暴力は人権侵害です
「DV防止法」施行から20年以上が経ち、DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉の認知度は高まりました。
配偶者やパートナー(別れた後も含む)からの暴力(DV)、交際相手(別れた後も含む)からの暴力(デートDV)、性犯罪・性暴力、ストーカー行為などは、女性が被害者になる割合が高く、著しい人権侵害です。
暴力の種類
暴力は、殴る・蹴るなどの身体的暴力だけではありません。
- 精神的暴力 思い通りにならないと不機嫌になる、無視する、大声で怒鳴る、見下すなど
- 性的暴力 性行為を強要する、避妊に協力しないなど
- 経済的暴力 生活費を渡さない、妻が外で働くことを嫌がる、家計を厳しく管理するなど
- 社会的暴力 人付き合いを制限する、交友関係を監視する、スマホ履歴チェックなど
若者やこどもの性被害防止
今、女性だけでなく、若者やこどもの性被害防止への関心が社会で高まっています。国では、令和5年8月及び9月を、若者やこどもの性被害防止に向けた緊急啓発期間としました。
特にこども(男の子)は、被害に遭っても、それを性被害であると認識できなかったり声を上げにくいために、適切な支援を受けることが難しく、被害が潜在化しやすいことが指摘されています。
例えば次のようなことは、間違った思い込みです。
- 男性が被害に遭うはずがない
- 男性なら抵抗できるはず
- 男性が被害に遭うのは恥ずかしい
- 男性の被害は大したことない
「男の子と保護者のための性暴力被害ホットライン」はこちらをクリック
気軽にご相談ください
DVや性暴力など、自分の努力だけでは解決できない困難を抱えた場合は、決して一人で悩まないでください。暴力を受けた側は悪くありません。
無料で相談できる次の相談機関では、被害を受けている方の安全と自立のために必要な支援を行っています。
秘密は厳守しますので、安心してご相談ください。
市では、「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせて、次の取組を行います。
- 企画展示「ドメスティック・バイオレンス」(市役所ロビー) 11月2日から16日まで
展示パネル「『人身取引』と『女性に対する暴力』をなくすために」(出典:国立女性教育会館)、「ドメスティック・バイオレンス」(出典:埼玉県男女共同参画推進センター)、関連ポスターなどをご覧になれます。
- 展示「パープルリボンのタペストリー」(女性センター)11月1日から31日まで
※ 「パープルリボン運動」とは
こんなに大きいタペストリーだよ!
- パープルリボンの参加型展示(女性センター)11月1日から31日まで
女性に対する暴力根絶の願いを込めて、女性センターを利用する方に小さな紫色のリボンを貼っていただく参加型の展示を行います。ロビーに大きなリボンの展示(台紙)を設置しますので、ご来館の際は、ぜひ、リボンをお手に取って展示に貼ってください。
- 図書の展示(女性センター)11月1日から31日まで
「女性に対する暴力をなくす運動」に関連した内容の図書を展示します。この機会に、ぜひご利用ください。
- パープル・ライトアップ(女性センター)11月12日から25日まで
女性センターにて、ささやかなライトアップを行います。
身近にある主な相談先
相談機関名 | 連絡先など | 相談内容ほか |
女性相談・DV相談 (鶴ヶ島市配偶者暴力相談支援センター) 【電話】049-298-7716(要予約) |
【相談日】月曜日・水曜日・金曜日 10時~16時 ※ 祝日、年末年始を除く 【予約受付時間】 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 土曜日 8時30分~12時 ※ 日曜日、祝日、年末年始を除く 詳しくは次のURLから https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page000631.html |
【女性相談】女性えが抱える様々な悩み 【DV相談】身体的、精神的、性的、経済的暴力など |
女性のための法律相談 (鶴ヶ島市女性センター) 【電話】049-287-4755(要予約) |
【相談日】第2水曜日10時~13時 【予約受付時間】 火曜日~土曜日 9時~17時15分 ※ 日曜日、月曜日、祝日、年末年始を除く 詳しくは次のURLから https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page000315.html |
離婚、DV、性的被害、職場の問題、相続など、女性が抱える法的な問題 |
DV相談+(プラス) 【電話】0120-279-889 |
電話相談(24時間) |
DVに関する相談、10か国語対応 |
DVお悩みチャット@埼玉 |
【相談日】日曜日・水曜日・金曜日15時~20時30分 |
DVに関する相談 |
埼玉県婦人相談センター |
月曜日~土曜日 9時30分~20時30分 日曜日、祝日 9時30分~17時 ※ 年末年始を除く 詳しくは次のURLから https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b0302/index.html |
DVに関する相談 |
埼玉県男女共同参画推進センター 【電話】048-600-3800 |
月曜日~土曜日 10時~20時30分 |
DVなど、女性が抱える様々な悩み |
西入間警察署 |
年中無休(24時間) 詳しくは次のURLから https://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenke/kesatsusho/nishiiruma/index.html |
犯罪被害、DV、ストーカー行為に関する相談 |
埼玉県性暴力犯罪被害専用電話 アイリスホットライン 【全国共通番号】#8891 または、0120-31-8341 |
電話相談(24時間)、メール相談、Web相談 面接相談・オンライン相談(Zoom) 詳しくは次のURLから https://www.pref.saitama.lg.jp/a0311/hanzaihigaisya/seibouryoku2.html |
性暴力、性犯罪被害相談 医療機関受診による支援(付添支援など、産婦人科・精神科) 弁護士による法律相談などの支援(連絡調整・付添支援など) |
よりそいホットライン 【電話】0120-279-338→[3](女性の相談)を押す |
年中無休(24時間) |
性暴力、DVなど女性の相談 電話相談のみ |
男性のための性暴力被害ホットライン 【電話】0120-213-533 |
毎週土曜日19時~21時 |
性暴力被害を受けた男性の相談 (相談員は全て男性です) |
男の子と保護者のための性暴力被害ホットライン 【電話】0120-210-109 |
毎週金曜日・土曜日16時~21時 |
性暴力被害を受けた男の子(18歳未満)とその保護者など |
女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク
内閣府男女共同参画局では、女性に対する暴力の問題に対する社会の認識が更に深まるよう、「女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク」を制定しました。シンボルマークは、女性が腕をクロスさせた姿を描いており、女性の表情、握りしめたこぶし、クロスさせた腕により、女性に対する暴力を断固として拒絶する強い意志を表しています。
パープルリボン運動
パープルリボン運動とは、暴力や虐待の被害者にとってより安全な世界をつくることを目的として、1994年にアメリカの小さな町で始まった、女性に対する暴力根絶を訴える運動です。パープル(紫色)のリボンやキルトを身に着けたり身近なところに飾ることは、女性に対する暴力根絶の意思を示します。今では40か国以上に広がり、国際的な草の根運動のネットワークに発展しています。
関連リンク
配偶者等からの暴力防止及び被害者支援基本計画(第5次)(埼玉県)
つるがしま男女共同参画推進プラン(第6次) ※鶴ヶ島市DV対策基本計画を含んだ計画となっています。