令和6年第9回教育委員会会議録

日時

令和6年9月25日(水曜日)
   開会   午前10時30分
   閉会   午前11時13分

場所

鶴ヶ島市役所  5階  504会議室

出席委員

松井克彦(教育長)
石澤良浩
高篠雅恵
武知美葉
齋藤薫

出席職員

河村教育部長
深谷教育部参事
立元学校教育課長
円城寺学校教育課主席主幹
蓜島生涯学習スポーツ課長
中田教育センター所長
高橋学校給食センター所長
坂本教育総務課長
高山教育総務課主査(書記)

傍聴者

1人

開会

教育長
これより、令和6年第9回鶴ヶ島市教育委員会を開会いたします。
傍聴者については、会議室の関係から定員5人とします。

日程第1  令和6年第8回鶴ヶ島市教育委員会会議録の承認を求めることについて

教育長
日程第1  令和6年第8回鶴ヶ島市教育委員会会議録の承認を求めることについて  を議題といたします。
本件については、すでに配付した会議録のとおりです。
令和6年第8回教育委員会会議録を承認することにご異議ありませんか。

(異議なし)

教育長
異議なしと認めます。
よって、令和6年第8回教育委員会会議録を承認することに決しました。

日程第2  教育長報告

教育長
日程第2  教育長報告

  • 令和6年度広島市平和記念式典派遣事業参加報告会(令和6年8月24日)
    についての報告を行う。

教育長
続いて、事務局から報告がありましたら挙手をお願いします。

教育部長

  • 令和6年第3回鶴ヶ島市議会定例会(令和6年8月27日から9月24日)
    についての報告を行う。

教育長
ただいまの教育長報告に対し、ご質疑はありませんか。

(質疑なし)

教育長
質疑なしと認めます。続いて、教育委員から報告等はありますか。

委員

  • 令和6年度広島市平和記念式典派遣事業参加報告会(令和6年8月24日)
    についての報告を行う。

委員

  • 令和6年度広島市平和記念式典派遣事業参加報告会(令和6年8月24日)
    についての報告を行う。

委員

  • 令和6年度広島市平和記念式典派遣事業参加報告会(令和6年8月24日)
    についての報告を行う。

教育長
ありがとうございました。以上で教育長報告を終了いたします。

日程第3 議案第28号 専決処理の承認を求めることについて

教育長
日程第3  議案第28号  専決処理の承認を求めることについて を議題といたします。
事務局より説明をお願いします。

《学校教育課主席主幹より説明》

教育長
ただいまの説明に対し、ご質疑はありませんか。

委員
損害賠償ということですが、人的な被害はなかったのか教えてください。

学校教育課主席主幹
人的な被害はありません。来校していた方の車への被害でした。刈払機を用いた除草作業については、飛び石などのリスクがあるものということで、見通しを立てながら作業を進めなければならないと考えています。

委員
具体的な再発防止策を先ほどお話いただきましたが、他にもありましたら教えてください。

教育総務課長
除草作業については学校内の環境整備ということで大事なものである一方、安全の確保が重要ですが、例年を上回るペースでこういった事案が発生しています。文書による通知と併せ、8月の校長会議において、安全確保の注意喚起を行いました。またこのような事故を防ぐため、飛び石を防止するつい立てフェンスの購入について、現在検討を進めているところです。刈払機を用いた除草作業時には、それを利用し、距離を取りながら慎重に進め、再発防止に努めていきたいと考えています。

教育長
他にご質疑はありませんか。

(質疑なし)

教育長
他に質疑なしと認め、本案を原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

(異議なし)

教育長
異議なしと認め、本案は、原案のとおり承認しました。

日程第4 議案第31号 令和7年度当初鶴ヶ島市立小・中学校教職員人事異動の方針及び令和7年度当初鶴ヶ島市立小・中学校教職員人事異動方針細部事項について

教育長
日程第4  議案第31号 令和7年度当初鶴ヶ島市立小・中学校教職員人事異動の方針及び令和7年度当初鶴ヶ島市立小・中学校教職員人事異動方針細部事項について  を議題といたします。
事務局より説明をお願いします。

《学校教育課長より説明》

教育長
ただいまの説明に対し、ご質疑はありませんか。

(質疑なし)

教育長
質疑なしと認め、本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(異議なし)

教育長
異議なしと認め、本案は、原案のとおり可決しました。

日程第5 審議事項 第4期鶴ヶ島市教育振興基本計画の素案について

教育長
日程第5 審議事項  第4期鶴ヶ島市教育振興基本計画の素案について を議題といたします。
事務局より説明をお願いします。

《教育総務課長より説明》

教育長
審議に入ります。ご質疑、ご意見等はありませんか。

委員
社会の動向の中で、少子高齢化は避けて通れない大きな課題だと思います。その中で、市を支えていく人たちもどんどん減少していきますが、全員でこの市を支えていくという気持ちがすごく大切だろうと考えます。そのためには基本理念にあります「健やかな体」というものは一番問われるところかなと考えた時に、健康年齢を伸ばしていくという取組が、こどもたちの教育にもいい影響を与えるのではないかと思います。以前、研修で伺った茨城県守谷市の松丸市長が、老人会で挨拶する際に、「おじいちゃん、おばあちゃん、いつまでも元気でいてください。病院や施設のお世話にならないように、そのお金をこどもたちのために使いましょう。」というふうに言って回っているとおっしゃっていました。これが頭に残っていて、町を支える大きな力になるのではないかと思いました。こどもの教育ということに関してですと、直接的ではないのかもしれませんが、そういった言葉があるいは精神が、計画のどこかに入っているといいなと思いまして質問させていただきます。

教育総務課長
市においては、鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画があり、市民一人ひとりがライフステージ、年齢に応じ、自分に合った健康習慣を見つけ、実践していくことを基本として、地域や行政などの関係機関が連携し市民の健康を支援するというような基本的な考え方があり、その中で最終目標に掲げているのが健康寿命の延伸です。その中で、教育分野ですと、生涯スポーツの分野が中心になろうかと思いますので、担当課長から説明をいたします。

生涯学習スポーツ課長
資料17ページ、18ページをご覧ください。17ページ下段に「日頃から健康づくりをしている市民の割合」というグラフがあります。市民の多様なニーズに応じて、スポーツを広く普及することは、この割合の増加に大きく関わってくると思います。具体的には、18ページの3番にある「誰でも参加できる生涯スポーツの機会の提供」をすることにより、普段、運動をしていない方に運動は楽しいという気付きを与えたり、4番、「各種団体等との連携・協働による持続的な生涯スポーツ・健康づくりを推進」する取組を行うことで、市民のスポーツ実施率を向上させ、健康寿命の延伸に貢献するというイメージで考えています。

委員
資料4ページ、「教育を取り巻く社会の動向」の4番、「急速な技術革新」の中で、「こうした世の中に氾濫する情報の中から、自分に必要な正しい情報を取捨選択できる能力の育成及び情報モラル教育」という表記があります。情報モラル教育に関しては、学習指導要領の中でも使用されているものなので、この中に盛り込まれることは問題ないと思うのですが、現在、アメリカを始めとした欧州やOECD、それからユネスコでもデジタル時代の教育として、デジタル・シティズンシップ教育が主流となっています。デジタル・シティズンシップ教育とは、デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に参加し、関与する能力を学校の中でも身に付けようということを目的とした教育です。今までの情報モラル教育ですと、どちらかというとトップダウンでこうしましょう、ああいうふうにしましょうと教えられる教育でしたが、デジタル・シティズンシップ教育は自ら課題を見付けて解決していく力をデジタル社会の中でも身に付けて、そして実践していくことが目的であって、自分自身もデジタル社会の一員であり、自分自身もその社会を良くしていくための責任があるということを自覚していくための教育となっています。現在、鶴ヶ島市では小学一年生から一人一台端末を学習で使っていること、そしてこのデジタル・シティズンシップ教育の信念は、学び合い学習ととても親和性が高いと私は感じています。今後、それを計画のどこに入れるかというと悩ましいかと思いますが、近隣の幸手市、上尾市、吉川市の計画の中にもデジタル・シティズンシップ教育というのが入ってきているのでご検討いただけたらと思いました。

教育総務課長
デジタル・シティズンシップ教育について改めて調べてみますと、こういった言葉がだいぶ広がっているという印象を受けました。一方で、国や県の計画においては、この表現は入っておりません。県の計画では、似たような言葉としてデジタルリテラシーを使用しているというのが現状です。この部分につきましては、載せる載せない、載せるとしたらどこが妥当かというところを含めて、素案には反映できておりませんが、今後、調査、検討させていただければと考えています。

委員
2点あります。資料14ページ、主な取組の2番「道徳教育やいじめ・不登校対策の推進などにより、他者を尊重し、協働できる「豊かな心」を育成します」の中に2点入れることをご検討いただけたらということなのですが、1点目は、小中一貫教育を中心とした「いじめ・不登校」の9年間の連携を活かした情報と対策の更なる推進また共有についてです。理由としては、実際に鶴ヶ島市の小学校と中学校の連携が進んでいる中で、お子さんのいじめ、不登校が解決されていることも増えているなということを実感しておりますが、ただ、まだいじめや不登校の問題で情報共有の部分で時間が取れなかったり、忙しい中で共有しきれなかったりした課題もあるように感じます。また、いじめや不登校の問題は学校とこどもだけで解決するものではなくて、地域や保護者も含め、一緒になって問題を解決していくものだと思います。地域と共に問題に取り組んでいくという意味で小学校、中学校、9年間を連携したものを強めていただきたいと思います。
2点目は、メンタルリテラシー教育の推進です。精神衛生の維持と精神疾患の予防と回復を図ることの知識を得ることで、早期対応、支援の充実を推進していただけたらということを提案します。藤中学校はメンタルヘルス研究推進校として、精神衛生について、熱心に研究され、こどもたちにも色々なフォローしていただいた取組が保護者や生徒から、とても良かったという声を聴いています。また私自身のこどもも精神衛生の知識を得ることによって、対応の仕方が変わっています。何か困った時、何か自分の変化に気付いた時に声をあげられる環境を整えると共に、こういう考え方をこどもたちが持つことが大切なのかなと思います。この知識を持って、他者に対する配慮だったり、理解だったり、豊かな心ということも育成することにつながると思います。この2点を提案します。

教育総務課長
1点目、いじめ防止対策あるいは不登校対策については、第4期計画におきましては、第3期計画に比べると、少しボリュームを増やした形で記載しています。その上で、9年間の情報連携や共有についてを、「計画の主な取組」として書くのか、「計画を受けて作成する重点施策における具体的な取組」として書くのかというところは今後、検討させていただければと考えています。
2点目、メンタルリテラシー教育についてですが、県の計画にはメンタルヘルスリテラシーという形で表記がされています。しかしながら、こちらが自殺予防の項目の中に入っていますので、その辺を含めて、今後、慎重に調査、検討させていただければと考えています。

委員
資料14ページ、主な取組1の文言について、「確かな学力」の前に、新たに「外国語教育の充実」が入ったことについて、考えを教えてください。また13ページ、学力の伸び率に関して、前回と比べると伸びたもの、落ちたものと両方あるかなと感じています。学校を訪問させていただいて、どこの学校も一所懸命やって、こどもたちも一所懸命勉強しているけれど、結果としてはこのような形になっています。特に、国語の伸び率が低くなっていることについて、どのような対策を講じようとしているか、あるいは違う要因があるのかお伺いします。そして、外国語教育をやるにあたっても、国語は重要であると言われていますので、国語教育についての考えを教えてください。

教育部参事
まず、「学び合い学習や外国語教育の充実」の文言ですが、市の総合計画との整合性を図りまして、総合計画に記載されているものを活用して入れています。外国語教育については、小学校3年生以上の外国語活動、小学校高学年の外国語授業、中学校と全ての授業でALTを配置して取り組んでいますので、表に出しているところです。後半の学力については担当課長から説明します。

教育センター所長
学力の伸びの部分について説明します。グラフを見ていただきますと、一見落ち込んでいるように見えますが、県と比較しても同等もしくは上回っているという結果が出ています。国語教育について、教育委員会としても読み取る力という部分は大事であると捉えています。具体的な取組としては各学校で、新聞を活用したワークシート等を使いながら、こどもたちの読み取る力の育成を図っています。

教育長
他にご意見等はありませんか。

(意見等なし)

教育長
他に意見等なしと認め、本案を原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

(異議なし)

教育長
異議なしと認め、第4期鶴ヶ島市教育振興基本計画の素案については、審議を終了します。


教育長 
日程第6及び日程第7については、人事に関する案件ですので、非公開で審議したいと思います。
賛成の方の挙手を求めます。

(挙手)

教育長
挙手全員と認めます。よって、これにより、非公開で審議することに決しました。
傍聴の方は退席をお願いします。

日程第6 議案第29号 鶴ヶ島市社会教育委員の委嘱について

教育長
日程第6  議案第29号  鶴ヶ島市社会教育委員の委嘱について を議題といたします。
事務局より説明をお願いします。

《非公開案件につき省略》

教育長
異議なしと認め、本案は、原案のとおり可決しました。

日程第7 議案第30号 鶴ヶ島市立図書館協議会委員の任命について

教育長
日程第7  議案第30号  鶴ヶ島市立図書館協議会委員の任命について を議題といたします。
事務局より説明をお願いします。

《非公開案件につき省略》

教育長
異議なしと認め、本案は、原案のとおり可決しました。

日程第8  その他

教育長
日程第8 その他
教育委員からご質問、ご意見等ございますか。

(質問等なし)

教育長
質問等なしと認め、その他について  を終了します。

日程第9  会議録署名委員の指名について

教育長
日程第9  会議録署名委員の指名を行います。
会議録署名委員に石澤良浩委員を指名いたします。

閉会

教育長
以上で本日の日程は終了いたしました。
これをもちまして、令和6年第9回鶴ヶ島市教育委員会を閉会いたします。

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電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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