令和3年度第3回鶴ヶ島市地域福祉審議会会議録

※鶴ヶ島市社会福祉協議会地域福祉活動計画推進委員会も兼ねています。

1 会議の概要
日 時 
令和3年12月8日(水) 午後6時30分~午後7時40分
場 所 
市役所 5階 502・50会議室  

議 事 
1 計画(素案)について
2 計画(愛称)について

 

2 会議の記録
出 席 者 
武田和子会長、細貝光義副会長、菱沼幹男委員、 塩野谷守正委員、榛原崇之委員、三浦淳平委員

欠 席 者 
伊藤恵子委員、須藤とも子委員、若山孝之委員

計画等支援 
特定非営利活動法人日本地域福祉研究所 田中英樹氏、中島修氏
委託業者

事 務 局 
高沢健康福祉部長、岸田福祉政策課長、関福祉政策課主幹、望月
    (鶴ヶ島市社会福祉協議会 中島事務局長、牧野主査、児玉主事補)

傍 聴 人 
なし

配付資料
(1)次第
(2)計画(素案)について(資料1)
(3)第3次鶴ヶ島市地域福祉計画・鶴ヶ島市社会福祉協議会地域福祉活動計画愛称(案)(資料2)

 

3 議 事

(1)計画(素案)について

 計画(素案)について審議しました。

[審議]

【委 員】
 計画の内容の一部が箇条書きになったことにより、理解しやすくなりました。福祉は課題が多く、取り扱う分野も多岐にわたり、制度がどんどん新しくなります。 第3次計画の策定時点でも新しい課題多く出てくる可能性が高いため、計画の推進をするにあたって、その都度の福祉の現状を確認しながら推進していく必要があります。
 計画(素案)内容で気になった点が1つあります。指標についてです。 指標を達成すれば、課題が解決し、目標を達成したという評価になるのでしょうか。指標と課題の関係性を教えてください。

【事務局】
 福祉の施策成果を数値化することは、難しいため、指標は評価の一部と考えています。PDCAサイクルを回すにあたって、指標だけではなく、実現へむけての内容も含めて点検評価していきます。

【委 員】
福祉情勢の変化に対応するために指標の見直し・追加・削除は行ってください。

【委 員】
 全体の現状把握は、できています。計画内容について4点意見があります。
 1点目は、12ページの各計画の期間についてです。福祉政策課以外で策定している計画期間を示していますが、このページが意図していることがわかりません。10ページの各計画との位置付けは、解説文書が入っているので意図が伝わります。12ページにも解説文を加えた方がいいのではないでしょうか。
 2点目は、15ページの第2次計画目標値と施策の関連性、主管課がわかりません。総合計画を参考にし、どの施策に対する目標値であるのかを示した方がいいのではないでしょうか。
 3点目は、19ページの実現に向けて「コミュニティーソーシャルワーカー(以下、CSW)の配置を検討します。」とありますが、計画の施策に「検討」という言葉を使うのは、疑問を感じます。 「準備します。」や「配置します。」に変更した方がいいのではないでしょうか。
 4点目は、施策の「実現にむけて」と「指標」の関連性がわかりません。「実現にむけて」と「指標」の関連性がないとPDCAサイクルを回せません。 また、指標の主管課を明記してください。主管課を明記することで実行・管理等の責任がうまれ、計画期間の5年間に庁内の課や担当者が変わっても計画推進できる体制を構築すると考えます。
 第3次計画は、住民、行政、社協等が一体となって推進していく必要があります。そのためには、施策は、誰が読んでもわかりやすくなければならないと考えます。
 計画策定にあたって、責任・スピード・透明性が重要です。これらを念頭に入れ、施策と指標の関連性をはっきりされることが必要です。

【事務局】  
 1点目の各計画期間についてですが、現状として12ページに記載している各福祉の計画は、計画の初年度がバラバラです。
 今後、庁内が一体となって包括的な支援体制の構築に取り組むにあたって、福祉の計画も足並みをそろえて施策に取り組む必要があります。
 各計画期間を記載したことで、令和8年度に第4次地域福祉計画、高齢者福祉計画、障害者福祉計画の初年度が一緒になり、より連携した計画策定ができることを庁内に示す意図があり、この図を作成しました。
 この図の説明文の追加や標記方法については、本日頂いた意見を参考にし、市民コメント実施前に修正したいと考えています。  
 2点目の15ページの第2次計画の目標値についてですが、目標値に担当課は、重点目標は福祉政策課、基本目標1は地域活動推進課、基本目標2は安心安全推進課、基本目標3の健康寿命は健康長寿課、 つるバス・つるワゴンの利用者数は都市計画課です。 第2次計画の振り返りの詳細は、13、12ページのとおりです。第2次計画でも目標値のみの記載としていたため、第3次計画でも同様の記載方法としました。  
 3つ目の19ページの実現に向けて「CSWの配置を検討します。」についてですが、現状としてCSWの必要性を理解したうえ、事務局内で「検討」という言葉が適切として使用しました。
 4つ目の施策の「実現にむけて」と「指標」の関連性についてですが、私からの回答は、先ほど三浦委員へ回答した内容と一緒です。  

【事務局】
 「実現にむけて」と「指標」の関連性についてですが、委員の皆様から関連性がわかりにくいとご意見が出ていますので、「取り組みを測る主な指標」としている表記を「主な指標例」と表記を変えるなど、指標数や内容を含めて再度検討します。

【委 員】
 12ページに関しては、作成意図を文書で追加し、よりわかりやすくしてください。 19ページの実現に向けて「CSWの配置を検討します。」は、現状として準備している段階ではないのですか。
 検討するでは、検討で終わってしまいます。具体的に示してください。 指標は、重点施策に対してではなく、実現にむけての項目と関連性を持たせないと評価はできないと考えます。実現にむけてとの関連性を明記した指標にしてください。

【事務局】
 CSWの配置についてですが、CSWについては、まだ配置するかさえも決まっていません。 これから鶴ヶ島市に必要か不要かを検討する必要があるため、CSWの配置のみ「検討」という言葉を使用しています。

【委 員】
令和8年度まで検討するのですか。

【事務局】
検討した結果、配置しないこともありえるのでCSWの配置について「検討」という言葉が適切と考えています。

【委 員】
令和8年まで検討するなら、計画に入れる必要がないのではありませんか。

【委 員】
他の自治体でCSWを配置している事例はありますか。

【事務局】
 あります。自治体ごとCSWの配置方法が異なり、役割も違います。自治体にあった配置の方法や役割が求められています。

【委 員】
 19ページの注釈を確認すると、取り扱う範囲が広すぎて仕事内容がわかりません。
 地域生活課題を解決するだけでなく、課題も把握することは、大変だと思います。福祉の専門職でスーパーマンのような仕事があるということでしょうか。

【事務局】
 大変な業務だからこそ鶴ヶ島市のCSWとは、どのような役割を果たして、どのような業務をするということを検討していく必要があります。

【委 員】
  鶴ヶ島市の規模での小学校区ごとのCSWの配置は難しいと思います。 第3次計画では、意図的とは思いますが、取り組み主体を市と社協で分けていません。CSWの配置は社協で実施している自治体が多いため、社協でのCSWの配置を検討するということであれば、納得がいく取り組み内容です。
 現時点では、CSWの配置について検討していくこを始める段階のため、現表記でいいと思います。 第2次の計画は、「制度に追いつこう」という内容だったが、第3次計画は、「さぁやろう。」という内容になっています。施策も重点施策として「包括的な支援体制づくり」を掲げており、第2次計画の振り返りもしています。横断的に取り組む内容のため、主管課をはっきりさせることは、難しいと思います。
 また、CSWは、今まで存在がメジャーではありませんでしたが、やっと必要性がわかってきた段階です。CSWについて計画に入っただけでも進歩しています。全体的に整理されており、わかりやすくまとまってきたと思います。

【事務局】
ありがとうございます。CSWの標記については、表記を見直します。

【委 員】
 市民に伝わる表記がいいと思います。「検討」では、5年間で何もしなくても「検討」したという結果になってしまう恐れがあります。

【委 員】
 12ページの計画期間については、計画期間5年間という説明だけでなく、表の説明を加えた方がわかりやすいと思います。  
 CSWの配置ができればいいと思いますが、第2次計画では、社協職員一人ひとりがコミュニティーソーシャルワークをできるようにしていきましょうということでコミュニティーソーシャル機能の充実を取り組みとして掲げていました。
 第3次計画では、CSWの配置を考えており、前進したと感じます。 しかし、近隣でもCSWを配置する自治体が増えているため、ここで足踏みしてしまうのは、もったいないです。庁内で審議会からCSWの配置の要望があったことを伝えてください。 計画期間内はずっと「検討」ではなくて必要に応じて「配置」等へ変更していくことが望ましいです。
 実際は、社協職員を兼任してCSWとして配置するなど、モデル的に実施し、実績を積み上げることが理想的です。
1点だけ修正をお願いします。41ページの注釈と表の解説が違うので、合わせるようお願いします。

【会 長】
「検討」という表記はどうしたらいいと考えますか。

【委 員】
庁内での調整が必要な事項と考えます。CSWの配置は必要です。審議会で出た意見を庁内で周知して欲しいです。

【委託業者1】
 今回の計画は、全体的にシンプルで福祉の用語を細かく注釈されている点や字が大きくページ数も少ないので、市民が読みやすい計画になりました。
 プラン名が付くことで、より市民に身近な計画になると思います。
 CSWの配置についての表記ですが、第3次計画は地域福祉計画の行政計画と地域福祉活動計画の民間計画を合わせ持った計画です。表記については、民間計画寄りの表記を提案します。
 埼玉県でもCSWの配置は、だいぶ進んできました。
 飯能市は、7地区すべてにCSWを配置していますが、兼務を含めて5名配置しており、10年以上かけて整備しました また、審議会委員の名簿についてですが、どのような所属の委員が審議したことを明記することは重要です。
 委員名簿に所属を記載してください。

【委託業者2】
 市民の声が行政の窓口にすぐにつながっているかというとなかなか難しいのが現状です。
 そのため、民生委員・児童委員の存在が大切ですが、相談の内容が1つだった場合は、わかりやすいですが、多問題化すると1つの行政の窓口では対応できず、相談先がわからない市民と全ての課題に対応できない行政という問題が発生します。そういった現状をわかっているが、どのように対応していくかを「検討」していきたいという思いが「CSWの配置を検討します。」に込められています。
 もう少し踏み込んで「目指す」という表記にしてもいいと思います。目指した結果、配置ができなくても計画上の表記としては、問題ないです。
 5ページの市民の皆さんを始めとした関係者への呼びかけのページを作成したことは、素晴らしいです。計画は、行政だけでなく、市民や団体、専門職などと一緒に推進していくものです。みんなで推進したいという気持ちが込められているページだと感じました。

【会 長】
委員や先生方から多くの意見が出ました。事務局から回答はありますか。

【事務局】
 様々なご意見ありがとうございました。CSWの配置についての表現は「目指します」などの具体的な言葉に修正したいと考えています。

【委 員】
 20ページで主な担当課で「市及び社協」となっていますが、及びを使うと社協がおまけのように感じてしまうため、「および」ではなく「・」に直して欲しいです。

【事務局】
「・」に修正します。

【委 員】
主管課の表記はどうしますか。

【委託業者1】
12ページの各計画のところに各計画の主管課を記載すると分野ごとの主管課が明確になるのではないでしょうか。

【委託業者2】
 12ページの表のポイントは、令和8年に年時が揃う関連計画があるということを示していることです。他の分野の計画と関連しながら一緒に推進するという主旨がある大切な図です。説明の追加は必要です。

(2) 計画愛称について

計画愛称を決定しました。

多数決を実施し、②つるふくプラン1票、③つるほっとプラン4票で、愛称は③つるほっとプランに決定しました。

【委 員】
「つる」と「ほっと」の間に何かマークを入れた方が、理由との関係性が伝わりやすいのではないでしょうか.
 

【委 員】
ハートマークがいいのではないでしょうか。

【事務局】
つる♡ほっとプランとしたいと思います。


4 その他


【委 員】意見等なし

会議終了

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは福祉政策課 福祉政策・地域福祉担当です。

〒350-2292 鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1

電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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