令和元年度第5回鶴ヶ島市まちづくり審議会(会議録)
日時
令和元年8月21日(水曜日)15時00分~17時30分
場所
市役所4階 401会議室
出席委員
石井委員、小川委員、小嶋委員、沼倉委員、野中委員、平野委員、細貝委員
欠席委員
大竹委員、加藤委員、依田委員
事務局
【総合政策部】有路部長
【政策推進課】伊東課長、内野主幹、木下主査、竹谷主事補
議題
- 第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定について
- 第6次鶴ヶ島市総合計画の素案について
配布資料名
- 第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定について
- 鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略(計画書冊子)
- 第6次鶴ヶ島市総合計画素案(案)
公開・非公開
公開
傍聴人数
0名
会議内容
会議概要
- 第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定について
第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、第6次鶴ヶ島市総合計画前期基本計画の重点戦略に位置付け、一体的に策定することとした。あくまでも総合計画が市の最上位計画であることから、目的と手段の関係性等、相互の計画の位置付けが入れ替わってしまわないように十分注意しながら策定を進める。
- 第6次鶴ヶ島市総合計画の素案について
第6次鶴ヶ島市総合計画素案(案)の内容について、各委員から意見・提案をいただいた。本日の審議内容も踏まえ、必要な追記・修正をした上で、市民コメント用の素案を作成する。
議題1 第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定について
(配布資料1及び2の内容について、事務局が説明)
≪事務局≫
第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、第6次鶴ヶ島市総合計画前期基本計画の重点戦略に位置付け、一体的に策定することとしたい。
≪委員≫
これまで審議会でつくってきた第6次鶴ヶ島市総合計画の重点戦略は、分かりやすく整理されている。それとは別に総合戦略があると、分かりづらくなってしまい、市民が見ても混乱してしまうのではないか。
≪会長≫
総合戦略は、人口や仕事の部分に集中した計画である。一方で、これまで審議会の中で審議してきた第6次鶴ヶ島市総合計画の3つの重点戦略は、それよりも広く、豊かな内容を含んだものとなっている。人口や仕事の内容だけでは網羅できないようなところまで含んでいるが、それでも総合戦略として位置付けをすることは問題ないのか。
総合戦略に位置付けるために、人口や仕事以外の部分は削除しなければならないようなことがあれば本末転倒である。それだけは避けなければならない。
≪事務局≫
その点は問題ない。財源の話になるが、国の交付金の対象となるためには、内閣府の認定を受けた地域再生計画を別途策定する必要がある。その際に、総合戦略の中に位置付けがされていれば良い。
≪委員≫
広くとらえれば、第6次鶴ヶ島市総合計画の3つの重点戦略は、まち・ひと・しごと創生につながると考えられる。
なお、3つの重点戦略は、基礎データや現状の分析から導き出したため、改善・工夫のレベルに留まってしまっている。もっと夢を描いて、わくわくした内容が欲しい。
≪会長≫
総合計画と総合戦略を一体的に策定することに異議はないか。
(一同、異議無し)
≪会長≫
ただし、目的と手段の関係性が入れ替わってしまうことが無いように十分気を付けながら、策定を進めることとする。
議題2 第6次鶴ヶ島市総合計画の素案について
(配布資料3の内容について、事務局が説明)
≪委員≫
資料3の3ページに「市職員だけでなく」と入ってしまうと、市民が何もやっていない、と捉えられてしまうおそれがあるのではないか。
趣旨は残しながら、「総合計画の取組に当たっては市職員と市民が一体でなければならない」といった表現が入れば良いのではないか。『総合計画策定に当たっては、市職員と市民が一体となり、全ての人がまちづくりの主人公となって、まちづくりに取り組んでいくことが望ましく、その計画と実行・実現を目指すものである』といった表現であれば、一般の市民にも響くのではないか。
≪会長≫
市に関わる全ての人がまちづくりの主人公、という点はしっかり強調して良いと思う。その中には、住んでいる人だけではなく、企業なども含めて幅広く関係する人々が入ってくる。
≪委員≫
資料3の22ページに「市の将来を担う子どもたちの教育を進め」とあるが、市の枠に収まることなく、日本、世界へ羽ばたくような表現が良いのではないか。
≪委員≫
同じ文章中に「教育を進め」という表現があるが、どうしても学校教育に限定された印象を受けてしまう。本来、教育とはもっと広いものであり、『育む』といった表現に改めた方が良いのではないか。
≪委員≫
資料3の22ページに「地域資源の活用」とあるが、活用だけでなく、これからいくらでも新しいものを生み出すこともできると思う。今あるものが全てではないので、そうした表現も必要ではないか。
≪会長≫
地域資源の「活用」だけでなく、「創出」も追加したらどうか。現状ベースだけで考えない、ということは非常に大切なことである。
≪委員≫
資料3の24ページに「住居系ゾーン」の説明があるが、電柱の地中化を進めて欲しいと思っており、表現できないか。
≪委員≫
土地利用構想は、大きな方向性を示す部分であるため、具体的な取組は政策・施策の中に入れた方が良いと思う。
≪会長≫
より広い表現として、『景観』という表現であれば入れることができるのではないか。
≪委員≫
土地利用構想の「自然と賑わいの協調ゾーン」と「ふれあい・交流ゾーン」は、同じような表現に感じるため、まとめられないか。また、「行政ゾーン」の位置付けはどこまで必要なのか。
≪事務局≫
「自然と賑わいの協調ゾーン」はどちらかといえば産業系の活用を想定したゾーンとなっている一方、「ふれあい・交流ゾーン」は元々「レクリエーションゾーン」という名称であり、運動公園をはじめとした樹林地や水辺環境といった自然をしっかりと残していくゾーンとなっている。
≪事務局≫
「行政ゾーン」は、庁舎をはじめ、保健センター、教育センター、保育所や旧庁舎などがあるほか、つるバス・つるワゴンの結節点という機能がある。
≪会長≫
つるバス・つるワゴンは市役所をハブとして連絡しており、そうした市内公共交通のハブとしての機能がある点は強調しても良いのではないか。
≪委員≫
高齢者の免許返納などもあり、市内の拠点間の行き来は、今後、より充実させていくべきであると感じる。
資料3の21ページに「職住近接」という表現があるが、物理的な近さだけではなく、時間的な豊かさや、ゆとりといった言葉が入ると良いのではないか。「職住近接」という四字熟語を使ってしまうと硬い印象を受ける。
≪委員≫
関水金属が住宅地の中に新工場を建設する予定と聞いているが、素晴らしいことだと思う。ひと昔前であれば、音やにおいといった公害の問題もあったが、近年は改善されている。残るのは交通、つまり道路の整備だが、通学路の安全面なども含めて、ここは行政がしっかりと進めなければならない。
≪会長≫
職住近接の言い換えはすぐには思い浮かばないが、時間や心の豊かさ、ゆとりの創出などといった表現はどうだろうか。
ただ単に、住んでいる場所と職場が近ければいい、ということではないことを伝えたい。
≪委員≫
土地利用構想の「ふれあい・交流ゾーン」は、文章中に運動や健康づくりといった表現があり、健康づくりの重点戦略とも連動するような表現ができると良いのではないか。
健康・体の面から見ると、ただ運動するだけではなく、森林などの自然とのふれあいから得られるエネルギーは非常に大事である。
≪会長≫
土地利用構想のゾーニングは、つい産業の面から考えてしまうが、健康など「人」の面から考えてみることは面白い。
≪委員≫
資料3の37ページに、「教職員の働き方改革」と「児童生徒のより良い教育環境」に関して記述がある。私は、教師一人がしっかりと目が行き届く児童生徒の人数は、経験上、20人程度までではないかと思っている。そうした部分を改善できないか。
≪会長≫
市の教育委員会や各学校長の裁量がどこまであるのかにもよるが、調べてみると意外と裁量がある。そうした裁量を適切に活用することを市の総合計画が後押しできるような表現があると、実行しやすくなるのではないか。
≪委員≫
裁量がない場合でも、それ自体を変えようとすることが大事である。
≪委員≫
コミュニティ・スクールやICTなどの難しい表現は、かみ砕いた表現を使ったり、注釈を付けたりすることが必要だろう。
≪委員≫
広報つるがしまのロゴがローマ字に変わったことで、広報を見なくなってしまった高齢者がいると聞いた。伝わりやすい表現は重要である。
≪委員≫
以前PTA会長だった時、地域に開かれた学校にしたいと思い、塀を撤去できないかと提案した。実現はできなかったが、総合計画に記載する・しないに関わらず、それくらい大胆なことをやってくれると面白い。
≪委員≫
教育環境の充実とあるが、学校と老人ホームを併設し、子どもと高齢者が触れ合えるような環境づくりが進められると良いと思う。
≪委員≫
教育環境を充実させるためには、学校トイレの洋式化を進めるべきであると思っている。
≪委員≫
からだを動かす指導をしている立場から見ると、必ずしも洋式化が必要とは言い切れない。近年、しゃがむことができない子どもが増えている。足首、腰など全身が固くなり、運動能力が下がってしまうおそれがある。
≪委員≫
いずれは全て洋式になることを考えれば、それは問題・課題の先送りであり、今、その問題・課題の対応策を考え実行することが必要である。
≪委員≫
高齢者は、和式では立ち上がれなくなってしまうおそれもある。しかし、現実的に、洋式化は非常にお金もかかるため、なかなか難しい問題である。
≪会長≫
個別の明確な表現は難しいかもしれないが、今後、何かしらの判断が必要な場面での方針決定の根拠として、総合計画が活用できると良い。
≪委員≫
以前、知人から、市内には病児保育が一か所しかないため、若葉駅の近くなどに増設して欲しいとの話を受けた。
≪事務局≫
病児保育は、全ての自治体で実施してるものではない。医師や看護師の配置や、隔離できる環境の整備等が必要であり、財源の問題もある。そのため、どこまで行政が行うべきかを、しっかりと見極めなければならない。
≪会長≫
個別のサービスの数を増やすこと以外に、各サービスの連動性が求められるのではないか。例えば子どもが数人いる場合で、一人が病気になってしまうと、病児保育等の個々のサービスがあっても、他の子どもが対応できないというケースが出てきてしまう。
≪委員≫
総合計画のPDCAサイクルをどのようにまわすか、実行することをしっかりと視野に入れて、表現を吟味しなければならない。特に、数値化できない取組は大変である。
≪会長≫
現在の素案は将来像が入っていないが、本来は将来像があってから重点戦略が出てくることが自然ではないか。
また、まちづくりの課題から将来像を導いているが、本来は在るべき姿・在りたい姿を掲げるものである。今のままだと「芯」が無いような状態である。
≪事務局≫
現時点でどこまで表現ができるかはわからないが、パブリックコメントの際にはある程度イメージが伝わる表現ができるように、内部でも調整させていただきたい。
住みやすさや、豊かさといった点がキーワードになると感じているが、どのように表現できるかが非常に難しい。これまでいただいてきた様々な意見等を基に事務局でも検討の上、市長や委員の皆さまと相談させていただきたい。
関連ファイルダウンロード
- 01次第(まち審:第5回【通算第8回】)PDF形式/190.92KB
- 02【資料1】第2期鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定についてPDF形式/583.59KB
- 03【資料2】鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生総合戦略(計画書冊子)PDF形式/3.74MB
- 04【資料3】第6次鶴ヶ島市総合計画素案(案)PDF形式/2.94MB

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- 【更新日】2019年9月5日