ひったくり
主な手口や特徴
- 被害者のほとんどが女性です。
- 後ろから来たバイクの犯人に、自転車の前カゴに入れてあったバッグをひったくられる、路上側に持ったバックをひったくられるというのが典型的なパターンです。
- 犯人の大半はバイクを利用しています。
被害を防ぐためには
- 自転車の前カゴに防犯ネットや防犯カバーを取り付ける。
防犯ネット等は、簡単で効果も高い基本的な対策です。いざという時はバッグの上に上着や雑誌を乗せましょう。 - 常に車道と反対側にバッグを持つ。
少し面倒ですが、持ち替えの習慣をつけましょう。 - 大金を持ち歩かないようにする。
銀行から出てくる人を狙う例もあります。
銀行内で用事(送金など)をすませるように心がけましょう。どうしても大金を持ち出す必要がある場合は、複数で行動したり、自動車を利用したりしましょう。 - 人通りの多い明るい道を歩く。
人通りの少ない道や深夜・早朝など、人目がなくなる場所・時間帯は、特に注意が必要です。
路上強盗
主な手口や特徴
- グループで男性を襲う、いわゆる「おやじ狩り」が発生しています。
- ひったくりの際、抵抗したために暴行を受ける場合もあります。
被害を防ぐためには
- 人通りの多い明るい道を歩く。
夜遅くなる時は、タクシーを利用するなどしましょう。
ほろ酔い気分の帰り道などは、注意力が散漫になりがちなものです。気を付けましょう。 - 犯人に目をつけられないように注意する。
高価なものを目立つように持ったり、財布のありかがわかる持ち方をしたりすると、目を付けられやすいので避けましょう。また、大金を持ち歩かないようにしましょう。 - 自転車の前カゴに防犯ネットや防犯カバーを取り付ける。
自転車のハンドルにバッグの持ち手をかけると、ひったくられた時に転倒して思わぬケガをすることにもなりかねません。必ず防犯ネットを付けましょう。
乗り物盗(自転車盗・オートバイ盗)
主な手口や特徴
- 乗物盗(自転車盗・オートバイ盗・自動車盗)は、窃盗全体の4割近くを占めるほど、多発しています。最も多いのは、自転車盗(8割以上)です。次いで、オートバイ盗(約1割)、自動車盗(1割弱)の順になっています。
- オートバイ盗では、大半が施錠されていたのに被害にあっています。
- 自転車盗・オートバイ盗は、罪の意識がうすい犯行が多い罪種でもあります。
- 自転車盗は、自治体などの無料駐輪場からの被害が多くみうけられます。
被害を防ぐためには
まずは狙われないようにすることが大切です。コンビニでの買い物など、わずかな時間でも必ず施錠しましょう。
U字ロック、ワイヤー錠なども取りつけ、ツーロックにしましょう。
- 路上放置・違法駐車をしない。
管理が不適切な車両は、狙われやすくなります。
また、放置自転車や違法駐車の多い地域は、犯罪者に目を付けられやすい地域でもあります。 - 管理の行き届いた駐輪場を選ぶ。
管理人がいる、明るく周囲からの見通しが良い、防犯カメラ・センサーライト等の防犯機器が整備されている、など、管理の行き届いた駐輪場を選びましょう。
自宅敷地内でも気を抜かず、ツーロックに心がけましょう。
オートバイは車体カバーも効果的です。 - 防犯登録をする。
自転車やオートバイを購入した時は、必ず防犯登録(自転車は自転車防犯登録、オートバイはグッドライダー防犯登録)をしましょう。
窃盗被害にあった場合でも、登録番号の照会ができ、発見された場合の手続きも早くできます。
乗り物盗(自動車盗)
主な手口や特徴
- キー付きの場合は、会社の駐車場や店先、工事現場などに止めた車の被害が多く見受けられます。
- ロックされている場合は、自宅の車庫などが多く組織的な犯罪の可能性が高いです。
- 高級車種や人気車種など、狙われやすい車種もあります。
- 外国への不正輸出を専門とする窃盗団も存在します。
- タイヤなど、部品を盗まれる被害も多発しています。
被害を防ぐためには
- 車から離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ドアロックする。
- 窓は完全に閉める。
- スペアキーを車体につけたり、車内に置いたりしない。
出来心の犯行を防ぐには、狙われないようにすることや、簡単に移動(発進)できないようにすることが、まず大切です。 - イモビライザー、防犯アラーム、ハンドルロックなどを装備する。
狙われやすい車種もあります。自動車用品店などで、防犯機器の装備について相談してみましょう。
※イモビライザーとは、エンジンキーに埋め込まれているトランスポンダー(送信機)のIDコードと車両本体内の電子制御装置にあらかじめ登録されたIDコードが一致しないと、電気的にエンジンが始動しないシステム - 管理の行き届いた駐車場を選ぶ。
管理人がいる、明るく周囲からの見通しが良い、防犯カメラ・センサーライト等の防犯機器が整備されている、など、管理の行き届いた駐車場を選びましょう。
自宅の駐車場でも気を抜かず、しっかり管理しましょう。
車体カバーも効果的です。
車上ねらい
主な手口や特徴
- 被害の半分がドアロックされていたのに被害にあっています。
- 窓ガラスを破壊する手口や、合鍵によりドアを開ける手口などがあります。
- 座席に背広・上着・カバンなどを置いたままにすると、金目のものがあると思われ、狙われやすくなります。
被害を防ぐためには
- 車から離れる時は必ず窓を完全に閉め、ドアロックする。
- 車の座席に上着やカバンなどを放置しない。
- 車内に小銭を置かない。
- 管理の行き届いた駐車場を選ぶ。