サフランで鶴ヶ島を元気に
サフランとは・・・
みなさんは、サフランを知っていますか。一般的には、サフランライスやパエリアなどの料理に使われる香辛料として知られています。サフランは、11月にうす紫色の花を咲かせるアヤメ科の植物で、花の中央の黄色いおしべと赤く垂れ下がるめしべがあります。このめしべを乾燥させたものが料理や薬用に使われます。サフランには、気持ちを落ち着かせたり、血の流れを良くしたりする働きがあるといわれ、最近では、若返りにも効果があると注目されているよ。
どうして鶴ヶ島でサフランなの?
- 今から40~50年くらい前、高倉地域などの農家では、サフランを栽培し、健康管理や調理に利用していました。
- サフランは世界の90%をイランで生産しています。国内では、大分県の竹田市以外には栽培しているところがほとんどないため、市のPRにもなると考えました。
- サフランの栽培は、広い農地がなくてもできて、軽作業のため高齢者でも取り組むことができます。
- 料理や薬用に広く使うことができるので、大学や飲食店などと協力すれば、まちづくりにもつながると考えたよ。
サフランを育てる
- 12月から4月の間は畑で球根を育てますが、その他の期間は室内に保管し、11月、暗室で開花させます。
- 5月 球根の収穫。日本では梅雨があり、雨が多いので、植えたままにすると球根が病気で腐ってしまいます。そのため、球根を土の中から取り出して、暗い所で干して乾燥させます。
- 6月~8月 球根の保管と開花の準備。球根は、夏期は休眠しているので、秋になるまで保管しておきます。
- 9月~10月 花を咲かせるための準備。再び暗い室内(開花室)に入れ、花が咲くのを待ちます。
- 11月 11月上旬、開花が一斉に始まります。花には赤くたれ下がるめしべがあり、花が咲いたらまず花をつみ、その花からめしべのみをつみ取ります。この作業がサフラン栽培では最も重要です。つんだめしべは直ちに乾燥させます。
- 12月 球根の植え付け。開花後の11月下旬から12月上旬にかけて、球根を畑に植え付けます。
サフランを味わおう!
市内には、鶴ヶ島サフランを使うお店があって、クッキーや料理などで味わうことができます。このタペストリーのお店が目印だよ!おうちの人と行ってみてね。https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page009555.html