令和2年度第2回鶴ヶ島市まちづくり審議会(会議録)

日時

令和2年11月18日(水曜日)15時30分~17時05分

場所

市役所5階 502・503会議室

出席委員

石井委員、市川委員、大竹委員、小川委員、小嶋委員、沼倉委員、野中委員、平野委員、細貝委員、依田委員

欠席委員

加藤委員

事務局

【総合政策部】有路部長
【政策推進課】伊東課長、木下主査、関谷主査

議題

  • 行政評価の運用について

配布資料名

  1. 行政評価の運用について
  2. 施策評価シート(案)
  3. 3か年実施計画調書(兼)事務事業評価シート

公開・非公開

公開

傍聴人数

0名

会議内容

会議概要

  • 行政評価の運用方法について、各委員から意見等をいただいた。
  • いただいた意見を踏まえて、事務局で運用方法を引き続き検討する。

議題 行政評価の運用について

(配布資料1~3をもとに、事務局が説明)

≪会長≫

本日は、具体的な事業の評価についてではなく、まずは評価の仕組みを作りたいという事務局からの提案について、審議したい。

事務局からの説明に対し、意見等はあるか。

≪委員≫

資料にある行政評価の取組を、現在実施していないことに驚いた。

資料1の6ページに「説明責任」という表現がある。報道等で使われる際の印象から、マイナスのイメージを持ってしまうので、表現を改めてみてはどうか。

“目的”に対する“手段”の評価と言い切ってしまうと、“手段”のみの評価に見えてしまう。達成度の評価もあると考えられることから、成果やプロセスを評価するということだろう。

評価は、言葉だけでは難しい。数値化することが大事ではないか。

≪委員≫

資料2の施策評価シートは、担当部長が誰なのかが分かるようにしたほうが良い。所管する部長が、責任をもって評価して欲しい。

達成度を数値化できると良い。

施策評価と事務事業評価を合わせると、評価シートが膨大になり、職員が資料作りに忙殺されてしまうのではないか。事業の緊急性や重要性を勘案し、優先順位を付けて実施すべきであると考える。

本資料を活用して研修を実施し、全職員に総合計画や行政評価の考え方をしっかりと理解させて欲しい。

≪委員≫

施策評価の運用案では、一次評価、二次評価を経て公表としているが、一次評価が終わった時点で公表し、広く市民の意見を聴くというのはどうか。

≪委員≫

市民の声を聴くことは大事である。まちづくり審議会は、市民を代表して二次評価を行うということになると考えられるので、二次評価後に公表して、その内容について市民からフィードバックをもらい、次年度の改善につなげていく、という流れも考えられる。資料中には、市民からのフィードバックについて触れられていなかったため、その点が入っていると良かったのではないか。

≪会長≫

いわゆるパブリックコメントなども同様だが、公表する際は、その時期が大事である。完成に近い状態で公表してしまうと、意見を募集したとしても、その意見を反映させることができないといったことが起きてしまう。

≪委員≫

評価の順番だが、施策評価の前に事務事業評価を実施すべきではないだろうか。具体的な取組から積み上げていくべきであると思う。

≪委員≫

まだ具体的な評価を実施していないため、現時点では内容が分かりづらい。特に、実際に評価をする際に、何を評価するのか、どのような基準で評価を行うのかが分からない。

≪委員≫

先ほど他の委員から発言があったとおり、評価の仕組みが無いことに驚いた。

市民の声はもちろん大事だが、市民の立場によって、当然優先して欲しいものは変わってしまう。そのため、優先順位を付けるために市民の声を聴きすぎてしまうと、かえって収拾がつかなくなるのではないか。

市が優先順位を判断した上で、そのことについて市民の声を聴く、という順番が良いと思う。

≪委員≫

いずれにしても、計画を立てて実施していく上で、どう市民が感じているかを聴く機会が必要だろう。

≪委員≫

優先順位を付けることは大事であり、優先度が高い事業には予算をしっかりと配分することが必要ではないか。

例えば、市は、市内に一つもない産婦人科医院を誘致するため、事業者へ5,000万円の補助制度を設けている。しかし、開業するためには数億円規模の経費が必要であり、事業者にとって5,000万円では正直少ない。もし、市が産婦人科医院の誘致を重要視しているのであれば、もっと予算をかけるべきだろう。

≪委員≫

本日は、施策評価シートのイメージのみ提示されているため、意見を出すのはなかなか難しい。しかし、中身が記載されたものがあれば、具体的な議論ができるのではないか。そのため、来年度、運用が始まったら色々と意見を出すことができるだろう。

≪会長≫

各委員から多くの意見をいただいた。

評価が難しいと感じている委員が多くいたが、その理由の一つとして、評価の前提となる「現状の提示」がないことが挙げられるのではないか。

総合計画に掲げている政策は抽象的であるため、その達成度を測るためには、状態を把握できるようにすること、つまり数値化することが必要なのではないか。

≪事務局≫

指標についての意見を多くいただいたが、第6次総合計画の策定に当たっても、正直非常に悩んだところである。

第5次総合計画では、各施策に指標を設定し、その指標を用いて進行管理を行っていた。しかし、施策の目指す姿を適切に反映できるような指標を設定することが困難であったことなどから、第6次総合計画では、各施策には指標を設けなかった。

その代わり、特に注力する取組として掲げた3つの重点戦略を着実に進めるため、重点戦略に指標を設定したところである。

≪会長≫

施策評価の実施に当たっては、やはり、今からでも目指す姿を測るための指標を設定することを検討すべきである。

≪事務局≫

各委員から意見をいただいた指標の設定や数値化については、引き続き検討したい。

なお、これまで評価を実施していなかったような説明になってしまったが、評価自体はこれまでも実施してきているところである。しかし、公表にまで至っていなかった。

また、まちづくり審議会による審議も、総合計画の策定時のみであり、計画を作るだけで終わってしまっていた。

今回の運用の見直しは、こうした点を改善したいとの思いから検討を進めているものである。

本日頂いた意見についても、可能なものを順次見直しに反映させていきたい。

≪会長≫

数値化については、自治体は多くのデータを保有しているものと考えている。しかし、その活用がうまくできていないのではないか。

個別分野のデータの方が、しっかりと把握できているのかもしれない。総合計画の場合、個別分野よりも範囲が広く難しいだろうが、まずは数値化してみること。つまり、現状をしっかりと把握することが大事だろう。

≪委員≫

掲げた理想から、その達成度を測ることができるような、分かりやすい指標を導き出すことは、非常に難しいことだと感じる。

例えば、埼玉県の医師不足解消という目的に対し、開業件数を増やすことを目標として掲げたとする。しかし、開業する一方で、廃業する医院も当然存在する。そうなると、開業件数を増やすだけでは、本来の目的である医師不足解消は達成できないだろう。

≪委員≫

評価の公表については、どこまでの範囲を公表することを考えているのか。

≪事務局≫

施策評価の結果を公表することを考えている。施策だけでも40あり、それなりの分量になってしまうだろう。まちづくり審議会による評価については、そこからさらに抽出し、対象施策を絞り込むことも考えている。

≪委員≫

量が多ければ良いというものではないだろう。評価シートを作成することが仕事になってしまう。

≪委員≫

今提案があったとおり、職員が実施する一次評価は40施策全て行い、まちづくり審議会による二次評価は、いくつかの施策をピックアップすれば良いのではないか。

≪会長≫

本日の議論を踏まえて、施策評価の内容や、実施時期・手順の再検討をお願いしたい。

行政評価の運用方法は、正解があるものではないため、模索しながら進めていくしかないだろう。

そのため、評価の仕組みそのものについても、一度決めたらそのままにするのではなく、運用の中で見直しができるプロセスを入れておくことが、大事なことである。

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