令和4年度指定管理者選定等委員会

日時

令和4年8月4日(木曜日)13時30分~15時30分

場所

市役所3階 会議室

出席委員

袴田委員、朝生委員、内野委員、加藤委員、丸山委員

事務局

政策推進課長、酒井主幹、関谷主査

議題

指定管理者制度導入施設における運営状況の確認(中間年度評価)について

公開・非公開

公開

傍聴人数

0名

会議内容

  • 指定管理者制度導入施設(農業交流センター)における運営状況の確認(中間年度評価)
  • 指定管理者制度導入施設(上広谷児童館、西児童館、大橋児童館)における運営状況の確認(中間年度評価)

1 農業交流センターにおける運営状況の確認(中間年度評価)

(本日の流れについて事務局から説明)

<委員長>
 はじめに、産業振興課から農業交流センターのモニタリング評価結果について報告いただきたい。

<産業振興課>
農業交流センターの所管課としては、モニタリングの各評価項目について、適正に実施されているものと判断し、「b」評価とした。新たな事業として「営農付き農業体験」を開催し、体験講座を充実させるなど市民サービスの向上に努めた。さらに、施設管理においても、市民農園内23か所の水道栓の蛇口を凍結防止用に交換するなど改善を行った。利用者の市民サービスの向上、施設の維持管理について、積極的な姿勢が見られ、適正に管理運営しているものと評価している。

<委員>
様々なところに配慮しながら整備、運営されていると感じた。市と概ね同じ評価である。
新たに開始した農園管理代行業務は、高齢の利用者からの要望か。若い人や初心者の利用を促すための仕組みや取組が必要と考えるが、いかがか。

<農業交流センター所長>
原則、市民農園の管理は自身で行うことになっている。代行は、高齢者や女性からの「管理機具等を使いこなせない」などの声を聞いて始めたものである。草刈りと搬出、耕耘、資材の搬出の3項目で実施しており、利用者からは喜ばれている。
若い人の市民農園に対するニーズは増えていると認識している。空いていた大きな区画を、気軽に始めやすいよう小区画に分けて募集したところすぐに埋まった。その後、大きな区画の利用に結び付き、結果、現在の市民農園の利用率は100%に達した。
また、体験農園や講習会、勉強会などを行い、初心者が始めやすいような取組を行っている。4月に実施した野菜づくり教室についても半数くらいは比較的若い方からの応募であった。また、8月にも勉強会を実施する計画としております。これからもそうしたニーズに応えていきたい。

<委員>
今、どのような人たちが農業に目を向けているか。定年した人たちなのか、あるいは仕事をしながら利用する人たちなのか。今後のターゲットはどうするのか。

<農業交流センター所長>
幅広い層に利用してもらいたいと考えている。現在、若い人、家族連れの利用が増えている。口コミで広がっているようで、親は市民農園で作業、子どもたちは広場で遊ぶなどの利用が見られる。そうした、若い人、またやり方の分からない人たちには基本から教えている。毎週土曜日には営農指導員が巡回しているため、相談も可能である。座学の勉強会なども含め、農業により興味を持ってもらえる機会を提供していきたい。

<委員>
良い取組である。本市では都心に近いという利点があるにも関わらず、若い人があまり転入してこない現状がある。市の移住策として、農業体験ができることをアピールしてはどうか。今後そうした初心者向けの代行業務があってもよいのでは。市の発展のために、市と一緒に力を入れてほしいと考える。

<委員>
自主事業費の計画額と実際の決算額に大きな差があるのはなぜか、使途は。

<農業交流センター所長>
決算額は少ないが、自主事業は実施している。当初は物品の購入費や講師料等を想定していたが、自前で実施したために差が生じたものである。様々な場面において、自分たちでできることは自分たちで実施するように心がけている。

<委員>
自主的に様々な事業を展開していることは評価できる。実績報告書に刈払機の修繕とあるが、修繕よりも購入した方が安いのではないか。修繕と購入の考え方は。

<農業交流センター所長>
この刈払機は大型の自走式ハンマーモアのことであり、購入より修繕が妥当と判断した。

<委員>
代行業務は無料か。

<農業交流センター所長>
有料である。草刈り処分30m2で4000円~、耕耘が30m21500円、資材の搬出が10キロまで230円と運搬費1000円である。

<委員>
有料でよいと考える。

<委員>
小区画での連作は難しいと考えるが、営農指導の中で指導しているか。

<農業交流センター所長>
農園内を定期的に巡回し、利用者に声かけをする中で連作障害の話をしている。中には自分で土を天地返しして対応している人もいるが、多くの人にとっては難しいと思う。組み合わせの悪い野菜等は、表にまとめて掲出したり、座学の中で皆さんにお知らせしている。

<委員>
きめ細かに管理されており、所長以下の努力が伺える。
BCP(業務継続計画)は作成されているか。現在、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況もあり、例えば、所長が長期に不在となることも考えられる。そうした非常時の体制は確保されているか。

<農業交流センター所長>
非常時には本社と連携し、対応することになっている。日常的に報告・連絡をしっかり行うように徹底している。

<委員>
所長に替わる人材の育成も必要と考える。ぜひ、よろしくお願いしたい。きめ細かい配慮や声かけなどの取組が利用者の満足につながっている。良い取組は、引き続き継続していただきたい。

<農業交流センター所長>
引き続き、副所長や本社職員等とコミュニケーションを密にし、意見交換をしながら、農業交流センターがより良い施設になるよう運営していきたいと考えている。

<委員>
農作物の病害に対する対応マニュアルはあるか。

<農業交流センター所長>
昨年度、県内でさつまいも基腐病が発生したため県より通知があった。格納庫内に掲示して周知するとともに、該当者には直接声をかけて、撤去してもらうなどのお願いをした。

<委員>
そうした際の管理側のマニュアルも整備されたい。

<委員>
人件費が増え、修繕費が減っている。これは、自分たちでできる修繕は自分たちで行うという考えにより、人員を増やして修繕費を充てたということか。

<農業交流センター所長>
その通りである。実際に現場を見ながら、可能な限り職員自らで対応していきたいと考えている。修繕は計画的に実施していきたい。

<委員>
広場にあるコンクリート製ステージの利用状況はどうか。

<農業交流センター所長>
コロナ禍でイベントが実施できず、現在ステージの利用はない。周りの交流広場は、芝生を週に1回程度は刈込をしているため、利用者も多く好評である。

<委員>
アンケートで、路上駐車が問題としてあがっている。早朝の駐車場が空いていない時間帯等を含め、今後の対応は。

<農業交流センター所長>
課題として認識しており、周辺住民等からも声をいただいている。駐車場への誘導看板の増設に加え、利用者一人ひとりに声をかけて指導しているところである。今後は、自動音声による屋外スピーカーの活用も考えているが、まずは対面により理解を求め、マナー向上を促していきたい。

<委員>
屋外トイレの洋式化を要望する声があるが、対応はできそうか。

<産業振興課>
昨年度、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、全市的に一定程度の洋式化を行ったところである。その際には対象としなかったが、引き続き検討させていただく。

<委員>
修繕等を様々に実施していただき、環境整備に努めていただいているものと考える。産業振興課への要望でもあるが、市のホームページから農業交流センターのホームページへのリンクが分かりづらい。ぜひ改善されたい。

<委員>
一定程度マナーの悪い利用者がいるのは仕方がないと思うが、そうした方々への対応は。

<農業交流センター所長>
一人ひとりの利用者に、根気よく声をかけて指導していくしかないと考えている。残渣置き場の問題も、何度も声かけをした結果、改善されてきた。誰もが気持ちよく利用できるよう引き続きマナー向上を促していく。

2 上広谷児童館、西児童館、大橋児童館における運営状況の確認(中間年度評価)

<委員長>
こども支援課から上広谷児童館、西児童館、大橋児童館のモニタリング評価結果について報告いただきたい。

<こども支援課>
上広谷児童館については、新しい生活様式に合わせた遊びの実施や来館者だけで事業ができるようにするなどの工夫が見られた。モニタリングの評価項目については、いずれも適正に行われたと判断し、「b」評価とした。

西児童館については、コロナ禍で地域との連携が難しい中でも、地域支え合い協議会等の協力を得て事業を行うなど、地域における児童館として運営されてきた。モニタリングの評価項目については、いずれも適正と判断し、「b」評価とした。

大橋児童館は、感染症対策をしながら、コロナ禍で体を動かすことが少なくなった乳幼児親子を対象にリトミック等を実施し、アンケートを事業実施に努めている。モニタリングの評価項目については、いずれも適正と判断し、「b」評価とした。

いずれの児童館もコロナ禍での事業実施となり、入館者数は大幅に減少している。しかし、月1回の館長会議の中で、来館者へのマスク着用の徹底や入退館時の体調確認のほか、消毒時間を確保するための入替制の導入など、工夫しながら安心・安全な運営に努めてきたと考えている。

<委員>
上広谷児童館は、市民センターに併設していない単独館である。小・中学生の利用が少ないのではないか。

<上広谷児童館長>
ご指摘のとおり、市民センターに併設した児童館であれば、ロビーに集まっている子どもたちがそのまま児童館を利用することはあるが、単独館では難しい。
小・中学生が興味を持つようなイベント等を実施するのはもちろんのこと、一人で来た子どもには声をかけたり、子どもたち同士をつなげるような配慮をしている。また、外遊びなども取り入れ、子どもたちの居場所づくりに心がけている。

<委員>
児童館は乳幼児親子に対する環境は充実しているが、小・中学生に対する居場所づくりについては、改めて考える必要があるのではないか。

<上広谷児童館長>
小学生高学年から・中学生・高校生に対する居場所づくりについては、難しい課題と認識している。コロナ禍で実施できていないが、開館時間を延長し、中高生タイムを再開する予定である。どのように呼び込むかは難しい問題。これまでは卓球など体を動かしに来る子どもたちが多かったが、コロナ禍でできない。今後も宿題をする場を提供するなど継続して行っていく。

<委員>
単独館では、場所を提供するにも部屋数に限りがあり難しいだろう。どのように居場所づくりを進めるか、引き続き検討されたい。

<委員>
上広谷児童館と西児童館の危機管理マニュアルについては、児童館専用のものではなく、同じ法人で実施している学童向けのマニュアルのように見受けられる。実際の運用について伺いたい。
また、西児童館と大橋児童館は市民センターとの複合館であることから、市民センターと合わせたマニュアルが必要になるのではないか。

<上広谷児童館長>
学童向けに作成したマニュアルではあるが、基本的な考え方は共通であるため、児童館の場合に当てはめて運用しているところである。実際の緊急時の動き等については、事務所内の各席に掲示しているほか、定期的に読み合わせを行っている。また、避難訓練も実施している。

<委員>
児童館専用のマニュアルが望ましい。

<西児童館長>
市民センターと合同で年2回避難訓練を実施している。その際には市民センターから役割分担が記載されたマニュアルが提示されるため、それに沿って対応している。市民センターが休館の際の対応も、訓練の中で市民センターの職員から指導を受けている。

<大橋児童館長>
毎年度、市民センターと協力して年2回避難訓練と消火訓練を行い、実際の動きを確認している。市民センターと合同でのマニュアル整備には至っていないが、引き続き連携していきたい。

<こども支援課>
補足であるが、児童館来館時には名前と連絡先を記入することになっている。何かのときにはすぐに連絡ができる体制をとっている。

<委員>
児童館は個人的にも利用していた。相談機能としても大変ありがたい場所と感じている。
上広谷児童館は、駐車場が狭く、運転が得意でない利用者にとっては来館が難しいのではないか。今後の対応策を考えているか。

<こども支援課>
駐車場のあり方は課題と認識している。市として引き続き検討していきたい。

<委員>
市民の声を拾い上げ、管理側で適切に対応されたい。外の遊具が少なくなってしまい残念である。外遊びも子どもたちにとっては大切であることから、遊具の充実を望む。
アンケートの中に床が冷たいという意見があった。ひざ掛けの配布等はしているか。

<上広谷児童館長>
ひざ掛けは配布していないが、自由に使えるマットを用意している。

<委員>
どのような職員研修を行ったか。

<上広谷児童館長>
子育てに関する研修や児童館連絡協議会の研修などに参加している。

<委員>
児童館は来館者数が多ければ良いということでもない。適正な人数を把握しているか。

<上広谷児童館長>
今はコロナ禍であるため、部屋の面積からするとおよそ72名が適正人数となる。

<委員>
職員の配置人数としては足りているか。

<上広谷児童館長>
事務室に1名、巡回2名で対応している。来館者数が少なくても、目が離せない子どもが多くいるときには気を付けなければならない。

<委員>
限られた職員の中で対応するために、どのようなことに気を付けているか。

<上広谷児童館長>
重篤な事故は、小さな要因が重なり合って起きるものである。日頃から小さな要因を解消しておくことによって、限られた人数の中でも安全に運営することができると考えている。そのため、利用者に対し、児童館の使い方の周知を徹底している。
今まで安全であったからといって、今後もそのままで良いとは考えていない。今はコロナ禍のため、開館時間を区切り、3部制としているが、基本的に入館制限は設けていない。一度に大人数が来館しても安全に利用できるよう普段から利用方法を徹底しておかなければならない。状況に応じて、他の業務に優先して巡回を行うようにしている。

<委員>
西児童館は複合館であるが、小・中学生の利用状況はどうか。

<西児童館長>
西児童館は、新町小学校が目の前にあるため、同校の子どもたちや卒業生が遊びに来る。今はコロナ禍で卓球やバドミントンなどができないため、目的を持って来るというよりは、職員と話をしに来る子どもたちが多い。

<委員>
大橋児童館はアンケートの中で、おもちゃが古いという意見が見られたが、どのように対応しているか。

<大橋児童館長>
大橋児童館では、昔からのおもちゃも大切に使用している。新しいおもちゃを提供しながら、以前からのおもちゃの面白さも伝えている。

<こども支援課>
事前視察の際に見られた雨漏りについては、市の施設所管課が確認し、対応中である。大橋児童館の遊戯室の雨漏りは補修で対応し、今後の状況を見ていきたい。図書室の雨漏りは現在大橋市民センターで実施している修繕と合わせて対応する予定である。西児童館は、来年度の外壁工事に合わせて実施する予定である。

<委員>
西児童館では、昨年度は大きな事故はなかったようだが、小さなトラブルがあったと報告にある。どのように対応したか。

<西児童館長>
保護者同士のトラブルであったが、職員が速やかに仲介に入り、両者の話をしっかりと聞き、適切に対応した。何かあればいつでも職員に相談してほしいと両者に伝え、ご納得いただいた。

<委員>
どの職員でも対応できるよう、そうしたときの対応マニュアルがあるとよいのではないか。今後も市民が楽しく使える児童館であるように引き続きお願いしたい。

<西児童館長>
男性の中には、女性職員や「お母さん」が多い中で児童館に遊びに来ることに壁を感じる方もいるようである。「お父さん」が参加しやすいイベントの企画や声かけを行うことで誰もが来館しやすい場所としていきたい。

<委員>
虐待等が疑われるようなケースを見つけたときの対応はどうしているか。

<西児童館長>
心配なケース、気になるお子さんを見つけた場合には、職員間で共有するとともに、こども支援課と本部に報告している。

<委員>
そうしたケースを見落とさず、引き続き連携をお願いしたい。

<委員>
大橋児童館の施設について、遊戯室の床や壁が少し年季が入っているように見える。可能な範囲で少しでも修繕を進めてもらいたい。
おもちゃが少ないので他の児童館に行くという意見に対しては、どう考えているか。

<大橋児童館長>
コロナ禍でおもちゃの数を制限していることもある。各館で提供しているおもちゃの種類や数にはばらつきがある。今後は、工夫しながら提供できる数を少しずつ増やすことも検討していきたいと考えている。

<委員>
坂戸市の児童センターが素晴らしいとアンケートにあるが、行ったことはあるか。

<大橋児童館長>
行ったことはない。アンケートから詳細は読み取れないが、本館の職員の対応との比較なのかどうか不明である。

<こども支援課>
児童センターと児童館では、主に規模と機能に違いがある。児童センターの方が規模的に大きいため、保護者の印象は変わってくるかもしれない。

<委員>
アンケートに小学校下校時に行事を開催してほしいとの声があるが、何かお考えは。

<大橋児童館長>
限られた時間の中で何ができるか、現在職員間で検討しているところである。

<委員>
小・中学生に対してはどう対応するか。

<大橋児童館長>
南小・中学校が近いため、お便りの配布や掲示を依頼している。

<委員>
館長の裁量で自主的に事業を実施することは可能か。また、その際、本部から制限はあるか。事業・イベントが少ないという意見があった。積極的に実施されることを望む。

<大橋児童館長>
事業の実施にあたり、基本的に本部から制限されることはない。今後の事業やイベントについては、コロナの状況を見ながら検討していきたい。

<委員>
職員の出退勤はどう管理しているか。報告はどのようにしているか。

<大橋児童館長>
各々が勤務表に出勤時間を記入し、提出している。

<こども支援課>
毎月の報告の中で勤務表を提出してもらい、確認している。

<委員>
児童館は特に来館者が多ければ良いということではない。「ここに来て良かった」という声がどれだけあるかが大事である。館長自らが、自分自身の成長も含めて、どれだけ本気で取り組めるか。そういう姿勢を子どもたちや他の職員に見せ、これからもご尽力いただきたい。

<委員>
トイレは全て洋式にした方が良いのではないか。今の子どもたちは和式になじみがなく、高齢者にとっては不便である。市への要望とする。

評価基準

  • 総合評価「A」:優れている。協定書等に定めた事業水準を超える。
  • 総合評価「B」:適切。協定書等に定めた事業水準どおり。
  • 総合評価「C」:不適切。協定書等に定めた事業水準に満たない。

評価結果

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電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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