令和2年度からキエーロの実験を行い、今年で3年目となります。
令和4年度に販売したキエーロも、好評につき完売となりました!
ご購入いただいた皆さん、ありがとうございます。
キエーロをより使いやすくするためにも、今年も様々な実験をしてまいりますので、ぜひご覧ください!
冬場でも分解を進ませるには、土におがくずと米ぬかをまぜておくことが効果的でした!
なので、まずは一冬超えたキエーロの土に米ぬかを追加投入して、よく混ぜておきます。
〜実験の前に〜
生ごみ処理器キエーロを作っていただいている?川工務店さんから、素敵な作品を頂きました。
キエーロを作る際に発生した木片たちで作られたそうです。とっても美しくて素敵です…!
?川工務店さん、ありがとうございます!
うっかり賞味期限が過ぎてしまった「缶ビール」。今までの比較実験では、水だけを入れてきましたが、ビールでも分解は進むのか…。いざ実験してみます!「1」には賞味期限の過ぎたビール、「2」にはいつもどおり水を入れて、分解を待ちましょう。
「1」生ごみ+ビール | 「2」生ごみ+水 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 42℃ | 39℃ | 25℃ |
2日後 | 51℃ | 49℃ | 34℃ |
3日後 | 47℃ | 41℃ | 25℃ |
4日後 | 39℃ | 29℃ | 22℃ |
「1」の生ごみ+ビールは、なんと50℃越え!水を入れるよりも若干温度は高くなりました。いざ掘り返してみると「1」「2」ともに分解は終了しており、どちらが早く分解が終了したかはわかりませんでしたが、ビールでも変わらず分解できることがわかりました。もしかするとビールを入れることにより、分解は早く進むのかもしれません…。
※今回使用したビールは、あくまでも賞味期限切れのものです。食品ロス削減のためにも、食べきり・飲みきりのご協力をお願いします。
比較実験その1では、水の代わりにビールを入れても分解が進むのかを実験しました。水を入れるよりも、ビールを入れたほうが分解中の温度が高かったため、今回は違う種類のお酒「日本酒(こちらも賞味期限切れ)」に変えて実験をしてみます!今回も温度は上がるのでしょうか?「1」には賞味期限切れの日本酒、「2」にはいつもどおり水を入れて、分解を待ちましょう。
「1」生ごみ+日本酒 | 「2」生ごみ+水 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 40℃ | 46℃ | 33℃ |
2日後 | 52℃ | 42℃ | 31℃ |
5日後 | 39℃ | 42℃ | 32℃ |
6日後 | 34℃ | 36℃ | 29℃ |
またもや「1」の生ごみ+日本酒は50℃越え!そして5日後の「1」は、「2」よりも温度が低くなっていました。分解が終了しているのか?と思い、掘り返してみたところ…。
なんと「1」は掘り返しても掘り返しても生ごみが見つかりませんでした!温度も下がっているため、分解が終了しているものと思われます。一方、「2」にはまだ白い塊が残っており、分解途中のようです。しかし、掘り返した際、「1」からは米ぬかの発酵したようなきつめの匂いが…。これは米を原料としてできている日本酒のせいなのでしょうか?「1」「2」どちらにも土をかぶせて「2」の分解待ちとします。比較実験その1では、どちらの方が早く分解が終了するのかまでははっきりとわかりませんでしたが、今回は「1」生ごみ+日本酒のほうが分解速度が速かったと言えます。もしかするとキエーロはお酒が好みなのかもしれません…。
比較実験その1その2で、水の代わりにお酒を入れて分解が進むのか実験しました。どちらも50℃越えで、水を入れるよりもお酒を入れた方が分解速度は速くなりました。さて、今回は職員の自宅で眠っていた「梅酒」を使って、生ごみを分解させていきたいと思います!今回の温度の変化も楽しみです…。「1」には梅酒、「2」にはいつもどおり水を入れて、分解を待ちましょう。
「1」生ごみ+梅酒 | 「2」生ごみ+水 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 38℃ | 43℃ | 41℃ |
2日後 | 45℃ | 44℃ | 40℃ |
3日後 | 44℃ | 40℃ | 31℃ |
4日後 | 46℃ | 32℃ | 26℃ |
7日後 | 51℃ | 33℃ | 37℃ |
8日後 | 51℃ | 34℃ | 34℃ |
9日後 | 46℃ | 37℃ | 37℃ |
またもや「1」生ごみ+梅酒は50℃越えです!しかし、今回は「2」生ごみ+水よりも温度の上昇が遅かったため、温度が上がりきるまで、しばらく記録をとってみました。表を見てみると、分解に時間がかかっているのがわかります。さらに、「1」の土は匂いがきつく、分解終了後の土も固くなっていました。「2」と比べると、少しデメリットは多いかもしれません…。お酒だからといって、なんでも分解促進につながるわけではないようです。
今回は、不法投棄されて処分に困っていた「ラード」を使って比較実験を行ってみます。令和2年度、令和3年度と実験を行っていますが、食用油を投入した際の分解速度はそこまで早くなく、一概に分解促進とはなりませんでした。今回の「ラード」もなかなか手強いかもしれません…。いざ実験です!「1」にはラード、「2」にはいつもどおり水を入れて、分解を待ちましょう。
ラードを入れた「1」の方は、混ぜてみると少しドロッとしすぎていました。空気が行き届かないと、バクテリアの分解は進みづらくなるので、追加で少し水を入れてみます。いい感じに土がまとまったので、しっかりと蓋をして分解を待ちます。
「1」生ごみ+ラード | 「2」生ごみ+水 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 44℃ | 35℃ | 33℃ |
2日後 | 43℃ | 36℃ | 34℃ |
3日後 | 40℃ | 32℃ | 30℃ |
4日後 | 40℃ | 31℃ | 30℃ |
7日後 | 34℃ | 26℃ |
26℃ |
「1」の方が温度は常に高かったですが、あまり上昇せずにストップしてしまったので、掘り返してみることにしました。
「1」の方は土が大きな塊になってしまっていたので、掘り返すのも一苦労でした。砕いてみても、分解が終了しているとはいえない状況ですが、もう少し水分を足せば、ここまで土が固まることもなかったかもしれません。「2」の方も掘り返してみると、土はサラサラで、完全に分解が終了していました。今回も「1」の勝利とはなりませんでした。しかし、たとえ時間がかかってしまったとしても、夏場だと匂って捨てるのも億劫になってしまう生ごみたちも、キエーロなら簡単に処理することができます。とても便利ですね!
いくつか分解促進のための比較実験を行ってきましたが、今回は、「フードプロセッサーで生ごみを細かくすると、どのくらい分解が早くなるのか実験してほしい!」とのご意見をいただいたので、実際に比較してみたいと思います!「1」にはフードプロセッサーで細かくしたじゃがいもを入れ、「2」には5センチ程度に切ったじゃがいもを、それぞれ160グラム入れます。比べてみてみると、大きさが全然違うのがわかります。それぞれに水を入れてよく混ぜ合わせ、分解を待ちましょう。
「1」細かくしたじゃがいも | 「2」5センチ程のじゃがいも | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 67℃ | 61℃ | 37℃ |
2日後 | 65℃ | 55℃ | 35℃ |
3日後 | 65℃ | 45℃ | 33℃ |
7日後 | 31℃ | 30℃ | 26℃ |
なんと温度が60℃を超えました!しかし、「1」のフードプロセッサーで細かくしたじゃがいもを入れたもののみ、温度が上がったわけではないため、残念ですがこの温度の上昇はじゃがいも効果だと考えられます。それにしても「1」の方が温度は常に高いです。連休を挟み、生ごみ投入から1週間たったところで温度が急激に下がってしまったので、掘り返してみました。どちらも分解は終了しており、土の様子も固く、白い塊になっているため、大きな違いは感じられません。今回の比較実験は、「どのくらい分解が早くなるのか?」でしたが、フードプロセッサーで細かくしても、どのくらい分解のスピードがアップするかどうかは、はっきりとはわかりませんでした…。でも、明らかに温度の上昇は「1」の方が高いため、じゃがいもではなく、他の生ごみで実験をしてみると、違う結果が得られるかもしれません。次は、分解しにくい生ごみで比較実験をしてみようと思います!
前回は、フードプロセッサーで細かくするとどのくらい早く分解が終了するのか実験してみましたが、残念ながら両者とも差がなく分解が終了していました…。今回は「枝豆の殻」で、フードプロセッサーで細かくしたものとそのままのものを、それぞれ115グラム用意して、「1」には細かくしたもの、「2」にはそのままのものを入れ、細かくすると分解しにくいものも分解が進むのか、比較実験をしてみます!
「1」細かくした枝豆の殻 | 「2」そのままの枝豆の殻 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|---|
1日後 | 61℃ | 53℃ | 33℃ |
2日後 |
59℃ |
51℃ | 36℃ |
3日後 | 47℃ | 42℃ | 30℃ |
4日後 | 37℃ | 35℃ | 33℃ |
前回の実験では、「1」「2」両者とも温度が上昇したため、入れた生ごみのおかげかと思っていましたが…今回は「1」の細かくした枝豆の殻のみ温度が60℃を超えました!生ごみを投入してから4日ほどで温度が徐々に落ちてきたので、掘り返してみることにしました。なんと…「1」のフードプロセッサーで細かくした枝豆の殻は跡形もなくなっており、綺麗に分解が終了していました!「2」を見てみると、枝豆の殻がしっかりと残されてしまっています。やはり、温度の上昇っぷりを見ても、フードプロセッサーで生ごみを細かくする方が、分解が順調に進んでいるのがわかります。
分解しにくいはずの枝豆の殻も、フードプロセッサーで細かくすると、見事に分解することができました!キエーロを購入いただいた皆さんから「キエーロでは分解しにくいものがある…」とのご意見を数多くいただいています。生ごみを細かくすることで、分解しにくいものも分解できるかもしれません!ぜひ試してみてください。
キエーロのホームページを見てくださっている方から、「ソースなどがついているお弁当容器などを洗剤で洗い、その水をそのままキエーロに入れてもしっかり分解するのか、実験してみてほしい!」とのご意見をいただきました。容器が油などで汚れているからといって『ごみ』として出すのではなく、しっかり洗って『資源』として出す取組をしてくださっていて、とてもありがたいです。実際に、職員がお昼で頼んだお弁当の空容器を使って、実験してみたいと思います!まずは油で汚れている容器に洗剤を少し垂らし、水を入れて洗います。そして洗った水をそのまま「1」へ!生ごみとよく混ぜ合わせて、分解を待ちましょう。
生ごみ+洗剤で洗った後の水 | キエーロ内の温度 | |
---|---|---|
1日後 | 49℃ | 20℃ |
2日後 | 50℃ | 18℃ |
3日後 | 41℃ | 20℃ |
温度も50℃まで達しているため、順調に分解が進んでいるようです。温度が下がり始めたところで、掘り返してみることにしました。掘り返してみると…いつもどおり、しっかりと分解が終了しています!多少の洗剤が混ざっていても、キエーロは分解してくれるみたいです。お弁当の容器などにこびりついているソースや汁物たちも、きれいに洗い流しながらキエーロで分解…。さらにはシンクが汚れるのを防ぐこともできて一石二鳥ですね!
これまで、よりキエーロを使いやすくできるよう、様々なもので比較実験をしてきましたが、ここで一旦初心に帰って、さらなる土の改良に挑みたいと思います!市で実験を行っているキエーロには、「黒土」に「米ぬか」を混ぜて使用していますが、今回使用するのは…「牛糞」です!「牛糞」はバクテリアにとって、炭素と窒素の量の比率がベストで、とっても活動しやすい環境だそうです。実際に生ごみを入れて、通常の「黒土」とどちらの方が分解が早く終わるのか、比較実験してみたいと思います!
キエーロの左側(1)には「黒土」、右側(2)には「牛糞」を入れます。「牛糞」はとってもふわふわで、「黒土」よりも水分をよく吸収しました。バクテリアはしっかり活動してくれるでしょうか…。分解終了が楽しみです!
「1」黒土+生ごみ | 「2」牛糞+生ごみ | 「1」の土の温度 | 「2」の土の温度 | |
---|---|---|---|---|
1日後 | 22℃ | 21℃ | 16℃ | 16℃ |
2日後 | 21℃ | 21℃ | 20℃ | 18℃ |
3日後 | 21℃ | 20℃ | 20℃ | 18℃ |
4日後 | 20℃ | 20℃ | 20℃ | 18℃ |
楽しみにしていた牛糞での分解ですが、全く温度が上昇しないため、掘り返してみることにしました…。急激に気温が下がってしまったせいか、どちらも分解が進んでいません。「2」の牛糞に関しては、入れたときの状態とほぼ変わっていませんでした。土はどちらも乾いてしまっていたので、追加で水を投入し、もう少し様子を見てみることにします!
水を追加してから4日後、もう一度掘り返してみました。「1」の方は分解が終了していましたが、やはり「2」の方は全く分解が進んでいないままで、りんごの皮がそのまま出てきてしまいました。なんとかしてバクテリアが活動しやすくなるような土の改良をしたかったのですが、残念ながら「牛糞」だけでは生ごみの分解はできないようです…。予想外の結果となってしまいましたが、まだ諦めません!次回は「牛糞」だけでなく、「黒土」と「牛糞」を混ぜた土で、分解できるかどうか実験してみたいと思います。
前回の比較実験ではまったく分解せず、失敗に終わってしまいました。しかしリベンジです!今回は「黒土」に「牛糞」を混ぜたもので、分解が進むかどうか実験してみます。今回は分解してくれるのでしょうか…?キエーロの左側(1)は「黒土のみ」、右側(2)は「黒土+牛糞」です。枝豆の殻などの生ごみを入れて、水とよく混ぜ合わせたら、分解を待ちましょう。
「1」黒土のみ+生ごみ | 「2」黒土+牛糞+ 生ごみ |
「1」の土の温度 | 「2」の土の温度 | |
---|---|---|---|---|
1日後 | 20℃ | 20℃ | 19℃ | 16℃ |
3日後 | 18℃ | 18℃ | 19℃ | 16℃ |
4日後 | 20℃ | 19℃ | 20℃ | 18℃ |
8日後 | 17℃ | 16℃ | 17℃ | 15℃ |
やはりなかなか温度が上がりません。「1」の黒土のみでも20℃前後をキープしているため、冬場のキエーロは本当に手強いみたいです。温度計を指している部分がとても固くなっていたので、一度掘り返してみました。
どちらも塊がたくさんできていました。砕いてみると…まだ分解しきっていない枝豆の殻が!どうやら分解は進んでいますが、まだ終わっていなかったみたいです。「1」と「2」を比較してみると、「1」の方が若干分解が進んでいるように見えます。しかし両者とも残っているのは同じ枝豆の殻です!新しい空気と水を入れたら土を被せて、もう少し様子を見てみます。
「1」黒土のみ+生ごみ | 「2」黒土+牛糞+生ごみ | |
---|---|---|
1日後(最初の投入から9日後) | 19℃ | 18℃ |
2日後(最初の投入から10日後) | 16℃ | 16℃ |
3日後(最初の投入から11日後) | 15℃ | 15℃ |
投入から二週間ほど経過したころに、再度掘り返してみました。なんと…「1」は大きな塊が出てきましたが、「2」は土がサラサラとして、生ごみがまったく見つかりません!温度は全然上昇しませんでしたが、いざ掘り返してみると分解は終了していました。これはおそらく牛糞パワーです。牛糞だけでは分解しませんでしたが、黒土と混ぜ合わせることで、黒土のみよりも分解はしやすくなるのかもしれません。次回からは、さらに「米ぬか」も混ぜ合わせた土で比較実験をしていきたいと思います。
前回の実験結果を生かし、今回は「米ぬか」も加えて、パワーアップさせたいと思います。昨年度までの実験結果では黒土に「米ぬか」を混ぜ合わせることで、分解が早くなることが立証されています。「牛糞+米ぬかパワー」でいざ実験です!キエーロの左側(1)は「黒土のみ」、右側(2)は「黒土+牛糞+米ぬか」です。お昼に食べたみかんの皮などを入れて、水とよく混ぜ合わせたら分解を待ちましょう。
「1」黒土のみ+生ごみ | 「2」黒土+牛糞+ 米ぬか+生ごみ |
「1」の土の温度 | 「2」の土の温度 | |
---|---|---|---|---|
1日後 | 10℃ | 9℃ | 15℃ | 11℃ |
2日後 | 10℃ | 9℃ | 14℃ | 10℃ |
3日後 | 10℃ | 9℃ | 15℃ | 10℃ |
6日後 | 11℃ | 11℃ | 9℃ | 9℃ |
7日後 |
9℃ |
9℃ | 8℃ | 7℃ |
8日後 |
10℃ |
9℃ | 10℃ | 11℃ |
生ごみ投入から一週間ほど経過したので、一旦掘り返してみることにしました。「1」の方は、土がとても固くなっており、少しだけ生ごみ臭がしました。みかんの皮や玉ねぎが出てきたので、完全に分解は終了していなかったようです。お待ちかねの「2」の方は…土自体はふわふわの状態です。分解途中のたまねぎが少しだけ出てきましたが、ほとんど分解は終了しています!「1」と比較すると「2」の方が分解が進んでいるように思えます。やはり、キエーロには「米ぬか」が効果的なようです!
また、黒土に牛糞と米ぬかを混ぜ合わせることで、分解速度が少しだけ早くなるうえに、土自体がとても柔らかくなり、掘り返すときにとても楽になります。キエーロを使いやすくするためにも、土から工夫してみてはいかがでしょうか?
冬場のキエーロを克服するため、様々な実験を重ねてきましたが、結果的に「米ぬか」が分解促進の鍵を握っているということが、改めてわかりました。ならば、生ごみと一緒に「米ぬか」も投入すれば、さらに温度が上がって分解が進むのではないか?ということで、いざ実験してみます。「1」には生ごみだけ、「2」には生ごみ+米ぬかを投入し、水とよく混ぜ合わせたら様子を見ます。
「1」生ごみ | 「2」生ごみ+米ぬか | |
---|---|---|
2日後 | 12℃ | 19℃ |
3日後 | 15℃ | 18℃ |
4日後 |
13℃ |
15℃ |
少し暖かい日が続いたからか、全体的に温度は高めでしたが、生ごみ投入時に一緒に米ぬかを入れた「2」の方については、20℃近くまで温度が上がりました!これはやはり、米ぬかによる温度上昇と思われます。温度が落ち着いてきた頃に、掘り返してみましたが…どちらもみかんの皮がしっかり残っており、まだまだ分解途中のようです。新しい空気と水を入れてあげて、さらに「2」には追い米ぬかを投入し、もう少し分解を待ってみることにします。
「1」生ごみ | 「2」生ごみ+米ぬか | |
---|---|---|
1日後(最初の投入から9日後) | 9℃ | 11℃ |
2日後(最初の投入から10日後) | 9℃ | 10℃ |
5日後(最初の投入から13日後) | 14℃ | 15℃ |
6日後(最初の投入から14日後) | 13℃ | 15℃ |
7日後(最初の投入から15日後) | 11℃ | 11℃ |
再度米ぬかを投入してから一週間以上経過したころに、もう一度掘り返してみました。すると…「1」の方には若干みかんの皮が残っていましたが、「2」の方にはほぼ残っていませんでした。生ごみと一緒に米ぬかを投入することで、分解促進につながっているのかもしれません。土だけでなく、生ごみ投入時に米ぬかも入れて、冬場を乗り越えましょう!
気温がとても暖かくなったので、バクテリアも活動しやすくなってきているはずです。そこで、不法投棄されて処分に困っていた大量の缶詰たちを、キエーロでいっきに分解させたいと思います!まずは大きく穴を掘り、そこに大量の生ごみを入れます。水を入れてよくかき混ぜたら、上から土を被せて分解を待ちましょう。
投入部分 | 土 | |
---|---|---|
1日後 | 36℃ | 24℃ |
2日後 | 62℃ | 29℃ |
5日後 | 57℃ | 20℃ |
6日後 | 50℃ | 22℃ |
7日後 | 48℃ | 23℃ |
なんと…20℃越えの日が何日か続いたため、投入部分の温度が夏場のように50℃を超えました!分解は順調に進んでいるようです。温度の上昇が落ち着いたころに掘り返してみました。白い塊がたくさん出てきましたが、大量に入れた生ごみの原型はほとんどありません。掘り返す前にも少々生ごみ臭がしましたが、虫が湧くこともなく、分解が進んでいるのがわかります。しっかり塊を崩して、次の生ごみ投入に備えたいと思います。
一部例外はありますが、どんなに生ごみを入れても1週間から2週間で生ごみが消えてなくなるキエーロは、本当に便利なんだと比較実験を通して改めて実感しました。キエーロを使って自宅で生ごみを処理し、少しでも可燃ごみを減らすことで、未来の美しい環境づくりへの一歩につながります。今後もたくさんの方がキエーロに興味を持ってもらえるよう、引き続き周知していきたいと思います!
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