第17回ふるさとイベント大賞「大賞」を受賞!
財団法人地域活性化センターが主催する「第17回ふるさとイベント大賞」(平成24年度)で、応募総数169件の中から『脚折雨乞』が大賞を受賞しました。
県内では過去に部門賞も受賞がない中で、初めての最高賞である大賞を獲得しました。
「ふるさとイベント大賞」とは
ふるさとイベント大賞は、全国各地で数多く開催されている地域の活力を生み出すイベントを表彰し、全国に向けて紹介することによって、ふるさとイベントのさらなる発展を応援することを目的に設けられた賞です。
過去の受賞イベントは地域活性化センターのふるさとイベント大賞をご覧ください。
第17回受賞イベント
- 大賞:脚折雨乞(埼玉県鶴ヶ島市)
- 優秀賞:あさひ砂の彫刻美術展2012~笑顔をここから~(千葉県旭市)
- 優秀賞:松江水燈路(島根県松江市)
- 奨励賞:アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ2012(富山県高岡市)
- 奨励賞:湯田温泉スリッパ卓球大会(山口県山口市)
- 奨励賞:さかいで塩まつり(香川県坂出市)
評価のポイント
(受賞式配布資料より)
地域の連帯感の低下に危機感をもった住民が、江戸時代から続いていたが都市化の影響で一度途絶えていた伝統行事を復活させたイベントである。
材料となる麦わらの栽培から龍神の製作まで、全て新旧住民が一緒に行っており、人々の絆を育み、郷土意識を高める行事となっている。
脚折雨乞の概要
『脚折雨乞』は江戸時代を起源とする伝統行事で、竹と藁で作られた長さ36メートル、重さ3トンもの巨大な龍神が市内を練り歩きます。脚折地区白鬚神社を出発した龍神は雷電池(かんだちがいけ)までのおよそ2キロメートルを渡御し、池の中で降雨祈願が行われた後、その場で解体されます。これは池を汚すことで神を怒らせ、雨を降らせるためと言われています。
この雨乞行事も1964年には一度途絶えてしまいますが、地元住民の熱い想いから1976年に復活し、その後は4年に一度実施されています。
脚折雨乞の詳細については「脚折雨乞」ページをご覧ください。
受賞コメント
脚折雨乞行事保存会会長(受賞当時) 平野行男氏
この伝統行事の保存、継承には、大変に多くの方々が関わっています。埼玉県や鶴ヶ島市などの関係機関をはじめ、行事を担ってくださった地域住民のご支援、ご協力があればこその大賞受賞です。心より感謝申し上げます。
この受賞を力として、先人たちの思いをしっかりと受け継いで、次の世代へとバトンタッチしていきたいと思います。
受賞報告
平成25年3月12日、埼玉県知事上田清司氏を訪ね、埼玉県初の大賞受賞を共に喜び合いました。