人・農地プランとは
「人・農地プラン」とは、農業における人と農地の問題を解決するためのプランです。市内農家の方々の話し合いによって、今後の中心となる農業者(個人や法人等)や、その中心となる農業者へどうやって農地を集めていくかなど、将来の地域農業のあり方などを定めるものです。平成23年10月、国において「我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画」が決定され、この計画の推進を図るため、農業振興地域を有するすべての市町村が「人・農地プラン」を作成することとなりました。本市では平成25年3月29日付けで鶴ヶ島市「人・農地プラン」を策定しました。
人・農地プランの「実質化」とは
人・農地プランの実質化とは、地域の農業・農地をしっかりと守るため、地域農業の現況、将来に向けた課題、今後の中心経営体への農地集積等の将来方針の作成に向けて、アンケートや地図を活用し、地域の話し合いにもう一度一から取り組むことを言います。
既存プランの実質化の判断
地区内の50パーセント以上の農地について、農地の出し手と受け手が特定されている場合は、「実質化された人・農地プラン」とみなすことができます。「既に実質化していると判断する区域」および「人・農地プランの実質化に向けた工程表」を以下のとおり公表します。
実質化するには
アンケートの実施
地域の農業者の年代分布や後継者の有無といったおおむね5年から10年の農地利用等地域の状況がわかるようなアンケートを実施します。
地域の現況把握
アンケートの結果を取りまとめ、農業者の年齢階層別の就農や、後継者の有無などについて現況を地図に落とし込み、地域の状況を把握します。
地域の中心経営体への農地の集約化に関する将来方針の作成
作成した地図などをもとに、地域の話し合いにより、5年から10年後に農地を担う中心経営体に関する方針を、それぞれの地域で話し合いにより決めます※。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大により農業関係者を対象とした書面開催及び市ホームページによる意見聴取を実施いたしました。
「人・農地プラン」に活発に取り組む地区や中心経営体(農業者)への支援措置
「実質化された人・農地プラン」を作成した「地区」を対象とする支援措置
- 強い農業づくり総合支援交付金のうち産地基幹施設等支援タイプ
- 機構集積協力金のうち地域集積協力金
- 機構集積協力金のうち集約化奨励金
- 機構集積協力金のうち農地整備・集約協力金(農地耕作条件改善事業の実施地区)
など
「実質化された人・農地プラン」に位置づけられた「人(中心経営体)」を対象とする支援措置
- 農地利用効率化等支援交付金
- 農業次世代人材投資事業(経営開始型)
- 経営継承・発展等支援事業
- スーパーL資金金利負担軽減措置
- 農業近代化資金金利負担軽減措置
など
詳しくは、農林水産省のホームページをご覧ください。
人・農地プラン(農林水産省ホームページ)
人・農地プラン実質化に向けた工程表の公表について
人・農地プラン実質化に向けた工程表を公表します。
令和3年度に策定した実質化された人・農地プラン
実質化された人・農地プラン(高倉・脚折・下新田)
実質化された人・農地プラン(町屋・上新田・中新田)
実質化された人・農地プラン(三ツ木・太田ヶ谷・藤金・上広谷・五味ケ谷)