平成23年度一般会計予算について、各課から財政課へ提出された歳入・歳出の予算要求状況を集計しましたので、お知らせします。
要求時点では、国や県の予算、制度改正などが決定されておりませんので、確実に変更が見込まれるもの以外は、現行制度で見込んでいます。
歳入歳出の各課要求額につきましては、歳入合計177億1,772万4千円に対しまして、歳出合計が180億2,823万2千円で、約3億1千万円の財源不足が生じております
歳入
1款
市税は、景気低迷の影響や団塊世代の退職者の増加などにより,前年度と比較して約7,600万円の減額となっています。
9款
地方交付税は、普通交付税を6億円、特別交付税を2億円として、予算編成作業を行っております。
17款
繰入金は、財政調整基金3億円の取り崩しを見込んでおります。
20款
市債は、臨時財政対策債、土地開発公社用地取得債、市道758号線(共栄一本松線)整備事業に係る市道整備事業債を見込んでいます。
歳出
2款
総務費は、選挙経費などの増額要因はあるものの、庁舎屋上防水・外壁改修工事の完了などから全体として減額となっています。
3款
民生費は、介護保険特別会計繰出金や子ども手当支給事業などが増額となっております。また、長引く景気低迷の影響を受け生活保護費も依然として増加していることなどから、全体として大幅な増額となっています。
4款
衛生費は、中学1年生から高校1年生相当年齢の女子を対象とした子宮頸がんワクチン接種の助成を行う感染症予防対策事業などにより増額となっています。
8款
土木費は、暫定逆線引き地区の市街化編入に併せて定めた地区計画区域の整備を行う地区計画住環境整備事業や、一本松土地区画整理事業の見直しに伴う一本松地区整備事業、引き続き取り組んでいる市道758号線(共栄一本松線)整備事業などにより増額となっています。
10款
教育費は、小学校体育館の耐震補強を行うための設計業務などにより増額となっています。
11款
公債費は、学校建設費等の償還が進んだことから、減額となっています。
現在、予算編成方針に沿って歳入歳出を徹底的に見直し、財源不足額の解消に努めるとともに、重点事業の実施に向けて取り組んでいます。
なお、今回お知らせしました予算要求状況は、予算案として確定したものではありませんので、今後の予算編成過程の中で、金額や内容が変更となります。
- 平成23年度一般会計予算の要求状況(PDF形式・95KB)
- 基金残高見込に関する調書(PDF形式・69KB)