妊娠した女性が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(白内障、心疾患、難聴などを主症状とする病気)の赤ちゃんが生まれる可能性があります。そのため、市では風しん抗体検査の結果、風しん抗体価が低い妊娠を希望する夫婦や妊婦の夫、同居者が、風しん予防接種又は麻しん風しん混合ワクチン予防接種を行った場合に、接種費用の一部を助成します。
本事業の助成は、接種前に抗体検査で抗体価が低いと確認された方が対象となります。事前に抗体検査をお受けください。
抗体検査については、埼玉県ホームページの風しん抗体検査が無料で受けられますを参照してください。
また、埼玉県の抗体検査の対象とならない場合は、医療機関で抗体検査(有料)をお受けください。
助成対象者(抗体価と助成対象者については、下記「風しん抗体価と助成対象」を参照してください。)
接種日において、市内に住民登録があり、次の(1)から(4)のいずれかに該当する方
- 妊娠を予定、希望する18歳以上50歳未満の、風しん抗体価が低いことが確認されている女性
- 夫婦ともに風しん抗体価が低いことが確認されている、妊娠を予定、希望する18歳以上50歳未満の女性の夫(事実婚含む・年齢制限なし)
- 夫婦ともに風しん抗体価が低いことが確認されている、妊娠している女性の夫(事実婚含む・年齢制限なし)
- 妊娠している女性の同居者で、妊婦とともに風しん抗体価が低いことが確認されている同居者((3)の夫を除く・年齢制限なし)
※1~4のうち、風しんの第5期の定期接種の対象者(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性)は除きます。
助成回数
1人1回限り
助成額
麻しん風しん混合ワクチン 5,000円
風しん単抗原ワクチン 3,000円
※生活保護世帯及び中国残留邦人等支援給付制度適用者の方は、全額を助成します。(ただし接種費用が10,000円超の場合は、10,000円を上限に助成)
※接種費用が助成額に満たない場合は、接種費用の全額を助成します。
手続きの流れ
抗体検査・予防接種を受けた後の手続き
- 接種時に医療機関の窓口で接種費用を全額支払い、接種後に保健センター窓口に下記の申請に必要な書類を郵送または持参の上、申請、請求の手続きをしてください。申請書類を審査し、助成の可否が決定します。
- 申請は接種日から1年以内に行ってください。
申請に必要な書類※対象者によって不要な書類があります。
- 鶴ヶ島市風しん予防ワクチン接種費助成金交付申請書(保健センター窓口にも設置)
- 風しん抗体検査結果【原本】(県抗体検査結果、医療機関で有料で実施した検査結果、妊婦健診時の抗体検査結果)
- 母子健康手帳(妊婦の夫または同居者の場合、現在妊娠している女性が所有する母子健康手帳の1ページ目の写し)
- 領収書・明細書【原本】
- 接種済証【原本】(領収書・明細書に氏名、ワクチン名、接種日、医療機関など詳細が記載されている場合は不要です)
- 口座振込等(新規・変更)申出書 記入例
- 生活保護世帯の方は、受給者証
- 中国残留邦人等支援給付制度適用者の方は、本人確認証
交付決定後
- 助成金の交付が決定したときは、助成金交付決定通知書を申請者にお送りします。
注意事項
- 妊娠している方は、風しん予防接種はできません。
- 女性が接種した場合は、接種後2~3か月は妊娠を避けていただく必要があります。
- 抗体検査を受けずに接種した場合は、助成の対象とはなりません。
- 乳幼児を除き、風しん予防ワクチン接種は、予防接種法に基づかない任意予防接種となります。接種の効果や副反応など接種医と相談のうえ、受けてください。
- 新型コロナウイルスワクチンと他のワクチンとの接種は、13日以上の間隔をあけてください。
予防接種による健康被害救済制度について
風しん予防接種により健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)救済制度による救済の対象となります。
風しん抗体価と助成対象
(1)抗体価が低い女性
(16~50歳未満)
(2)抗体価が低い男性
(妊娠を予定・希望する抗体価が低い女性の夫)
(3)抗体価が低い男性
(抗体価が低い妊婦の夫)
(4)抗体価が低い同居者
(抗体価が低い妊婦の同居者)
〈風しん抗体価と助成対象〉
- 上記(1)(3)(4)にあたる方
□HI法で32倍未満 → 免疫が不十分なため予防接種を推奨します。助成対象になります。
□HI法で32倍以上 → 十分な免疫があり予防接種は必要ありません。助成対象にはなりません。
□EIA(IgG)法で8.0未満 → 免疫が不十分なため予防接種を推奨します。助成対象になります。
□EIA(IgG)法で8.0以上 → 十分な免疫があり予防接種は必要ありません。助成対象にはなりません。
- 上記(2)にあたる方
□HI法で8倍未満 → 免疫が不十分なため予防接種を推奨します。助成対象になります。
□HI法で8、16倍 → 発症や重症化を予防できる免疫はあります。確実な予防を希望される場合は予防接種を医師にご相談ください。助成対象になります。
□HI法で32倍以上 → 十分な免疫があり予防接種は必要ありません。助成対象にはなりません。
□EIA(IgG)法で陰性又は判定保留 → 免疫が不十分なため予防接種を推奨します。助成対象になります。
□EIA(IgG)法で8.0未満の陽性 → 発症や重症化を予防できる免疫はあります。確実な予防を希望される場合は予防接種を医師にご相談ください。助成対象になります。
□EIA(IgG)法で8.0以上の陽性 → 十分な免疫があり予防接種は必要ありません。助成対象にはなりません。
※(2)~(4)にあたる方のうち、風しんの第5期の定期接種の対象者(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性)は除きます。
提出・問合せ先
鶴ヶ島市保健センター 〒350-2213 鶴ヶ島市大字脚折1922-10 電話049-271-2745 FAX049-271-2747