第3期鶴ヶ島市環境基本計画(素案)に対する市民コメントの結果について

 第3期鶴ヶ島市環境基本計画の策定に当たり、市民コメント制度に基づき、第3期鶴ヶ島市環境基本計画(素案)に対する市民の皆さんからのご意見を募集しました。寄せられたご意見とそれに対する市の考え方を次のとおり公表します。
 貴重なご意見、ありがとうございました。

市民コメントの結果(頂いたご意見と市の考え方)

募集期間

令和5年2月1日(水曜日)~3月2日(木曜日)

意見提出

12件(5名から提出)

計画への意見反映状況
 区分 反映の状況 件数 

A

意見を反映し、案を修正したもの

0件

B 案の中に既に意見の趣旨が含まれているもの 4件
C 案は修正しないが、実施段階で参考としていくもの 8件
D 意見を反映できなかったもの 0件
E その他 0件
意見の概要と市の考え方
 No.  意見の概要 市としての考え方 反映状況

1

 市と市民と事業者にむけての内容が合わさって記入されていて、飽きずに最後まで目を通す方はどれくらいいるのだろうと気になりました。環境問題は小学校高学年、中学校の子どもたちも授業に入ってくることですのでわかりやすく、各家庭・個人でこんなところから取り組んでみようとおもえる行動につながるような広報・発信を今後もっと工夫していってもらいたいです。

 各家庭・個人の取組の啓発のチラシを別途作成しています。環境基本計画のホームページ上での公開にあわせてそちらも公開する予定です。

 また、令和5年度予算では、緑のカーテン事業の拡大実施や講演会等、市民全員が参加できるすそ野の広い啓発事業を展開していく予定です。

C

2

 二酸化炭素吸収源の樹木が高いのがヒノキと杉であり、求められてますという記載はあるけれど市ではここからどのように取り組みを検討していくのか、言葉が足りないと思いました。

 計画では「森林データの整備や、維持管理のための施策を講じることが求められます。」と記載しています。

 森林データの整備は埼玉県のみどり自然課が森林簿という形で管理しています。維持管理のための施策については、民地については土地権利者の土地の使い方を規制できないため難しいのが実情です。そのため、第3期鶴ヶ島市環境基本計画では、基本目標4の目標として市として管理に携われる市民の森や鶴ヶ島グリーンパークでの活動やイベントの参加人数を目標とし、活動を支援していきます。

 また、取組についても市と環境団体との協働での取組として、森の保全や植樹についても記載しております。

B
3

 各施設の二酸化炭素排出量が順位をつけて表になっていて、各場所での努力は必要で太陽光パネル設置の有無やどんな条項であるため対策にブレーキがかかっているのかを精査、そして役所も検討してくださいの啓発ではなく一歩踏み込んで一緒に考えていこうという姿勢で進めてほしいと思います。小学校でもこんなに差が出てしまうのはなぜ?と思いました。

 太陽光パネルの設置については、令和5年度予算で、設置に向けた調査から開始する予定です。小学校での温室効果ガスの排出量の差は、学校の施設規模や設備更新の時期の差等によるもので、一律にというのはなかなか難しいのが実情です。

 第3期鶴ヶ島市環境基本計画にあわせて、温暖化対策実行計画(事務事業編)も改訂されることから、新たな計画について職員に研修などで周知していく予定です。

C
4

 国が目指す目標を遠いととらえるより、近づいていく超えていくという意思をもう少し含め市民が動き出す動機につながるような文言もあるといいです。一緒に目指していきましょうなど。

 国の目標が示されている温室効果ガスの排出量の目標に関しては、国の目標数値を上回る目標を設定し、さらに46%にこだわらないそれを上回ることを目標としています。

 「一緒に目指していきましょう」等の文言については、巻頭の市長の挨拶分等で記載する予定です。

B
5

 再生可能エネルギーへの転換についてはわかっていても家庭の金銭的事情や時間的な余裕がなく、知識が追いつかない方もいるのが現状だと思います。

 市でもそのとおりであると考えており、令和5年度予算では補助金の新設とともに市民全員が取り組める啓発事業にも力を入れていくこととしています。

C
6

 今回各環境団体の聞き取りが実施されました。今後も策定の為だけではなく定期的な市民の生の声を吸い上げる機会を作ってほしいと思いました。各分野でいろいろな思いをもって取り組んでいる方がいると思います。

 第3期鶴ヶ島市環境基本計画では、以前の計画よりも環境団体との取組を多く記載しています。今後、環境団体との連携がより必要になってくると考えており、そういった機会についても作っていきたいと考えています。

C
7

 環境の課題は、経済の課題、社会の課題との関連を踏まえて、解決策を検討する必要があります。第3期鶴ヶ島環境基本計画では、市民、事業者、市の3者が主体者となって取り組むとしています。この計画で目指す、目的、目標について、3者の連携の関係性が薄いように感じました。

 特に、市民、事業者の努力目標に対する行政の対応などが示されると、もう少し、具体性が見え、市民の参加できる中身が見えるかも知れません。

 計画では、「緑と水と生きものと 持続可能な社会を目指すまち」を目的として、5の目標をあげています。

1 安心で快適に暮らせるまちをつくる

2 地球温暖化対策に取り組むまちをつくる

3 5Rを推進し、循環型社会を目指すまちをつくる

4 緑と水に育まれた命みちあふれるまちをつくる

5 人の交流が豊かなまちをつくる

について、市、市民、事業者の取り組みが項目ありますが、取り組みの中で、市の取り組みについては、政策として取り組むことになると思いますが、市民の取り組み、事業者の取り組みについては、項目を示していますが、努力目標としてはわかりますが、どのように具体的に取り組んで行くかが読めません。

 その際、市はどのような誘導策、支援策を講じるのかが見えません。

 行政は、大きな目標に向かって、市民、事業者を誘導していくことが役割の1つと思いますが、市民が参加できる誘導政策を示す必要があるのではないでしょうか。

 市民は、この計画書を見て、努力目標として理解はしても、行動に移す人は、どの程度いるか疑問です。

 アメとムチと言う言い方がありますが、一定の支援策と制限などの提示が必要かも知れません。

 いずれにせよ、長期計画は、時代の変化に対して10年間変更しないと言うことではなく、毎年、修正をしながら、進めていくというのが基本ではないでしょうか。

 企業の長期計画は、毎年、見直しています。この計画も、毎年検証していく仕組が必要でしょう。

 第3期鶴ヶ島市環境基本計画については、10年間変更しないということはなく、必要に応じて中間見直しをすることとしています。

 国・県の動向や社会情勢の変化にあわせた修正や昨今の国の補助金では、実施した事業について計画に反映しなければならないものも多くあり、本計画についても適宜見直しを行う予定です。見直しについても当該箇所について毎年の環境審議会で報告する予定です。

C
8

 市役所を始め、市内の小中学校の屋上に太陽光パネルを設置していただきたい。

 学校では日中の利用がほとんどと思われますので効果は大きいと思われます。

 今後、災害が発生した際の避難所ともなることを考えると、蓄電池を設置し、夜間でも利用できるようにすることが望ましいでしょう。学校にBEMSを取り入れることにより、生徒のエネルギーへの関心も高めていくことができ、相乗効果が期待できます。

 太陽光パネルの設置については、令和5年度予算で、設置に向けた調査から開始する予定です。その調査結果をもとに具体的な設置の手法については検討していきます。

C
9

 子供たちへの環境教育をすすめていただきたい。

 学校での知識を家庭へ普及してもらうことにより、家庭部門の温室効果ガス削減に繋げていくのが将来的にも効果があると思われます。

 現在でも小学校等で市内の環境団体等により環境学習プログラムを展開しています。

 令和5年度予算では、設備への補助金だけではなく、啓発にも力をいれ、緑のカーテン事業の拡大実施や講演会など市民全員が参加できるすそ野の広い啓発事業を展開していく予定です。

B
10

急速充電ステーションの増設

 EVの普及を進めるために、公共施設や大規模商業施設などに急速充電ステーションの設置を進めていただきたい。現状では、EVに興味があっても電池切れが恐ろしくて購入が難しくなってしまいます。

 国の補助金により、導入を検討しています。国の補助金の要件に再生可能エネルギー電気での充電があるので、市としてはまず令和5年度にその電源を確保するため、公共施設の太陽光発電設備導入に向けた調査を実施していきます。

C
11

クールシェア、ウォームシェアの推進

 コロナ禍で難しいところではありますが、個々の家を冷暖房するのではなく、気軽に涼んだり、温まったりできる場所を設けていただきたい。地域コミュニティの活性化やフレイル防止につながる取り組みとして実施できると良いのではないでしょうか。

 熱中症対策としてまちのクールオアシスを実施しています。

 ウォームシェアの実施に当たっては、公共施設も古く熱効率に優れているわけではないため現在のところ実施する予定はありません。

B
12

 香害について、個人的にこの数年で気になる方が倍増されたのではと危惧しています。

 市内に住んでいても、幼稚園・保育園の用事が通う場や学校で、布製品の移り香がものすごく増えました。

 選択を干しているとことや実際着用の衣服の柔軟剤の香りがダントツですが、家の周りで虫よけ香料ショップのアルコール消毒の香料です。気になる人が気になりますと声をあげやすく、だれもがストレスなく日常をすごせるように変わってくるといいと思っています。

 柔軟剤などについては、一般に販売されているものであり、規制はありません。また、生活臭の苦情についても規制がないため、本計画においては記載を見送ります。

C

実施概要

 市では、現在、第3期鶴ヶ島市環境基本計画の策定を進めています。
 この計画は、令和5年度から令和14年度までの鶴ヶ島市の環境の保全と創造についての施策を総合的で、効率的に実現するため、環境の保全と創造についての基本的な計画です。
 市民コメント制度に基づき、第3期鶴ヶ島市環境基本計画(素案)に対する市民の皆さんからのご意見を募集します。

閲覧及び意見募集期間

  2月1日(水曜日)~3月2日(木曜日)

対象者

  •  市内に住所を有する方
  •  市内に在勤・在学する方
  •  市内に事務所・事業所を有する個人、法人、その他の団体
  •  市の事務事業に利害関係を有する個人、法人、その他の団体

意見の提出方法

 用紙は自由です。ご意見、住所、氏名、連絡先(電話番号等)、在勤・在学の方は勤務先・学校名、利害関係のある場合はその内容を明記し、電子メール、ファックス、郵送または市役所2階の生活環境課へ直接お持ちください。

郵送の場合

 郵便番号350-2292(住所不要)

 鶴ヶ島市役所 市民生活部 生活環境課 あて

ファックスの場合

 ファックス番号 049-271-1190

メールの場合

 生活環境課メールアドレス 10400100@city.tsurugashima.lg.jp あて

第3期鶴ヶ島市環境基本計画(素案)の配架場所

 市役所3階 情報公開コーナー、2階 生活環境課、女性センター、若葉駅前出張所、各市民センター、中央図書館

※市ホームページにも掲載しています。

お寄せいただいたご意見について

 皆さんからいただいたご意見は、計画策定の参考とさせていただきます。

 お寄せいただいたご意見に対する市の考え方などについては、後日ホームページ上にてお知らせします。なお、類似の意見は、とりまとめさせていただきます。

 ご意見に対する個別の回答はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

 今回、ご意見をお寄せいただいた方の個人情報については、非公開とし、他の目的で利用することはありません。

 

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生活環境課です。

鶴ヶ島市役所 2階 〒350-2292 鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1

電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

メールでのお問い合わせはこちら

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