に伴い、第3期実施計画を策定しました。
◎国民健康保険保健事業実施計画と第3期特定健康診査等実施計画の関係性
データヘルス計画は、保健事業の全体計画であり、特定健康診査等実施計画は、保健事業の中核となる特定健康診査、特定保健指導の具体的な実施方法等を定める計画です。両計画は相互に連携して策定することが望ましいとされており、計画期間を同じくするため、一体的に策定しました。
問い合わせ先
健康福祉部 保健センター 電話049-271-2745
健康福祉部 保険年金課 電話049-271-1111(内線171・172)