令和4年度第1回鶴ヶ島市健康づくり推進協議会会議録

日時

令和4年7月1日(金曜日)14時00分から16時00分まで

場所

市役所503・504会議室

議題

議事1 会長、副会長の選出
議事2 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の取組状況について
議事3 令和4年度の健康づくり事業について
議事4 その他

出席委員

石井雅章委員、久保彰子委員、荒井和子委員、佐久間眞理子委員、末成隆子委員、島村美惠子委員、川上和江委員、森裕子委員、澤香代子委員、佐々木亨委員

欠席委員

なし

事務局

健康部 長島部長
健康長寿課 木村課長、藤野主査、山本主任保健師、額賀管理栄養士

配布資料

資料1 鶴ヶ島市健康づくり推進協議会(附属機関)委員名簿
資料2 鶴ヶ島市健康づくり推進協議会条例
資料3 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の取組状況
資料4(追加)令和4年度の健康づくり事業について

公開・非公開

公開

傍聴人数

0人

会議の内容

議事1 会長及び副会長の選出

会長に佐々木亨委員、副会長に佐久間眞理子委員を選出した。

議事2 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の取組状況について

会長
これより議事2「第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の取組状況について」を議題とする。まず、事務局から説明をお願いする。

事務局
資料3-①第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)令和3年度取組まとめ、資料3-②令和3年度取組一覧表、資料3-③令和4年度新規取組一覧表について説明。
後期計画の指標に、最終目標の健康寿命の延伸が加わり、この目標値には、埼玉県の衛生研究所が算出している65歳以降の健康寿命を使用している。今年度公表された健康寿命は男性17.87歳、女性20.83歳である。この数値を前期計画と同じ方法で達成率を算出し評価したところ、女性はABCのうち、A、改善したという評価となった。男性については健康寿命の変化はなかった。
直近時値による達成率を算出し評価したところ、女性の健康寿命はAで改善、男性の健康寿命の変化はなかった。
身体活動分野欄のラジオ体操実施団体は1団体増えたことにより評価はA、また、令和4年4月から6月にかけて3団体増えたため来年度も評価はAの見込みである。
食生活・食育分野欄の朝食を欠食する人の割合の評価は悪化のCとなった。
健康診査の充実欄の特定健康診査の受診率はC、肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、乳がん検診及び子宮頸がん検診の受診率についてもCとなった。令和2年度の実績のため、総じてコロナ禍の影響が大きかったと考えられる。

会長
資料についての評価や感想、各委員が日頃関わっている事業、取組の中で気が付いた点など、ひとりずつ意見を伺う。

委員
今日朝から11時半ぐらいまで、市民の森でターゲットバードゴルフをして来た。30数名の会員のうち20名ほどの参加であった。林の木洩れ日の中で実施しているが、気温が高くて大変だった。各チームに分かれて疲れや喉の渇きを感じた時、休憩をとるようにした。70歳前後から82,3歳の方の集まりだが、今まで新型コロナウイルスにもインフルエンザにもかかった人はいない。樹木と空気がいいのかもしれないが、皆さん本当に健康で元気である。

委員
地域支え合い協議会では、7月の夏休みに子どものパン教室を計画しているが、コロナの影響で実施できるかどうか分からない。9月には、敬老の日のつどいを4,5回に分けて小規模で実施する予定であるが、こちらもコロナの影響ではっきりとしたことが分からない状況である。

委員
食べるということは生きる力、子どものうちから、しっかりと食べて生きて行ける人になってもらいたいという願いがあり、NPO法人カローレの事業を行っている。
食は色々な年代に必要かもしれないが、小さければ小さいうちからきちっと伝えていくのが大事だと感じている。
子どもの食にも目を向けていただきたいと思う。意外に、食は当たり前のことで普段食べているから大きく関心を持ってないのか、忙しさのためか、保護者がなかなかしっかり意識することがないような気がする。
1,2歳でもちょっとしたことで食への興味を示すので、食を大事にしていく大人になっていってほしいと思っている。

委員
健康診断やがん検診の受診率が下がった点に関して、歯周病健診等の会場でも、定期的に歯科医院へ検診に行っていたが、コロナの影響でここ2年ぐらい行っていないという人が多く見られる。
市町村で実施している健康まつりはここ2年中止のところが多い。今年になって開催する市町があっても内容は縮小され、歯及び口腔の実技指導はできず相談のみしかできない状況である。

委員
ラジオ体操の普及率はかなり増えてきた。今まで、ラジオ体操参加者は高齢女性が多かったが、定年後の男性や独り身の男性の参加が増えている。
ターゲットバードゴルフやシルバーeスポーツなど、色々な情報が出ているが、自分のしていることしか分からないことが多い。各所管の案内を通して情報を見るのではなく、一覧になっているものがあれば、色々な人が積極的に選ぶことができて参加できるのではないかと思う。
また、ラジオ体操指導者資格取得に関して、市からの支援はなく、自分達の気持ちだけで錦糸町会場の指導者講習会に参加している。そのため、なかなか受けに行く人がいない。資格取得の制度化とまではいかないが、小学生の参加増を図る動きもあるので、全体的に深く捉えて何かできれば、ラジオ体操がさらに普及するのではないか。

委員
食生活改善推進員協議会は、食を通じた健康をメインテーマとしているが、ここ2年間ほど、コロナ禍で料理実習や皆で集まることが殆どできなかった。昨年暮れから現在にかけて、講話のみは行うことができた。今年度は、料理教室を少しずつ行っていこうと思っている。コロナ感染状況を踏まえながら、マスク着用、人数制限をして回数を増やす、黙食あるいは他の食事方法などを検討中である。
以前、健康づくり推進協議会委員から提案いただいたオンライン開催については、まだ食生活改善推進員協議会にスキルがなく難しいが、挑戦していけたらと思っている。
また、体操に通って来ている高齢者で、筋力がなくなった、動きが鈍くなった、友達と会うのがなんだか面倒くさい等、話している人が多い。ただし、教室に来ている人の話であり、そういう会場に来られない人や来ない人はもっと深刻だと思われる。食も落ちるし、表情も元気がなくなってくる。そういう人達が、共食ができる場に足を運べる状況ができたらよいと思っている。

委員
新型コロナウイルスの主な感染源は、今、分かっていることに関しては、飛沫と空気感染と言われている。対策としては、せっけんを使った丁寧な手洗い、マスクや換気が必要かと思う。
基本的には、感染に注意しながら今までの生活を少しずつ取り戻す方向を考えることが、色々な業界において今年の大きなテーマになるのではないかと思う。そういったことを決めていく中での情報源としては、厚生労働省や埼玉県が発信をしているものを活用してほしい。

委員
資料3-①の直近時値欄が空欄となっている指標の評価が、最終的に変化なしのBや悪化のCになってしまうと、各事業評価欄でAやBになっている実施事業は導きたかった結果には結びついていないことになるので、相関関係をよく確認する必要がある。後期計画策定時は、前期計画とのつながりがあり指標をあまり変えられなかったが、第3次健康づくり計画策定時は、指標の設定を全面的に考える必要がある。
また、新型コロナウイルスとは別の感染症が来るのは避けられない時代なのではないかと思う。その時に、今回のコロナ禍を経て、新たな感染症の毒性を見ながら社会活動を戻していくノウハウが行政の中でも必要になってくる、できるだけ社会活動ができるようにするためにはどうしておけばいいのか考えておく必要があるのではないかと思う。
先ほど、食べることが生きる力、という話があったが、本当にその通りで、食べること自体、力が要る。学生なども見ていると、サラダチキン、ささ身だけかじっていて、食べる力がないと感じる。年齢が高い人ほど、食べることによって力を使うことに慣れているので食べる力がある。食べる力をキーワードに何かをやっていく必要があると思った。
また、壮年世代が最初にフレイルを実感できるのは口腔だと自分自身でも分かるので、気にしなくてはいけないフレイル認知度が低い人に、口腔をきっかけに参加してもらうのはとても大事だと思う。
検診受診率を上げるのは難しい。検診受診と健康寿命延伸の相関性があるということをデータで出せれば、受診率向上につながるのではないか。
また、前期計画で、連携団体を増やして横串にするという観点があった。ラジオ体操など、団体登録されているところから指導者を育成する支援をしたほうがいいのではないか。何のために団体を登録するのかということがあると思う。登録したからには2級でもいいので指導者資格取得を促し、その中から1級を取得する形で、少なくとも交通費か何かが支給されるということになったらすごく連動してくるのではないかと思った。
それから、コロナ禍の自粛生活で元々持っていた抵抗力が相当落ちている人間がこれからまた外に出て行く。抵抗力が落ちているという自覚を持って。ではどのように生活をしていこうかという情報発信の仕方はとても大事である。

会長
スポーツやレクリエーションの指導者の育成は重要である。指導者を通じて普及活動が広まってくる。ラジオ体操や、歩くという行動だけでも、専門知識が必要な部分があると思う。指導者を育成するしくみが何か必要だと強く感じる。

議事3 令和4年度の健康づくり事業について

事務局
資料4(追加)令和4年度の健康づくり事業について説明。
6のデジタルの活用による健康づくりの支援に挙げたeスポーツとは、エレクトロニックスポーツ、電子スポーツの略語で、コンピューターゲームを競うものである。
シルバーeスポーツは、記憶力や運動機能が低下した高齢者や、体の不自由な人もできる運動で、家庭用ゲーム機を使うため、気軽に始めることができる。高齢者の健康づくりにデジタルを活用することにより、外出する機会、社会的なつながり、世代間交流を創出し、デジタルデバイド、情報格差の解消、介護・フレイル予防を目指している。
シルバーeスポーツに取り組むきっかけは、昨年度実施したアンケート調査で、高齢者がうつ傾向になっている可能性があることが判明したためである。生きがいづくり、仲間づくり、社会参加を目的に、6月から体験会とスマホ教室をセットにして始めたところである。家庭用ゲーム機で、ぷよぷよeスポーツと、太鼓の達人というソフトを用いて楽しんでいただいている。
シルバーeスポーツの脳トレ体験も実施し、継続的にeスポーツに取り組む人がどのような形で認知機能の維持効果があるのか検証していく。

会長
議事3「令和4年度の健康づくり事業について」、各委員から意見を伺う。

委員
シルバーeスポーツ関係の催しをする際は、話を聴くだけではなく、参加者同士で話をする、感想を話す、次は誰かを呼んでくるなど、人とのつながりが主目的と分かるプログラムにした方がよいと思う。

会長
高校の文化祭でeスポーツの催しが行われるところがある。シルバーeスポーツと中高生、大学生など世代間交流の可能性を感じる。文化祭などの機会を上手くコラボレーションすると、より普及してくるのではないか。
密を避けるのであれば、オンラインという方法もあるので、今は好機だと感じている。

委員
eスポーツで交流したり人と関わることに対して慣れたり、さらなる欲求が出てきたら、外での活動やスポーツを促したり、情報提供する。外に行くスポーツをしていて体調を崩したり体力が衰えたら、別のものを紹介するなど、連動して双方に参加できるようになるとよい。

事務局
シルバーeスポーツ事業は、8月以降に老人福祉センター逆木荘で、常設でゲーム機を置き、eスポーツプロ選手を週1回派遣して、まず楽しんでもらう、体験してもらう方を増やしていきたいと思っている。そのプロ選手は若い男性なのでそこでの世代間交流はあるが、ゆくゆくは、ご提案のあった学生さんなどに徐々に広がっていくとよいと考えている。

議事4 その他

事務局
配布チラシのフレイル予防講演会、シルバーeスポーツ記念イベント、小学生親子対象の夏休み食育講座、高齢者のためのスマホ教室を紹介。
次回の健康づくり推進協議会は来年2月を予定している。

会長
全ての議事を終了したので、議長を終了させていただく。

閉会

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは健康長寿課です。

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