予防接種は適切な時期に受けましょう
定期予防接種に定められている感染症は、感染した場合重篤な合併症を発症したり、死亡することもある恐ろしい病気です。 定期予防接種は感染症ごとに、かかりやすい年齢等をもとに適した接種時期を決めています。特に生後2ヶ月から予防接種を受け始めることは、赤ちゃんがお母さんからもらった免疫が減っていく時にかかりやすい感染症を予防するのにとても重要です。定められた時期に必ず予防接種を受けましょう。
・厚生労働省関連ページ(遅らせないで!こどもの予防接種と乳幼児健診)
予防接種を受けるにあたって
- 定期予防接種は法律により、対象年齢および接種期間などが決まっています。費用は、対象年齢であれば無料です。ただし、接種日時点で、鶴ヶ島市に住民登録がある方が対象です。
例)対象年齢が1歳から2歳未満の場合は、「1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで」です。
- 接種場所は鶴ヶ島市、坂戸市の定期予防接種実施医療機関となります。詳しくは、定期予防接種実施医療機関をご覧ください。
- 県内の協力医療機関でも接種可能です。詳しくは感染症対策課までお問い合わせください。県内の協力医療機関一覧(外部サイト)
- 下記の特別の事情により、鶴ヶ島市、坂戸市の定期予防接種実施医療機関や県内の協力医療機関で予防接種を受けることが難しい方は、必ず事前に感染症対策課へご相談ください。
・長期入院等により、他の医療機関で接種を受けたい場合
・里帰り出産等により、県外の医療機関で接種を受けたい場合
- 接種当日は予診票と母子健康手帳を必ずお持ちください。
- 予防接種はまれに副反応が生じる場合がありますので「予防接種の注意事項」をお読みください。
-
接種のスケジュールについては、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール等を参考に、かかりつけ医と相談のうえ決定してください。
乳幼児の予防接種
※予診票は2か月児のお子さんを対象に郵送しています。MR(2期)のみ、小学校就学1年前(幼稚園等の年長時)の4月に郵送しています。
ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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初回接種開始年齢が |
初回接種 生後2から7か月に至るまでに開始し、 標準的には27日から56日の間隔をあけて3回接種 ※ただし、2・3回目は生後1歳に至るまでに行い、 それを超えた場合は行わない。 追加接種 初回接種終了後、標準的には7か月から13か月の間隔をあけて1回接種 |
小児肺炎球菌
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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初回接種開始年齢が 生後2か月から7か月未満の場合:初回3回、追加1回:計4回 7か月から1歳未満の場合:初回2回、追加1回:計3回 1歳から2歳未満の場合:2回(60日以上の間隔) 2歳から5歳未満の場合:1回 |
初回接種 生後2か月から7か月に至るまでに開始し、27日以上の間隔をあけて3回接種 ※ただし、2・3回目は生後2歳に至るまでに行い、それを超えた場合は行わない。 また、初回2回目の時点で生後1歳を超えたときは、3回目は行わない。 追加接種 初回接種終了後、60日以上の間隔をあけて生後1歳になってから1回接種 |
B型肝炎
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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3回 |
1回目:生後2か月以降に接種開始 2回目:1回目から27日以上の間隔をあけて接種 3回目:1回目から139日以上の間隔をあけて接種(生後9か月までに) |
※母子感染予防として、出生後すぐB型肝炎予防接種を行なった方は、健康保険が適用されるため、定期予防接種の対象とはなりませんのでご注意ください。
ロタウイルス
種類 | 接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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1価(ロタリックス) | 2回:出生6週0後から出生24週0日後まで | 1回目:生後2か月に至った日から出生14週6日後までの間 2回目以降:27日以上の間隔をあけて接種 ※1価5価共通 |
5価(ロタテック) | 3回:出生6週0後から出生32週0日後まで |
※ロタウイルスワクチンは、安全性の面から、対象となる期間が限定されているため接種対象となる期間を超えた場合には定期接種・任意接種のいずれも受けることができません。
四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)、三種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風)
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
---|---|
1期初回:3回 生後2か月から7歳6か月に至るまでの間 |
1期初回 |
1期追加:1回 7歳6か月に至るまでの間 |
1期追加 |
不活化ポリオ
対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
---|---|
1期初回:3回 生後2か月から7歳6か月に至るまでの間 |
1期初回 |
1期追加:1回 7歳6か月に至るまでの間 |
1期追加 |
BCG
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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生後から1歳に至るまでの間 | 生後5か月から8カ月未満 |
麻しん・風しん混合(MR)
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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1期:1回 1歳から2歳に至るまで |
1期:1歳になったら接種 |
2期:1回 |
2期:小学校就学前1年間(幼稚園等の年長相当)の3月31日までに接種 |
水痘(みずぼうそう)
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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2回 1歳から3歳に至るまで |
1回目:1歳から1歳3カ月に至るまでに接種 |
2回目:1回目接種の6から12か月の間隔をあけて接種 |
※水痘にかかったことのある方は、水痘に対する免疫を獲得していると考えられ、基本的には水痘の定期接種の対象外となります。
日本脳炎(1期)
接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
---|---|
1期初回:2回 生後6か月から7歳6カ月に至るまで |
1回初回 |
1期追加:1回 7歳6カ月に至るまで |
1期追加 |
児童・生徒の予防接種
※予診票について
- 児童・生徒の予診票は、小学校を通じて児童に配布します。私学等の学校に通っている児童には自宅に郵送します。
- 配布時期
日本脳炎(2期):小学校4年生の4月
二種混合(2期):小学校6年生の4月
HPV:小学校6年生の4月
日本脳炎
対象年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数、標準的な接種スケジュール |
---|---|---|
9歳以上13歳未満 |
9歳から10歳(小学校4年生) |
1回 |
二種混合(ジフテリア、破傷風)
対象年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数、標準的な接種スケジュール |
---|---|---|
11歳以上13歳未満 | 11歳から12歳(小学校6年生) | 1回 |
HPV
子宮頸がんを予防するHPVワクチンは、下記の3種類あります。
対象者
小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子(標準的接種年齢:中学校1年生)
※平成9年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女子で、接種勧奨見合わせにより接種の機会を逃した方は、経過措置により令和7年3月31日までに限り、公費で接種できます。
接種回数・間隔
種類 | 接種回数と対象年齢 | 標準的な接種スケジュール |
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2価(サーバリックス) | 3回 | 1か月の間隔で2回接種後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目接種 |
4価(ガーダシル) |
3回 | 2か月の間隔で2回接種後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目接種 |
9価(シルガード9) |
1回目の接種を |
1回目から6か月の間隔をおいて2回目接種 |
1回目の接種を 15歳になってから受ける場合:3回 |
2か月の間隔で2回接種後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目接種 |
広報4月号の折込み「こどもの予防接種」では9価について3回とご案内しておりますが、3月7日の審議会において上記のとおりとなりました。
※令和4年度から積極的勧奨が再開されました。
詳しくは、「HPVワクチンについて」のページをご覧ください。