エボラ出血熱とは
エボラウイルスによる感染症です。現在も西アフリカ地域では流行が続いています。エボラウイルスに感染すると、2日から21日(通常は7日から10日)の潜伏期間の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状が出現します。ついで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。
現在、エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療はないため、患者の症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。
どのようにしてうつるか
エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物、排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。
空気感染はしないといわれており、一般的に、症状のない患者からは感染しません。
エボラ出血熱は、インフルエンザなどとは異なり、主として患者に直接接触することにより感染することから、冷静な対応をお願いします。
流行地域に渡航し帰国した後、1か月程度の間に発熱した場合には、万一の場合を考え、保健所(鶴ヶ島市の場合は坂戸保健所)に連絡し、保健所の指示に従うようにしてください。
情報提供
下記のリンクにより情報提供しています。
エボラ出血熱について(外部リンク・厚生労働省ホームページ)