獅子舞の概要
獅子舞は獅子頭を被って舞踏する芸能で、獅子が舞うことをクルウといいます。この舞いは、遠い国から訪れた強力な神が、ムラ人の幸福を守るために、悪霊・悪疫を退散させてくれる芸能ですが、ムラ人にとっては五穀豊穣感謝の行事でもあります。
高倉獅子舞は、三頭立ての獅子舞でササラ獅子とも呼ばれています。その構成は、万灯、貝吹き(ほら貝を吹く)、天狗、花笠、はいおい(軍配を持って案内する)、前獅子(男獅子)、中獅子(女獅子)、後獅子(男獅子)、笛吹き、歌うたいなどです。時には、ひょっとこ、おかめの道化も加わります。
令和6年度は11月2日(土曜日)、3日(日曜日・祝日(文化の日))開催となります。
見学は3日(文化の日)をおすすめします。
高倉獅子舞の行事日程はこちら
高倉獅子舞チラシ(表) [PDF形式/198.7KB]
高倉獅子舞チラシ(裏) [PDF形式/304.8KB]
前獅子
前方の雄獅子で、獅子頭は白檀塗りで金色の宝珠を頭上にのせ、眉毛、歯が金色に塗られています。
角は白檀と朱のらせん模様の棒角で、頭髪は鳥の毛が付けられています。
中獅子
雌獅子で女獅子とも言われています。獅子頭は朱塗りで金色の宝珠を頭上にのせ、歯が黒く塗られています。眉毛は雄獅子の彫り物とは異なり馬の毛で作られ、角はなく、頭髪は雄獅子が鳥の毛なのに対して、馬の毛が付けられています。
後獅子
後方の雄獅子で、獅子頭は黒塗りで金の宝珠を頭上にのせ、眉毛、歯が金で塗られています。角は金と黒のらせん模様の棒角で、頭髪は鳥の毛が付けられています。
花笠
「ささらっ子」とも言います。4人の童子が女装します。
振袖の着物に黒足袋、紅白の鼻緒の草履をはき、手にササラを持って、花笠をかぶります。
はいおい
「幣負」とも言います。陣羽織とたっつけを着て、赤いたすきをかけ、鉢巻きをし、黒足袋にわらじをはきます。右手に軍配、左手に采配を持ちます。獅子を導いたり励ましたりします。
地域の高倉獅子舞保存会が大切に守り続けてきた鶴ヶ島市指定無形文化財「高倉獅子舞」を是非ご覧になってください。