当日は95人の方の来場がありました。
ゼロカーボンへの行動変容を促すきっかけづくりとして、講師が長年撮影してきた海の映像を投影しながら、海で起こっている海洋ゴミの問題、地球温暖化の影響によるサンゴ礁の白化・磯焼けなどによる漁獲量の減少が、私たちの生活に起因することを学びました。
参加者アンケートでは、「地球の現状、今後起こりうることなどを知ることができ、大変勉強になった。」「子供たちへ美しい地球を残していくために、できることから実践していきたい」などの感想があげられました。
また、開催にあわせて、市内で活動する環境団体が「私たちは環境をどう守るか」と出し、地球温暖化による気候変動についてのパネル展示を実施しました。講師・来場者からご好評をいただきました。
開催の趣旨
市では、令和5年3月20日にゼロカーボンシティ宣言を行い、同年3月末に環境基本計画を改定し、ゼロカーボンへの取組を進めています。
令和5年度は、ゼロカーボン元年として、市民1,000人でヘチマを育てて、緑のカーテンを作ることにより環境意識の啓発、省エネに繋げる「ヘチマ・プロジェクト」、省エネの家電への買換えを補助する「セロカーボン推進補助金」、ゼロカーボンに取り組む事業所を応援する「ゼロカーボン推進店制度」等を実施してきました。
そういったことを踏まえ、取組を加速するために、海の中から地球が見えると題し、講演会を実施しました。また、当日は、本テーマに関係する市内で活動する環境団体の展示を併せて実施しました。
講師:武本匡弘(たけもとまさひろ)氏について
プロダイバー、環境活動家。1985年ダイビング会社設立。1999年特定非営利法人「パパラギ海と自然の教室」設立。これまで延べ70を超える小・中学校、高校、大学において、環境授業などを行ってきた。2015年より気候変動・海洋漂流ゴミ探査・国際交流等を目的に太平洋航海プロジェクトを開始。自ら操船するヨットで、日本~マーシャル諸島~ミクロネシア海域を航海、海の変化等を見てきた。現在、各地で報告会、写真展などを開催。2019年「エコストア・パパラギ」を藤沢市に開設。日本サンゴ礁学会会員/(公財)第五福竜丸平和協会協力会員
オーストラリア・グレートバリアリーフで進むサンゴ礁の白化
2012年の写真 | 2016年の写真 |