令和4年度第3回鶴ヶ島市環境審議会

開催日時

 令和5年1月30日(月曜日)10時00分~12時10分

場所

 市役所第2委員会室

出席者

 小瀬博之委員、井元りえ委員、上領園子委員、柏木美之委員、末永智子委員、三浦淳平委員、前田則義委員、仲田真理子委員、島崎洋委員、小峰宏仁委員、岡本春美委員、堀口郁子委員、田村潤一郎委員

欠席者

 増田潔彦委員

事務局

 白井市民生活部長、永井生活環境課長、小峰生活環境課環境保全担当主幹、北沢環境保全担当主査

傍聴人

 なし

議事

第3期鶴ヶ島市環境基本計画【計画素案】について

質疑応答

議長 第3期鶴ヶ島市環境基本計画【計画素案】の説明に対し各委員の質問や意見を伺います。

委員 温室効果ガス排出量の削減目標を国の50%に倣う必要はないのではないか。電気契約を変えることで60%の削減も可能ではないか。

事務局 温室効果ガス排出量の削減目標については50%削減を上回る目標をたてています。

委員 p.43 再生可能エネルギー導入の推進に関しまして、基本的にはよろしいかと思います。ただし昨年末に採択された「昆明・モントリオール生物多様性世界枠組」に、「自然に根差した解決策で気候変動の緩和と適応を推進し、気候変動対策による自然破壊を最小化する」旨の行動目標(8)があり、これが2030年までの世界全体の目標になります。よりはっきりと再生可能エネルギーによる自然破壊を最小化することを明記していただければと思います。

事務局 市といたしましては土地所有者の権利の観点もありますので、今のところ設置に対する規制等の検討は行っていない状況です。 p.43の事業者の取組に再生可能エネルギーの導入に当たっては大きな自然破壊とならないよう配慮しましょう。と記載を追記します。

委員 全体の方針として記載はできないのか。

議長 p.33の計画の体系で望ましい環境像の実現のために5つの目標が分かれている。各目標との兼ね合いをどのように盛り込むか、ご検討いただければと思います。

委員 p.3計画策定の背景に生物多様性が入っていない。

議長 p.33の計画の体系につながる背景につなげていただけると良いと思う。

事務局 背景を調整し修正します。

委員 第4章の中に目標年度2030年度と2032年度があるが、どちらが正しいのか。

事務局 温室効果ガス削減量に関する目標は2030年度でそれ以外は2032年度です。

議長 p.55の表の目標年度は令和12年度で良いのか。

事務局 誤植です。令和14年度となります。

委員 各表の現状値の時点を示すべきではないか。

事務局 時点の記載をさせていただきます。

議長 p.49の現状値539g/人日はp.22から算出できるのか、わかるように記載していただくと良いと思う。

委員 p.68の森林面積は鶴ヶ島市のものか。

事務局 埼玉県所有の森林簿に基づく鶴ヶ島市の面積です。

委員 p.24の(2)樹林地の状況の樹林地面積とp.68の③吸収源のグラフの面積68.17haと上の■地目別土地利用割合の山林5.1%を市の面積で計算すると87haとなる。この違いは何か。

事務局 p.24の■地目別土地利用割合は固定資産税の課税地目の割合となっています。各面積の定義を追記させていただきます。

委員 p.4の(4)鶴ヶ島市の動向の3段落目に突然「ごみ」の内容が出てくるのは唐突感がある。

事務局 表現方法を検討します。

委員 p.22の(1)廃棄物の状況のなかで、ごみの排出量の記載があるが、3段落目に「近年は増加傾向を示しています。」とあり、4段落目で「大幅な減少が見られました。」とあり矛盾した表現となっている。

事務局 内容を再確認し修正します。

委員 p.43再生可能エネルギーの導入の推進とあるが、具体的な施策がないと難しいのではないかと思う。

事務局 令和5年度以降、導入推進に向けた施策を検討しています。

委員 計画目標の達成のため、市民の啓発につながるチラシなどもあると良いと思う。

委員 用語集を付けたほうが良いと思う。市民の取組につながるような計画であってほしいと思う。

事務局 準備は進めており、参考資料として追加します。

委員 外来植物の駆除には環境団体などとの連携が必要ではないか。

事務局 私有地の関係があり難しい状況です。

議長 外来種に対する知識の周知も大切であると感じる。

委員 p.2の図とp.3の図をp.2に並べて記載し、p.3の⑵を「国際的な動向」とし、SDGs,、温室効果ガスに係るCOPを記載し、生物多様性条約を記載するかたちにしたらよいのではないか。p.33の3計画の体系の基本目標の中にそれぞれSDGsの番号を追記してはどうか。SDGsの17番のパートナーシップは全てに関わるものであるためp.37以降の取組指針には全て17番のロゴを入れる。p.56の「人の交流が豊かなまちをつくる」には3、6、7、9、10、11、13,14、15、17のロゴを入れてはどうか。

事務局 追記します。

議長 SDGsは2030年までの目標になるので、計画期間の途中で変更の必要がある。

委員 p.4の⑶地球温暖化を巡る国内の動向に環境省で出している2050年までのグラフ図を乗せてはどうか。

事務局 追加掲載します。

委員 p.68の3段落目「本市の温室効果ガスは、家庭部門や運輸部門など市民生活に密着した活動量からの排出量が多くなっており、」とあるが、読み方がわからない。

事務局 「多くなっており、」を「多くの割合を占めており、」と修正します。

委員 この計画を市民が知る機会を作って欲しい。

委員 環境基本計画を学校で取り上げてもらったらどうか。

事務局 来年度、環境問題に係る講演会の開催及び環境に係るチラシを作成し配布、市ホームページへの掲載等を予定している市民ひとりひとりが環境問題に取り組んでいただくことが大切と考えており、来年度啓発事業を進めようと考えています。

議長 全般的なレベルが上がるような計画であって欲しいと思う。

委員 データ社会の中でデータでの啓発も考えては良いのではないか。

事務局 市のホームページ等への掲載は考えています。

委員 広報は貴重な情報源なので、広報に環境の情報を載せていただくと良い。

事務局 来年度は広報全号で環境の記事を掲載することを調整しています。

委員 COP3の時に環境家計簿が話題になった。各自治体で作ったカレンダーに今月の目標が乗っていた。これもヒントになるのではないかと思う。

委員 p.48に「使用済小型電子機器等の再資源化の啓発を図ります。」とあるが、啓発だけでなく、具体的な仕組みを検討していただきたい。

田村委員 実際に集積所に出された小型家電等につきましては、保全組合の方で処理を行っています。中間処理をかけ金属類、プラスチック類等に分け再資源化を行っています。p.48の取組は呼びかけでの啓発ということです。

委員 化学物質過敏症が問題となっている。化学物質の記載がないが。

事務局 柔軟剤については一般に販売されているものであり規制はありません。生活臭の苦情に関しては規制がないため、「市に相談がありました。」と伝えるまでで指導等はできない状況です。

委員 基本計画の中では柱となる部分を示し、行動計画、実施計画の中で細かい内容を決めていったらと思う。

委員 化学物質過敏症の問題については、このような症状を持つ人が存在することを周知することも大切かと考えている。

議長 二酸化炭素の記載が「CO₂」と「CO2」が混在している。

事務局 CO₂に統一します。

議長 p.39【事業者の取組】の中の「埼玉県生活環境条例」は「埼玉県生活環境保全条例」である。

事務局 「埼玉県生活環境保全条例」に訂正します。

議長 今後、今日の指摘内容、パブリックコメントを経て修正されると思います。

委員 鶴ヶ島市ゼロカーボンシティ宣言は大事である。ぜひ行って欲しい。

事務局 手続きを進めています。

議長 以上で審議を終わらせていただきたいと思います。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生活環境課です。

鶴ヶ島市役所 2階 〒350-2292 鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1

電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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