「国の選択無形民俗文化財」に選ばれました
▲平成16年の雨乞の様子
平成17年1月21日に開かれた国の文化審議会で、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」(注)として「脚折雨乞」を選択するように文化庁長官に答申され、平成17年2月21日に文化庁長官より、正式に選択する旨の通知がありました。
選定の理由は、「巨大な蛇体を作り、練り歩いた後に池の中に入り、降雨や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願する行事で、我が国の雨乞行事の典型的な要素を伝えているとともに、蛇体の規模や形態に特色がみられる」という点にあり、脚折地域の皆さんによって今まで受け継がれてきた貴重な農村文化行事として選ばれたものです。
(注)「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」とは
芸能変遷の過程や地域特色を示す民俗芸能や、我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので、典型的な風俗習慣のうち重要なものについては、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として選択し、地方公共団体の行う調査事業や記録作成の事業に助成を行っています。