熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、次第に体内の水分や塩分のバランスがくずれ、体温調整の機能が働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことです。
体内に熱がこもると、めまい、だるさ、けいれんなどの意識の障害を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。
「自分や家族は大丈夫!」と思っていませんか?
熱中症は、気温が高い屋外だけで発症すると思われがちですが、曇りの日や室内、夜間寝ているときにも発症します。
この季節は、熱中症で搬送される方も急増するため、注意が必要です。
熱中症から体を守る工夫
室内の工夫
- 室内に温度計を設置し、室温を28℃以内を保ちましょう。
- 遮光カーテンやすだれを利用し、日差しをさえぎる工夫をしましょう。
- 換気扇やドアを開けるなどして、風通しをよくしましょう。
- 毎朝、暑さ指数(WBGT)※を参考に、外出時間や服装を調整しましょう。
※「暑さ指数(WBGT)」とは?
暑さ指数(WBGT)とは、「湿度」「日射・輻射などの周囲の熱環境」「気温」の3つの項目をもとに環境省から発表される熱中症の危険度を判断する指標です。
市では、鳩山観測地点の暑さ指数を参考に、熱中症の注意喚起を行っています。
鳩山観測地点の暑さ指数(WBGT)の実況と予測(外部サイト)はこちら
外出時の工夫
- 通気性がよく、つばの広い帽子や日傘を身につけましょう。
- 暑さ指数(WBGT)が高い日、時間の外出を控えましょう。
- 外出時は飲み物を持ち歩き、休憩をこまめにとりましょう。
「のどが渇いたな」と思ったときには既に脱水が始まっています。渇きを感じる前に、こまめに水分補給をしましょう!
暑さに負けない体をつくりましょう!
- 運動を習慣づけることで、汗をかきやすい体質をつくる
- 1日3食、必ず食べましょう。
朝食でミネラルやビタミンを多く含んだ野菜や果物をとりましょう。
夏バテ防止にはビタミンBを含んだ食材(豚肉・大豆製品・うなぎなど)がおすすめです。 - 睡眠を十分にとりましょう。
目安は1日7~8時間です。
できるだけ就寝、起床の時間を同じにして、睡眠のリズムを整えましょう。
埼玉県作成の動画を紹介します!
・運動動画
・水分補給・栄養について
「熱中症かも?」と思ったら!まずは涼しい場所へ!
熱中症は急速に症状が進行し、重症化するため、軽症の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが重要です。
熱中症が疑われたら
- 風通しの良い日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へすぐに移動
- 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、濡れタオルをあてて扇いだりするなどして体から熱を放散させ冷やす
- 冷たい水を与え、たくさん汗をかいた場合は、スポーツドリンクや塩あめなどで、塩分も補給する
- 少しでも「おかしい」と思ったら、医療機関に相談する
- 自分の力で水分の摂取ができない場合や、意識障害がみられる場合は、すぐに病院へ搬送する
熱中症の主な症状
- 軽症(現場での応急処置が可能)…めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗
- 中等症(病院への搬送が必要)…頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐、力が入らない、体がぐったりする
- 重症(入院・集中治療が必要)…意識がなくなる、けいれん、呼びかけへの返事がおかしい、まっすぐに歩けない
つるがしまクールオアシスのご利用を
市では外出時の『ひと涼みどころ』を設置しています。
下記のステッカーが掲示されている施設が、まちのクールオアシス協力施設です。
外に出かけた際には、ご利用ください。
クールオアシスの一覧はこちら
このステッカーが目印です
熱中症予防関連サイト
- 熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)
- 熱中症予防情報サイト(環境省)
- 熱中症から身を守るために(気象庁)
- 熱中症情報(消防庁)