教育委員会では、鶴ヶ島中学校と西中学校を再編し、令和9年4月に(仮称)西部中学校の開校を目指し、「(仮称)鶴ヶ島市立西部中学校開校に向けた基本方針」を定めました。
今後はこの基本方針を基に、鶴ヶ島中学校と西中学校の再編に取り組みます。
(仮称)鶴ヶ島市立西部中学校開校に向けた基本方針
未来を創造できる生徒を育てる魅力ある学校づくり
鶴ヶ島市の小・中学校は、児童・生徒数の減少による小規模化と学校施設の老朽化が進んでいる。
鶴ヶ島市の学校教育では、自分の良さや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し合える子どもを育てることを目指している。
未来を担う子どもたちがいきいきと学び、発達段階に応じて「生きる力」を身につけるためには、集団としての教育機能が最大限に発揮される学校規模を整え、豊かな社会性を育む教育環境を整備していくことが重要である。
鶴ヶ島市教育委員会は「未来を創り出す力を育む教育の推進」を目指し、学校規模の適正化と学校施設の整備による教育環境・教育機能の向上を図り、魅力ある学校づくりを進める。
1 中学校2校の再編
(1)鶴ヶ島中学校と西中学校を再編し、(仮称)西部中学校を開校する。
(2)鶴ヶ島中学校の敷地及び施設を有効活用する。
(3)教育環境の向上と、生徒一人ひとりへのきめ細やかな対応ができる学校とする。
(4)特別支援学級及び配慮を要する生徒の居場所を確保する。
2 開校時期
令和9年4月開校を目指す。
※開校に向けての準備、教材・教具の整理及び準備、学校施設の改修その他教育環境の整備に向けて、準備する期間を5年間とする。
3 (仮称)西部中学校の基本理念
未来を創り出す力を育む教育に求められる「生きる力」の育成を目指し、地域との協働により、これまでの伝統を大切にしながら、加速度的に変化する社会の中で未来を創造できる人材を育成する学校を目指す。
4 (仮称)西部中学校の目指す方向性
(1)新しい生徒との出会いを通じて、人間関係の新たな構築と広がりを促し、主体的・対話的で深い学びである「学び合い学習」の充実を図る。
・適正な規模の生徒の中で、多様な考え方や価値観にふれ、他者と協働して身につける「確かな学力」の育成
・適正な規模の生徒の中で、自ら律することや他人を思いやる「豊かな心」の育成
・適正な規模の生徒の中で、体力の向上や望ましい生活習慣を身につける「健やかな体」の育成
(2)教職員の経験・特性など、バランスのとれた組織的な指導体制のより一層の充実を図り、個に応じた支援を推進する。
(3)生活安全・交通安全・災害安全の推進など、安心・安全な学校づくりを目指す。
(4)地域との連携を一層密にし、地域とともにある学校づくりを目指す。
5 今後の進め方
(1)鶴ヶ島中学校の学校施設を改修し、時代に合った活力ある魅力的な教育環境を整備する。
(2)再編に伴い学校環境が変化するため、再編前後の児童・生徒の不安や心配事を把握し、必要な支援をする。
(3)中学校の再編は、保護者及び地域住民にも大きな影響を及ぼすことから、保護者及び地域住民の理解を得ながら進める。
(4)(仮称)西部中学校開校準備委員会を設置し、再編に向けた諸課題を整理する。