開催概要
日時 | 令和4年12月9日(金曜日) 10時から12時まで |
場所 |
鶴ヶ島市役所 504会議室 |
出席委員 | 太田委員、武田委員、山下委員、小河委員、吉澤委員 |
欠席委員 | なし |
事務局 | 生涯学習スポーツ課 蓜島課長、佐藤主幹、森川主査 |
議題 |
令和4年度のスポーツ関係事業の開催状況及び今後について |
配付資料 |
1.鶴ヶ島市のスポーツ施設について |
公開・非公開 |
公開 |
傍聴人数 | 0人 |
会議要旨 |
・令和4年度の施設改修及び今後の予定について確認いただいた。 |
議事概要
【会長】
次第に沿って協議を進めたい。まずは、市内スポーツ施設の設置状況について、事務局から説明をお願いしたい。
【事務局】
(「資料1 鶴ヶ島市のスポーツ施設について」に沿って説明)
【会長】
事務局からの説明に対して質疑や意見等があれば、お願いしたい。
【会長】
施設改修の優先順位はどのようになっているか。
【事務局】
グリーンパーク多目的広場1フェンス新設工事については、隣接している都市計画道路が令和4年度末開通予定であるため、その開通に間に合わせる形で進めている。
【会長】
このほか施設の改修について意見はあるか。
(意見なし)
【会長】
(2) 市民体育祭について、事務局からの説明をお願いしたい。
【事務局】
(「資料2~4 市民体育祭」に沿って説明)
【会長】
本日の出席委員の中に、市民体育祭を主催した鶴ヶ島市スポーツ協会の委員がいる。主催者の観点から意見等あるか。
【委員】
近隣のイベント事情もあり、想定していた参加人数は下回ったが、無事に開催することができた。
開催場所のグリーンパークの認知度がまだ高くないため、場所がわかりづらいとの声があった。
小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方に参加してもらい、楽しんでもらったのではと感じている。この点は今後も大事にしていきたい。
競技種目については、もう少し増やしたいと考えており、自治会主催の地域体育祭はよい事例として参考にしたい。
スポーツ団体以外の出展ブースや模擬店は、体育祭というイメージから少し外れるかもしれないが、お祭り的な地域交流の一環としてよい試みができたと感じている。
今回の課題等を踏まえて、続けていきたい。
【会長】
ほかにも当日の運営に参加していた鶴ヶ島市スポーツ推進委員の委員がいるが意見等あるか。
【委員】
スポーツ協会による市民体育祭については、心配されていた天候にも恵まれ、無事に開催することができ、学生ボランティアなどの若いスタッフの動きも気持ちがよかった。
メイン競技であったミニクロスカントリーは、コースを歩いてみると少し危険と感じる箇所や観客の目の届かない箇所があり、運動公園の方が適しているのではないかと感じた。
自治会主催の体育祭では、運営にも携わり、結果として250人の参加があり、とても賑わった。もう少し財政的な補助をいただけるとありがたい。
また、これから着手すると説明があったスポーツ団体主催の市民体育祭は、現在、活発に活動している団体が多いので、積極的に広めていってほしい。
【会長】
自治会主催の体育祭は具体的にはどんな競技種目を行ったか。
【委員】
誰でもできる玉入れやパン食い競争のほか年配の方向けにグラウンドゴルフなど様々な種目を盛り込んだ。半日であったが様々な工夫で多くの種目をスムーズに運営することができた。
【会長】
会場はどちらであったか。
【委員】
新町小学校で実施した。
【会長】
経費の話があったが、実際の運営はどうなっているか。
【委員】
支出の多くは参加者への参加賞であり、自治会からの持ち出しと市からの補助を充てている。
【会長】
市からの補助の基準はどのようなものか。
【事務局】
企画への参加人数により変動する仕組みである。現状の仕組みは、複数の団体が合同で実施しても、一件の補助対象としている。来年度以降は、合同で実施した場合に、構成団体ごとに補助できるような仕組みを検討したい。
また、スポーツ企画を実施することのほか、スポーツ協会が主催する市民体育祭へ参加するためのバス等移動手段にかかる経費を補助対象とできるように検討したい。この点は、実際に要望や相談があったところである。
【会長】
自治会主催の市民体育祭について、資料に金額が入っていないものについては企画自体が中止となったとの認識でよいか。
【事務局】
事業報告がこれからのものと、中止となったものがある。
自治会主催の市民体育祭については、市民体育祭の主だった変更点であったが、活用件数が想定を大きく下回った。
新型コロナ等による社会情勢や地域事情への影響が如実にあらわれたものと捉えている。来年度以降は状況を注視し柔軟に対応したい。
【会長】
コロナ禍であっても、これだけの企画が実施できたとよい方向に捉えてもよいのではないか。
【委員】
市民体育祭のやり方の一つとして、市で企画したものに、自治会が参加するという形もある。例えば一定程度の企画は市が行い、当日の運営を自治会に担ってもらうなど。
企画から自治会に任せるのでは、「やりたくてもやり方がわからない」という自治会も中にはあるように思う。
【委員】
私の地域では主な運営を連合内自治会の輪番で行っているが、仮に市が企画運営を担うとありがたい面もあるが、その後自治会が企画する場合に、人によってはできないということも出てくると思う。
【委員】
ノウハウがない自治会にとっては任されっぱなしのようになってしまう懸念がある。
現状で、これだけの自治会が自主性をもって実施できたということは、市が自治会を支援するなどの少しのきっかけで、実施できる自治会がもっと増えるのではないか。
【会長】
市やスポーツ協会などが協力体制や相談窓口をつくり、用具やノウハウなどを提供するという考え方はよいと思う。
【事務局】
自治会に大きな負担感なく、できるような仕組みが理想と考える。
【会長】
例えば、メインの大きな市民体育祭について、競技の一部を自治会主催のものとして実施するという方法もどうか。
【委員】
市が関与して、企画実施へのハードルを下げるということが重要である。
【会長】
このような地域行事は、地域福祉という側面もある。まずは現状で実施できる自治会があるということ、そして今後は、地域参加のきっかけとして拡張していければなおよい。
【委員】
ほかの自治会からウォーキングも補助対象になるのか、という話があった。
【会長】
いまは、スポーツの概念が変わってきており、体操、ダンス、アウトドアやレジャー活動などもスポーツとして扱うようになってきている。
今後は、そういった活動にも積極的に活用してもらえるとよい。
【会長】
地域活動は実施にあたって、小学校などを活動場所とする場合が多い。
そのような活用について、管理する教員の立場からはどうか。
【委員】
活用は大歓迎である。学校での企画開催は、地域の子どもたちや保護者にとっても参加しやすい。積極的に活用されたい。
【会長】
トイレなどの設備面ではどうか。
【委員】
市内各学校の屋外トイレは、衛生面や機能面で充分でない箇所もあるが、どの学校も地域住民の活用については歓迎している。
地域との関わりは教育において重要な要素なので、その一環にもなるので活用してほしい。
【会長】
市には、各学校のより一層の設備整備も検討されたい。
【事務局】
承知した。
【会長】
市民体育祭に関して、ほかに質疑や意見はあるか。
(質疑、意見なし)
【会長】
それでは、次第4 その他について、事務局からあるか。
【事務局】
(部活動地域移行の動向について説明)
【会長】
国の具体的な方針が出ていないため、県も動けないということを聞いている。
財政的に余裕のある自治体は、来年度から土日の部活動に対して、指導員を配置していくという動きがある。
令和5年1月8日に部活動地域移行についてのシンポジウムがあり、議論する予定である。一般参加も可能なので参考にされたい。
【委員】
大学に話がきていることは承知しているが、具体的な動きはまだない。
サッカーに限ってだが、埼玉はクラブチームの数が多いため、受け皿になれるように思う。
【会長】
現状では、クラブチームに所属している子どもは、中体連の試合に出られないと聞いている。
この地域では、小学校からクラブチームに所属する子どもも多く、中学へ入学してサッカー部に所属しても試合に出られないケースはよく聞く。
【事務局】
今年度の春頃にスポーツ庁から出されたガイドラインには、クラブチーム所属者が中体連の試合に出られないということがないようにするという方針が示されていた。
【委員】
指導者という観点からのスポーツ推進委員に言及すると、制度等が変わってきており、スポーツの指導に関する専門性を持つ推進委員が少なくなってきている状況もある。
【会長】
部活動指導員となるためには民間資格が必要となっている。
そのための研修制度拡大の検討も行われているが、未だ具体的な拡がりの見通しはない。
受け皿となり得るスポーツ協会としてはどうか。
【委員】
スポーツ協会としては、加盟団体の会員個別の資格情報などは把握できていない。
この部活動地域移行の流れが本格化した際には、情報収集及び整理が必要と考えている。
【会長】
委員の大学へは、地域連携等の打診はあるか。
【委員】
大学の所在地が川越市であるため、実際の連携先としては川越市になると思うが、大学内でそういった動きは見えていても具体的な話には発展していない。
地域との連携、貢献は必要であると感じている。
【会長】
現場に一番近い学校教員としてはどうか。
【委員】
一番の優先事項は、子どもの希望に応えられる環境づくりである。
環境がないから希望する部活動ができないという状況はあってはならない。
なかでも競技人口の少ない競技や知名度の低い競技ほど、早い段階で指導者になり得る人材を見つける必要がある。
【会長】
国の方向性も定まっていない状況ではあるが、鶴ヶ島市においては、子どもが「やりたい」という気持ちに応えられる環境づくりを念頭に置いていただきたい。
【事務局】
承知した。
【会長】
本日の協議事項は以上となるが、ほかに意見などあるか。
(意見なし)
【会長】
それでは本日の会議を以上とする。