鶴ヶ島市の空き家の状況について
平成30年調査 11.7%
平成25年調査 11.7%
総務省統計局 平成30、25年住宅・土地統計調査より
近年、空き家の増加に伴い、空き家に関する問題が多発しています。新聞やテレビ等でも報道されており、空き家に対する注目も高まっています。
空き家が増えるのは、地域における人口減少や社会的ニーズの変化等が主たる原因だと考えられます。今後も少子高齢社会が進展するため、空き家問題が増加していくことが見込まれます。
空き家相談件数
R元年度 |
R2 |
R3年度 |
56 |
52 |
47 |
空き家について
空き家の問題点
管理していない土地や住宅が引き起こす問題は様々です。
・放火による火災の発生
・老朽化による倒壊や屋根の落下
・防犯性の低下による犯罪の誘発
・ゴミの不法投棄
・蚊や蠅等の発生による衛生の悪化
・風景、景観の悪化
・その他庭木の越境、雑草の繁茂
どれも近隣住民に深刻な被害をもたらす可能性があるため、空き家は適正に管理することが重要です。
空き家となる主な理由
- 社会的な背景として、人口が減少していることや住宅そのものが世帯数に対し供給過大となっているため、不動産が流動していない
- 実家を相続した方や高齢のため子供の居住地や施設に転居する方が、遠方に住んでおり頻繁に管理をするのが不可能
- 不動産を売却する意向はあるが、固定資産税が上がってしまうので壊せない
- 相続放棄や相続人の未確定によって、利活用の方針が未設定
他にも、空き家となる環境は、地域や所有者の状況により様々なことが考えられます。
空き家の適正管理
空き家の管理が不十分だと、近隣のみなさまに迷惑がかかることになりますので、適正に管理できるようお願いします。不適正管理であることが原因で、隣人や通行人等の第三者に何らかの被害を与えてしまった場合、無過失であったとしても、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う恐れがあります。(民法717条)
空き家を所有されている方が適正に管理するのはもちろんですが、空き家防止の観点から、家屋等を所有している本人や家族・親族が、近隣のみなさまのことを考え、空き家とならないよう事前に話し合っていただくことも必要です。
(管理上の注意点)
・屋根や外壁等風で飛ぶ恐れがある箇所がないか点検する
・他人が勝手に出入りできないよう施錠を行う
・敷地内に可燃物等を放置しない
・樹木の枝下ろしや雑草の除草を行う
・野良猫や鳥が住み着かないよう小さな出入り口を塞ぐ