日時
令和4年3月25日(金曜日) 10時00分から11時25分まで
場所
鶴ヶ島市役所 504会議室
出席者
横山委員、松田委員、柵山委員、杉山委員、木村恵委員、鈴木委員、渡邊委員、内野委員、伊与田委員
欠席者
町田委員
事務局
蓜島生涯学習スポーツ課長、若月生涯学習スポーツ課主幹
傍聴人
なし
内容
1 令和4年度社会教育関係団体運営事業に対する補助金の交付について
2 今後の社会教育活動の進め方について
会議の経過
1 開会
2 議長あいさつ
3 審議内容等について
資料基づき、関係委員及び事務局から説明した。
協議事項
(1)令和4年度社会教育関係団体運営事業に対する補助金の交付について
事務局 社会教育関係団体の育成及び活動の振興を図ることと指定事業の推進を目的として、社会教育関係団体に補助するものです。社会教育法の規定により、社会教育関係団体運営事業の補助金の交付にあたっての意見をお願いします。
※資料に基づき、社会教育関係団体運営事業補助金について説明する。
委員 体育祭の運営手法の見直しの説明があったが、地域で活動する団体が助成を受けることはできるか。
事務局 体育祭については、自治会の負担を減らす方向で見直しており、今後も自治会にお願いするものです。
委員 PTAと子ども会への補助金は休止になっているが、今後の方向性はどうか。
事務局 団体が行う事業の縮小や中止により繰越金額が増え、通常の活動ができるようになった場合についても必要となる経費を上回っているため休止としたものですが、不足する場合には補助は必要であると考えています。
議長 ほかに意見がないようでしたら、(2)に移らせていただきます。
(2)今後の社会教育活動の進め方について
議長 今後の社会教育活動の進め方について協議します。事務局の説明について質疑はありますか。
委員 鶴子連の今後について補足だが、形にとらわれず、現在求められていることに対応できれば活動を続けられるのではないか、と協議を始めた。イベントを通じて、小学生や中学生のジュニアリーダー、高校生以上のつるがしまジュニアサポートクラブのメンバーたちがつながっていくことが、今後も大事なことと考えている。つるがしまジュニアサポートクラブのメンバーを中心として、子どもたちが成長して、家庭を持ち、年を重ねながら活動に関わるといったように循環できればと考えている。具体的には、2年かけて執行部が事務等を継承して、新体制への移行を考えている。
委員 聞いた話だが、子ども会の会長を頼まれた際に、何もしなくて良いならと引き受けた方がいる。子ども会ではどういう活動をしているか。
委員 子ども会が多くあったときには、単位子ども会を応援する活動をしていたが、現在は市内の小学生が参加できる行事を実施しており、単位子ども会との関わりは薄くなっている。活動内容はそれぞれだが、自治会の中で活動しているところもある。
委員 私の住んでいる地域では、子ども会が古紙回収を行っているが、他の子ども会も行っているか。
委員 以前に単位子ども会会長をしていたときは、保護者が多かったので子ども会独自でできたが、会員の減少とともに自治会に吸収されていった。
委員 ライフスタイルの変化や価値観の多様化などにより、子ども会への社会的ニーズは低くなっているのではないか。
委員 コロナ禍で中止となったが、つるがしまジュニアサポートクラブのお兄さん、お姉さんが中心に実施しているイベントを楽しみにしている子どもたちがいる。この活動の良い点は、保護者はリスクを感じることなく、子どもを一日、元気に外で遊ばせることができるところにあり、地域の青年が子どもを大切に預かることで責任感を養うことができる素晴らしい取組である。ボランティアに関しては、コストマネージメントの落差が激しすぎるのではないか。地域の人は責任を持てないため参加しづらい。
委員 新体制への移行について、どういうイメージを描いているのか、もう少し詳しく伺いたい。
事務局 放課後や土日の子どもの居場所については、塾やスポーツ少年団などの活動の機会に恵まれない家庭の子どもたちは、どこに活動の場を求めていくかが国全体の課題であり、公が関与していくことが大事なことと考えています。子ども会役員になると自治会役員候補になることから敬遠され、活動が難しくなる傾向がある。子どもの居場所が失われている中でどのように安定した活動をできるようにするのかが新体制移行の目的です。具体的には、2年後を想定していますが、これから行う単位子ども会や関係団体との協議の結果にもよります。また、例えば、第7波の影響を大きく受ける場合は、改めて検討することになります。放課後や土日に、年に何回か楽しめるイベントを行い、異年齢・異世代交流の場を提供する仕組みを引き継いでいきたいと話し合っています。子ども会に限らず、スポーツ団体や自治会などの活動をされている方が抱えられている不安の解消は重要であると考えています。
委員 PTA会長をしているが、コロナ禍にあってどういう事業ができるかと話し合っているが、感染者の発生などの懸念があり、前向きな意見はなかなか出ない。
委員 私立幼稚園協会では、毎年行っている観劇会は中止している。ワクチンを受ける年代ではない幼児が参加する行事はマスクが外れるまではできない、というのが各園の総意であり、安心安全が判断基準である。新規採用職員研修をオンラインで実施しているが、車や電車で移動中に受講している人のマナーが問題になっている。会議は、クラスターの懸念からオンラインであり、利便性は良いが意見が出ないことが課題である。一番慎重な対応を求められる給食は、マスク会食をしたところ、初めに年長児ができるようになり、それを見ていた年中児、さらに年少児と全学年できるようになった。幼児はマスクのサイズが合わないため話をすると鼻が出るが、「直しなさい」と命令するのではなく、「感染して病気になると大変だよね、だから鼻を隠そうね」と言葉がけの方向性を変えることで、自分で直し、子ども同士での言葉がけができるようになった。今ではマスク着用が当たり前になり、大人が方向性を示すことが大事だと感じている。
委員 小学校では、最近まで5年生以下はワクチンを打てなかったため、全校行事は難しい。オンライン会議にはミュートで参加する方もいて、こちらから聞いても「大丈夫です」といった返事が多く、短時間で終わる。中学生は、ある程度配慮ある行動ができるようになり、大人の判断に合わせることができるのではないか。
委員 本校では、マスクを外さないことを原則とし、教職員にどうしたら実施できるかを模索するよう指示した。学校行事は、実施と中止のどちらもご意見をいただくが、実施しないことには参加、欠席の選択肢が生まれないと考えている。文化祭、体育祭、合唱祭は規模を縮小して実施した。教育的に考えると残念であるが、卒業式は来賓にご遠慮いただき、保護者2名の参加を優先して配信を行った。生徒は、結果的に中止となった修学旅行は先生が苦労して延期を考えてくれた結果、という同じ価値観を共有できた。学校としては、保護者に選択していただくことが子どもに一番寄り添った対応だと考えている。現在の感染状況からすると、4年度も感染症対策は必要であり、本格的に再開する年度は、学校行事もPTA活動も大きなカギになるのではないかと考えている。
委員 市民の森で遊ぶプレーパークは、NPOなどの団体と行政が関わって子どもの居場所を提供している。小学校に長く勤務しているが、子どもの様子は変化しており、大人がきめ細かく子どもに目を向けていく必要がある。放課後子ども教室や子ども食堂を求めている家庭があり、それに視点を合わせることでつながっていくのではないか。
委員 学校応援団コーディネーターをしているが、会員の方が地域の一角でハロウィンイベントを行ったと聞き、子どもたちのためにと自然発生的に実施されたことに驚くとともに、必要なところには自然と発生すると感じた。形にとらわれないということであれば、子どもたちが何をしたいのか、どんな場所を求めているか、成長のために何が必要なのかを見極めていくことで方向性が見えてくるのではないか。活動の担い手の確保は課題であり、難しいところを市がサポートしていくことになるのではないか。
委員 校長としてPRの重要性を感じた。広報つるがしまに年間で4回掲載され、2回表紙を飾り、生徒の姿を広く伝えることができた。子ども会に限らず、広報で活動内容を発信することで情報共有が図られ、活動への協力依頼も円滑になるのではないか。
委員 高齢者の中には元気な人もいる。そういう人たちを引っ張り込むような工夫をしていくといいのではないか。
議長 サザン地域支え合い協議会では、いろいろな団体と合同での行事を進めており、脚折地区の子ども会と太田ヶ谷の森で行うタケノコ堀のイベント企画している。地域の団体が横のつながりを持って活動を進めていくといいのではないか。それでは、時間となりましたので本日の協議を終了とします。