環境学習プログラム

環境学習プログラムが実施されました

 環境学習プログラムとは、地域の自然環境への理解促進、鶴ヶ島の環境を大切にする心の育成等を目標に、市内の小学校の授業等に、市民団体等関係者が講師として出向き、環境学習における情報・内容等を提供するものです。
 今回は栄小学校の5年生を対象に2回のプログラムが実施されました。

第1回目 生ごみの堆肥化《講師:エコ鶴市民の会》

日時:令和4年9月15日 
場所:栄小学校 体育館

 体育館の中に大きな葉っぱのかたまりが運び込まれており、児童の目を引きました。「これも雑草です。」エコ鶴市民の会の方々が説明してくれました。もはや木のような大きさの雑草。こんなに大きく育つ雑草があるのかと、驚きました。その他にも、私たちが普段道端で何気なく目にしている雑草が紹介されました。これらの雑草は、引き抜いた後ごみとして出してしまうこともできますが、水と混ぜて発酵させることで、たいとして活用することができます。また、野菜を育てるときに間引いて植えられない芽や、収穫時に切り落とした不要な葉っぱ(野菜くず)などもたい肥にできますね。雑草や野菜くずをたい肥にしたものを畑にまき、栄養のある土の中で野菜の種をまいて育てて収穫し、不要な野菜くずや雑草は再びたい肥にする。こうして命を循環させることができるのですね。

 自宅で調理するときに出た野菜くずなどを、普段ゴミに出している家庭は多いですよね。これも、たい肥にすることができます。また、捨てる場合は、数日干すことで水分が抜けて1/3ほどの重さになります。ごみ出しを手伝っているという児童たちから、「運んだごみ袋が重かった」という感想が聞こえました。自宅から出されるごみの半分は、生ごみの重さといわれています。生ごみが減ったら、集積所に運ぶごみ袋も重たくないし、水分を多く含んだごみを燃やすための余計な火力エネルギーも不要になります。生ごみをたい肥にして命を循環させる、生ごみをごみとして出すときには余計な水分を無くす、小さな取組かもしれませんが、ひとりひとりの心がけと行動の積み重ねが大きな結果に結びつくと思います。

雑草  種  
大きな雑草に、興味津々。初めて見る野菜の種。「これはゴボウ」「落花生もあるよ」

会長  会長を鬼藤さん
子どもたちが真剣にメモをとって話を聞いています。生活環境課も、生ごみ処理器キエーロの紹介をさせてもらいました!

 

第2回目 竹林整備体験《講師:NPO法人つるがしま里山サポートクラブ》

日時:令和4年10月6日
場所:東市民センター裏の市民の森・集会室

 雨の中でのスタートでしたが、伸びやかに成長した孟宗竹もうそうだけ真竹まだけが茂った市民の森の中は空気が澄んでいるように感じ、気持ちの良い空間でした。森の中は、住宅地の気温と比べると3~5℃低くなるそうです。植物は、根から吸い上げた水分のうち、余分な水分を葉から放出しており、この水分が蒸発する際に葉の周りの熱を奪うという仕組で、気温が下がるのだそうです。自然の仕組は不思議で興味深いですね!
 大きく成長した竹を里山サポートクラブの方々がチェンソーで切り倒し、さらに2mほどに切ってくれました。その竹を、児童が東市民センターの集会室に運び込み、のこぎりを使って好きな大きさに切って加工することに!コップ、花瓶、けん玉、貯金箱などなど、里山サポートクラブの方々にアドバイスをもらいながら、思い思いの作品を限られた時間の中で作り上げていきました。のこぎりを初めて使うという児童もいたようですが、上手に扱っていました。作品を見るたびに、今日の体験を思い出してくれると嬉しいですね。そして、鶴ヶ島の自然を守り、未来に残していけるように私たちに何ができるのか、一緒に考えて実行していきましょう!

   竹藪     竹カット
児童たちからは「空気が美味しかった」「都会の中に、こんな自然があってびっくりした」という感想が出てきました。 
整備のため切った孟宗竹の葉は、高坂の動物園に寄付することもあるとのこと!レッサーパンダが竹をもぐもぐしていたら、その竹は里山サポートクラブさんが切って提供された鶴ヶ島市産の孟宗竹かもしれませんね♪

まとめ  作業の様子2   作業の様子1 竹を押さえる人と切る人が協力して、のこぎりでギコギコ……なかなか難しい!完成したオリジナルのコップや貯金箱、皆さん使ってみましたか?

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