令和3年度第1回鶴ヶ島市健康づくり推進協議会会議録

日時

令和3年7月12日(月曜日)1400分~16時10

場所

市役所401会議室

議題

1 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(前期計画)の取り組み状況について

2 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の目標達成に向けた取り組みについて

出席委員

石井雅章委員、荒井和子委員、佐久間眞理子委員、石嶋顕委員、島村美恵子委員、小川花子委員、藤瀬紀子委員、

斉藤洋子委員、佐々木亨委員

欠席委員

田中久子委員

事務局

【健康福祉部】長島参事

【健康長寿課】木村課長、関口主幹、藤野主査、町田

配布資料

資料1 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画取組み(令和2年度まとめ)

資料2 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画取組み一覧表(令和2年度)

公開・非公開

公開

傍聴人数

1人

会議の内容

議事1 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(前期計画)の取り組み状況について

会長

これより議事1「第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(前期計画)の取り組み状況について」を議題とする。事務局が説明した後、委員の意見を伺いたい。

事務局

資料1、資料2について説明。

委員

コロナ禍で、今までやっていた特に取組系のものに関しては、評価がしづらいとか、そのまま横並びにしてもできたのかできなかったのか、実際はできてないということが多いと思うが、少し長いスパンで見なければいけないところもある。この状態が続くと、食育の活動ができない、スポーツの活動ができないとか我慢をすることで今までと同じ状態になるまで待つという選択肢をとっていると思うが、それだけでは無理なことが多い。その間に耐えきれなくなって心身の不調が出てくると思う。

こういう評価をするときには、目標設定時にやろうと思っていたことの比較は当然必要だが、まずそれを出したうえで、この状況下だから生まれてきたものを付記して出すのも一つの手法である。

元々の目標との比較だけになると、ずっと同じ状況になるまで待って、いつも同じスタートライン、同じ状況下で何かをやろうという発想になってしまいがちなので、あくまでも評価はしつつも、この状況下で大体できる、新たに出てきたものをぜひ出してもいいのではないかという印象を受けた。

 

議事2 第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の目標達成に向けた取り組みについて

会長

次に、議事2「第2次鶴ヶ島市健康づくり計画・食育推進計画(後期計画)の目標達成に向けた取り組みについて」を議題とする。事務局が説明した後、委員の意見を伺いたい。

事務局

令和3年度は後期計画期間の5か年のうち、最初の年度となる。後期基本 計画56ページに、後期計画の最終年度となる令和7年度の目標値が掲載してある。

分野別目標の項目は変わりなく、身体活動、食生活・食育、休養・心の健康、歯・口腔の健康、煙草・アルコール、健康診査の充実の6分野である。

令和3年度の継続事業については、身体活動分野は18事業が継続となっている。5つの事業が減となった主な要因は、女性センターで実施していた体操講座が、団体の協力が得られる場合のみ実施していたため、新型コロナウイルスの影響で廃止となったことによる。

食生活・食育分野における事業数が3事業減となった要因も、新型コロナウイルスの影響を受ける、共食を伴う事業が減ったためである。

休養・心の健康分野、歯・口腔の健康分野、煙草・アルコール分野の事業数は今のところ増減なし。

健康診査の充実分野は、令和2年度のみ交付金を活用して実施した事業を継続しないため、1事業減となった。

なお、健康長寿課の事業になるが、食生活改善推進員養成講座については、令和3年度は食生活改善推進員フォローアップ講座を実施し、今後も隔年で行っていく予定である。

このほか、令和2年度に新規開始し、令和3年度も継続する事業として、広報特集による啓発、フレイル予防講座、後期高齢者への訪問指導、フレイルサポーター養成講座がある。

後期計画の新たな共通目標に、フレイルの認知度の増加があり、分野別目標としては、固いものが食べにくいと感じている人の割合の減少、お茶や汁物などでむせることがある人の割合の減少、が加わっている。令和2年度から開始したフレイル予防に関する事業は、これに沿った内容となっている。

令和2年度はフレイルサポーター養成講座により、9名のフレイルサポーターが誕生した。その方々を中心にして現在、市民センターを会場に高齢者向けのフレイルチェック測定会を実施している。令和3年度に新たに始まる事業の一つとなる。

後期計画策定時のアンケート調査や前期計画の取組状況実績から見えてきた課題として、運動習慣のある人の割合の低さ、バランスの良い食生活をしている人の割合の減少傾向、悩みやストレスを感じる人の割合の増加傾向、健康診査の受診率の減少傾向が挙げられる。

このような課題を踏まえ、無関心層あるいは健康づくりに取り組む時間の確保が難しい人々に対し、健康づくり意識を高めるために、様々なお立場の委員さんから、ご意見やご提案をいただきたい。

会長

健康づくりの無関心層、あるいは取り組む環境や時間がとりにくい人々に対して、いかに健康づくりの意識を高めていくか、委員のそれぞれの活動や経験の中から、ヒントになることや有効だったことをご発言いただきたい。

委員

自身の仕事が忙しい等で、自分または家族、あえてひとの健康づくりまで意識が向いていないのが実情である。自分事として捉えないと、健康づくりに対しての意識が行かないと思っている。どうやって健康づくり意識を持てるかの、自分なりの答えは出ていない。

所属しているNPO法人でこども食堂をやっていたが、昨年からコロナの状況で開けていない。フードパントリーで困っている方にお弁当を配布する活動は続けている。いつかはこども食堂を開いて子ども達、家族の居場所を取り戻していきたいと思っているが、目途が立っていない状況で、どういう風にしたらできるのか考えているところである。

 委員

話をする時間を持つことが大事と思っている。先日、電話をかけてきた地域の人から、「顔の見えない話はなかなか続かないね、コロナが早く終わって顔を見て話したいね」という話があったので、そこの家のそばまで行き、窓を開けてほしいと声をかけた。少しだけでも顔を見て話せば話が通じるのではと思い、努力している。地域支え合い協議会としては、お年寄りの方達と話をしたいが、その方達が家の中で家族一人でなければ、話ができていればよいのだが、と考えている。

また、色々な会議に出るとき、マスク着用以外にどのように感染対策をしたらよいか悩んでいる。

委員

資料1の15ページの後期高齢者への訪問指導、とてもいい取り組みだと思った。高齢者はお誘いのチラシが入っても申込まで行かない方が多い。一人ひとり、特に独居の高齢者宅を回って声掛けする地味な作業が、何年か後には成果として見えてくるのではないかと思う。

料理やラジオ体操教室が単独で行われるのではなく、他の市町村の例だが、料理教室の10分前に口腔体操を入れてから料理を食べる、全身のラジオ体操教室の最後は、口腔まわりの筋肉の体操を5分やるという体操教室もある。他の内容と組み合わせて実施していくと良いのではと歯科衛生士としての立場から思っている。

 委員

スポーツ推進員としてニュースポーツを普及させる活動をしている。9月にラケットテニス大会を計画し、新型コロナウイルス対策案も話し合ったが、感染者が発生した場合の責任を考え中止となった。

会議時間も短くなり、活動もないので、人と会うのがすごく今まで良かったんだと感じている。人と会って色んな話をして、輪が出て、楽しさが倍増してまたその活動に出てくる等。一人世帯が多いので、色んな人が手を差し伸べないと健康が悪化するのではないかと感じている。

委員

ラジオ体操連絡会の年2回の運営会議では、各会場のラジオ体操会から様々な意見が出る。ラジオ体操普及や健康づくりの課題解決に、それらの意見を反映するために、主管課長や担当職員を4,5年くらい異動させずに取り組んでいただければ、まとまって色んな意味で良い方向に進むと思う。

委員

どういう状況の時に新型コロナウイルス感染が起きるかということに関しては、厚生労働省が、最初に出した「3密」があり、昨年末くらいに「感染リスクが高まる5つの場面」という分かりやすい図を出している。それに関しては、国は一切修正していないので、今もそこの場面が一番の感染源になると理解していただければと思う。

今、一番予防として必要なものは、マスクと、新鮮な空気に入れ替える換気である。また、手指消毒に勝るものは手洗いである。流し水で手を洗うことでとてもきれいになる。

健康を考えていく時に、何のために消毒するのか、マスクをするのか、換気をするのかを一歩立ち止まって考えてほしい。その行動が自分の健康を守る、相手の健康を守ることにつながっているか考えたときに、要るもの、要らないものが出てくると思う。

新型コロナウイルスは感染症なのでいつどこで誰が感染してもおかしくない状況なのに、感染した人を叩く誹謗中傷が起きている。催しを開催するにあたっては、対策を行ったうえで、開催あるいは中止を判断する必要があると思う。

長期戦というよりはむしろこの生活が当たり前になっていくという前提で、今後の健康づくりや人が会って何かをするときに、前のようになるとは考えない方がいいと思っている、発想の転換が必要ではないかと思う。

委員

地域支え合い協議会の「窓を開ける」という話が印象に残った。実際に窓を開けて話をする、存在確認するのはとても大事だが、心を開くきっかけにもなる。地域支え合い協議会だからこそ、エリアの限られた、顔の分かっている関係で、曜日や時間を決めて「窓を開けてもらう」ことができると思う。防犯等で、窓を開けられない時代だからこそ、「窓を開ける」はキーワードで、物理的にも開けつつ、心も繋がれるということがあると感じた。

健康づくりを性別や年齢層、職業などの属性で見ると、その属性になるまでは自分事にならない。自分事として捉えてもらうには、性別や年齢などの属性ではなく、「むせやすくなった」「衰え始めた」など状態から見る癖をつければもっと自分事化にしやすいと思う。

新型コロナウイルス感染者が発生したときの主催者責任の話は非常に難しいというのは確かにあるが、その理屈に負けて何もやらないということになってしまう。主催者側が、開催する目的、感染症対策及びその根拠、感染者が発生した場合の対応方法などきちんと説明するようにするしかない。逆に、今まできちんと説明してこなかったことが反動で来ていると思う。感染症対策を考える途中のプロセス・理屈を追わずに、何が正解かと結論だけを探しに行く習慣が私達についてしまっている。科学的な根拠を理解し、理屈に基づいて説明できるような状態を一緒に作っていくしかないと思う。そうじゃないと市民活動が一切できなくなってしまい、社会にとってもものすごいマイナスである。妥当な理屈、適切な対応について考え、コミュニケーションをとることが大事だと思っている。

会長

グラフィックデザインで健康づくりを応援できないかと考え、試作したもの(イラスト)を持参したので回覧していただきたい。

東京オリンピックのエンブレムやキャラクターがあり、鶴ヶ島市のマスコットでもつるゴンが人気で愛されている。健康づくりも色んなジャンルがリストアップされているが、絵やマークにしてみたら分かりやすいのではないか。健康づくりの一覧表があったとしても、ホームページに入れるときも分かりやすいマークやデザインを作ってみるといいのではないか。

あえてニコニコマークを入れる、ストレスや不安がある中で、ちょっとニコッとするもの、ハートがあって温かみのあるもの、グラフィックデザインの力で応援できないかと考え試作してみた。

鶴ヶ島市には公園等サポート制度があり、公園ごとに市と市民が協働で、花壇を作ったりゴミ拾いをするなどの管理をしている。私も近所の若葉ふれあい広場での活動をこれから始めていくところである。若葉ふれあい広場を略した愛称で「Wa!HIROBA(わぁ!ひろば)」というロゴ、花壇に咲いている花をあしらった妖精のようなマスコットキャラクターのイラストを作った。ほわっとなるようなデザインで色んな応援ができないか、こういう方法で健康づくりの意識を高めることができるのではないかと思った。

 委員

今、食生活改善推進員協議会では、皆で調理をすることができないので、有志で「3・1・2弁当箱法」を自宅学習している。だんだんと食が細くなったりするので、バランスよく食べるために、お弁当箱を使い、不足しているものを目で確認する体験をしている。

1年くらい前は、事業を開催したときの責任問題が頭に浮かんで前に進むことができなかった。ただ1年経つと、感染状況を考えながら、講習会や講演会、定例会を少しずつは進めていけるようになった。

その際の感染対策でテーブルを拭くが、ひと拭きした同じタオルで他の所を拭いていいのか分からない、効果がある方法を伺いたい。

委員

病院の場合は、清潔・不潔を厳密に考えるので、一方方向で清掃する。拭いたものは捨て、次また出して拭く。病院は勿体ないよりも清潔を優先する。本当に接触感染がメインだということになれば、徹底的な清掃や消毒作業を要する。それは、一般の方ができるものではない。

会長

ありがとうございました。以上で全ての議事を終了しましたので、議長を終了させていただきます。ご協力ありがとうございました。

閉会

 

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鶴ヶ島市役所 2階 〒350-2292 鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1

電話番号:049-271-1111(代表) ファクス番号:049-271-1190

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