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子育て・教育・健康・福祉

平成29年度第1回鶴ヶ島市総合教育会議 議事録

  • 日時
    平成29年11月16日(木曜日) 14時30分〜15時50分
  • 場所
    市役所 401会議室
  • 出席委員
    齊藤芳久市長 浅子藤郎教育長 石澤良浩教育委員 高篠雅惠教育委員 萩原秀雄教育委員 武知美葉教育委員
  • 事務局
    三村教育部長 横山教育部参事 宮崎秘書政策課長 田中教育総務課長 中里教育総務課主幹 
    小塚秘書政策課主査 口石書記
  • 傍聴者
    0人

議事録

≪開会≫
教育部長

これより、平成29年度第1回鶴ヶ島市総合教育会議を開催いたします。
はじめに、市長からあいさつをお願いいたします。
  (市長あいさつ)
教育部長
ありがとうございました。協議に入りたいと思います。
議事進行につきましては、鶴ヶ島市総合教育会議設置規程第4条第1項の規定によりまして、市長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

≪協議事項≫ 鶴ヶ島市教育大綱について
市長  
それでは、議長を務めさせていただきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。最初の協議事項は「鶴ヶ島市教育大綱について」です。
事務局より説明いたします。
教育総務課長   
鶴ヶ島市教育大綱は、本市の教育の基本理念や基本方針を掲げたものです。この内容を第5次鶴ヶ島市総合計画「後期基本計画」の教育分野の施策や「第2期鶴ヶ島市教育振興基本計画」に反映し、教育の振興に取り組むものです。
現在の大綱につきましては、平成28年2月に策定し、平成28年度から平成32年度までの5年間を期間として設定しています。今回の総合教育会議では、本市の教育の基本理念や基本方針を掲げた教育大綱について、齊藤市長にご意見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
教育長   
教育大綱につきまして、私から概要の説明をさせていただきたいと思います。お手元の資料をご覧ください。まず、策定の趣旨ですが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づいて策定を行っているわけですが、総合教育会議を開催させていただきまして、市長と教育委員会が十分に意思疎通を図ることで、本市の教育課題や、教育政策の方向性を共有し、より一層本市の教育行政を推進していくことをねらいとするものです。
まず位置付けですが、先ほど課長からも説明がありましたが、本市の教育の基本理念や基本方針を掲げたものです。内容につきましては、市の第5次鶴ヶ島市総合計画「後期基本計画」の教育分野、そして教育委員会の関係で「第2期鶴ヶ島市教育振興基本計画」に反映し行うために策定したものです。期間は5年間となっています。
基本理念ですが、教育の使命については、それぞれ個々人の個性を尊重しながら個人の能力を伸ばしていく、そして自立した人間を育て、幸福な生涯を実現できるようにしていこうというものです。併せて、社会の構成員の一人として公共の精神を基盤にした、民主的な国家及び社会の形成者たる国民を育成するというものが教育の目的となっています。また、それぞれの地域、郷土の歴史の中で継承されてきた文化・文明を教育の営みを通じて後世に伝えていくということも、より重要な使命であると考えております。こうした内容を地域ぐるみで進めることで、本市の教育をさらに進展させるものです。   
基本方針としては、基本理念を踏まえて、施策を実施していくということですが、3つの基本方針を重視して取り組んでいきます。 
まず第1番目として、社会に出て自立していける子どもを育てる、2番目は、地域ぐるみで子どもを育てる、そして3番目は人が学び、人が活きる社会を支える。この3つの方針を重視し、次の7つの基本目標を実現していこうというものです。   
基本目標1は、確かな学力と自立する力を育む教育の充実ということで、主体的に学ぶ姿勢、基礎学力の定着、社会に参画する意欲、望ましい勤労観・職業観の醸成などによって、子どもたちの確かな学力と自立する力を育んでいこうとするものです。 
基本目標2は、豊かな心と健やかな体を育む教育の充実です。健康で安全な生活を営む資質と能力を身に付けるための体験活動や体力向上などの取組によって、子どもたちの豊かな心と健やかな体を育んでいきます。
 基本目標3は、質の高い学校運営の推進です。教員の資質向上と高い教育活動によって、子どもたちの生きる力を育成します。
基本目標4は、学習環境の整備と地域連携の充実です。学習環境の整備とともに、学校・家庭・地域社会の一層の協力体制を整備することによって、子どもたちが安全で安心して学校生活を送れるようにします。 
基本目標5は、地域と家庭の教育力の向上です。子どもを支え育む地域づくりを促進するとともに、親としての成長を支援することによって、子どもたちが健やかに成長していくようにします。 
基本目標6は、生涯学習・スポーツの振興です。生涯にわたって多様な学習、スポーツ・レクリエーション活動に親しむことができる機会を提供し、充実した生活を送ることができるようにします。
基本目標7は、歴史・文化の継承と芸術の振興です。市の歴史や文化芸術活動に親しむことによって、郷土意識を深め、心豊かな生活を送ることができるようにします。   
これらの7つの基本目標については、市の「第5次鶴ヶ島市総合計画」、そして「第2期鶴ヶ島市教育振興基本計画」にそのまま活かされており、より具体的な形として  それらが計画の中に出されているというものです。
市長   
現行の大綱の内容をそのまま引き継いでいくという形でお願いできればと思います。
教育長   
それでは、教育委員会としては大綱に基づいて、現在の市の「第5次鶴ヶ島市総合計画」の教育分野、及び「第2期鶴ヶ島市教育振興基本計画」を策定していますので、引き続き計画の実現に向かって取り組んでまいります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

≪協議事項≫   鶴ヶ島市の教育の現状について
市長   
続きまして、協議事項の2つ目に移ります。「鶴ヶ島市の教育の現状について」協議をさせていただきたいと思います。
今回は、私が市長に就任して初めての総合教育会議なので、本市の教育の現状について、教育委員の皆さんに日頃より多大なる活動をしていただく中で、お考えやご意見等を伺えればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。最初に教育長からお願いいたします。
教育長   
まずは本市の現状ですが、先ほどお話ししたように、教育大綱そして第2期鶴ヶ島市教育振興基本計画がありますが、それに基づいて教育委員会としては教育行政に取り組んでおります。その中で基本目標1にあります「確かな学力と自立する力を育む教育の充実」を最重要課題に掲げて取り組んでいるところです。まず、学校教育を中心にお話をさせていただきたいと思います。 
学校の最大の使命は、児童・生徒に発達段階に応じた学力をまずしっかりと身に付けさせるということです。つまり、基礎・基本をしっかりと定着させることが重要だと思っています。また、併せて社会の変化に対応できる力を身に付けさせることも重要だと思っています。現在の社会の変化というものは、非常に激しく、また早くなっています。このため、例えば子どもたちが卒業して社会に出る5年後、10年後のことがどのくらい想像、予測できるかということになりますが、現在の変化の早さを考えると、なかなか予測が難しい時代がやってくるのだろうという風に思っています。その中でどのような変化にも対応できる力を身に付けさせる必要があります。そういう意味では、例えば体力や豊かな心も基盤にはありますが、その他に社会の変化の中で必要な知識、技術を常に自ら学び取っていく力を身に付けさせる必要があるだろうと思います。もちろん、そのベースになるのは基礎的・基本的な知識や技能なので、まずは学校の中で基礎をしっかりと身に付けさせ、またそれらを活用できる力も身に付けさせていきたいと考えています。
現在、国では既に学習指導要領の改訂を行って、小学校では平成32年度から、中学校では平成33年度から適用されることになっていますが、既に経過措置として来年度から、例えば英語教育等について一部実施がされるという状況です。先日、戸田市に伺った際に、戸田市教育長が「社会がどんどんグローバル化、また情報化が進む中でそれらを文房具のように使える力が必要」とお話されていました。つまり日常的なツールとして使える力が身に付くことで、これから何をするべきなのかという課題解決に向かって進んでいく力、そのための思考力、判断力、コミュニケーション能力が必要になってくると思います。その際、様々な課題を解決するにあたっては、様々な人たちと協力をしながら取り組んでいく必要がありますので、コミュニケーション能力や協働する力が求められると思います。そこで、本市では現在学び合いの学習に取り組んでおり、今後もさらに充実・発展させていきたいと考えていますが、教師の意識がまだまだ変わっていないということもあるので、そのあたりを校長先生にリーダーシップを図っていただき、学校全体で取り組んでいただける様にお願いしているところです。そのほか、そうした力を実現させるためには、やはり学校の環境整備等も重要になってくると思います。少子化と学校施設の老朽化という大きな課題を現在抱えているので、学校再編等についても今後取り組んでいかないといけないと考えておりますが、いずれにしても出来るだけ後れを取らないように学校環境の整備充実にも力を注いでいきたいと思っています。 
現在の鶴ヶ島市の学力の現状につきましては、全国学力学習状況調査や、県の学力学習状況調査を見ると、全国では小学校が全国平均よりも少し低い状況にあり、中学校は大体全国平均並みにあるのかなという風に思っています。また、埼玉県の学力学習状況調査で見ると、やはり小学校は平均よりも少し下回っていますが、中学校は県平均を上回っている状況にあるので、さらに小学校からしっかりと底上げをしていきたいと考えています。現在、のびのび算数教室なども含めて低学力の子どもたちへの対応については取り組みはじめていますが、これらを続けながら上位層の子どもたちの学力もさらに伸びるように頑張っていきたいと思います。その他様々な課題もありますが、他の教育委員さんの意見も聞きながら対応していきたいと思っております。
委員   
齊藤市長には初々しさがあり、教育委員会としてすごく期待感が持てるなと感じ、 わくわくしています。 
私は委員として、小学校・中学校に年間でかなりの回数、学校訪問に行かせていただき、児童・生徒の様子を拝見しております。また、それとは別に地域行事などにも参加をさせていただいて、地域の方たちが子どもたちを望ましい方向に育てようという風に取り組んでいらっしゃる様子も見ております。
一方で、先日視察をした戸田市は非常に鶴ヶ島市と違って、人口が増加傾向にあり、教育の内容もAIや、ロボットなどの機材を使って先進的な取り組みをされているなど、地域としての違いがあるのかなと思っています。これは今に始まったことではなく、私自身、大学を卒業するまで川口市で育ってきたので、鶴ヶ島市に来た時に20年~30年前の川口市が今の鶴ヶ島市と一緒だなと感じました。それと同じような感じで、先日の視察でも戸田市はかなり進んでいるなと感じて帰ってきました。ただ、それだけで鶴ヶ島市が遅れているのか、それが悪いのかというと、それはイコールではないと思っています。私自身が大人になるまでに、いったいどのようなことを学んできたのかと振り返ったときに、家庭でしっかりと親と生活していた時間、学校から帰ってきて友達と遊んだ時間、学校で学んだ時間、この3つが大人になってからのベースになっていると思います。今足りないのは、もっと家庭で大事にされることや、あるいは家庭にいて安心できること、そして特に小学校の低学年のうちには家庭学習を親が少しでも良いから付き添って見てあげるといったことだと思います。それが、学力の向上につながり、また子どもたちが学校で元気に生活していく源になると思います。そのような理念をもって学校教育を考えていくというのが一つ必要な視点かなと感じているところです。
  
教育委員になって4年経ちまして、この間に色々な自治体の学校訪問をさせていた だきました。埼玉県内や群馬県、茨城県などを見させていただいた中で、すごく感じたのが、鶴ヶ島には特徴となるようなすごく立派な史跡や、教科書に載るような伝統、 産業があまりないということです。しかし、羨ましいとは思ってもそれは仕方の無い ことだと思います。だからこそ、鶴ヶ島は人が資産になるんだよ、人を育てていっている自治体なんだよ、ということでもっと教育に力を入れていくと、更に鶴ヶ島が良い市になっていき、教育にも効果が出るのではないかと思っています。
私は子育て情報誌を発行していたんですが、その当時、他市ではそのような情報誌はなく、「鶴ヶ島にはそういうものがあっていいね」、「鶴ヶ島で子育てしたいわ」という話をいくつも聞いてきました。実際に住んでいるお母さん方からそのような話を聞くことは少なかったんですが、他市から見ると鶴ヶ島ってこんな良いところがいっぱいあるんだなということを、人から言われて感じていたので、もしかしたら他市ではやっていないような鶴ヶ島の良い教育が、発掘していけば実はいっぱいあって、それをまず見直すところから鶴ヶ島の教育の現状は変わっていくと思います。
今だと、例えばのびのび算数教室であったり、中学校の英語の先生が小学校に行って英語の授業を行ったり、なかなか学力が追いつかない子たちのアドバンスド教室だったりとか、学び合いに関しても、ひょっとすると他市よりも進んでいるかもしれないなど、そういうところを子どもを学校に通わせている保護者の方にもっとアピールしてよいのではないかと感じています。
私は学童の指導員もやっていたので、「鶴ヶ島市でこういう授業やっているんだけど知ってる?」と聞くと、ほとんどのお父さん、お母さんは知らないんですね。興味を持っていないというのもあるかもしれませんが、それは上手く伝えていないこちらの問題でもあると思います。それらをもっと保護者の方に伝えて、こういう授業をやってる、こうやって学校も子どもたちの学力を上げようと努力をしている、だから家庭でもこんな協力してくれるといいなという風になると、保護者の方も話を聞いてくれやすいのではないかと思います。
色々なアピール方法を考えてきたのですが、例えば授業の風景は、自分の子どもの授業参観に行った時に少し見るくらいで、他の学年がどんな授業をしているか、自分の子以外のクラスがどんな授業をしているかなどは、ほとんど見ないと思います。なので、ちょっと授業の風景を録画してみて、校内のモニターで流してみるのはどうかなと思います。実際これは、栄小学校がいろんな行事で撮った写真を、学校に入った時の大きなモニターで、スライドショーにしていつも流していらっしゃるんですけど、そのような感じで、それぞれの学年の特徴的な授業を少し編集して、文字などを入れて流してみるのも良いと思います。また、もしよければ市長自らが色々な場所で、鶴ヶ島はこんな良い教育をしているんだよと宣伝していただくのも1つの手だと思います。そういったことをまずアピールして、良いところを確認したうえで、じゃあ何が足りないんだろうということを1つずつ洗い出して、改善点を考えていくことが大事だと感じました。
そのうえで、私が一番大事だと思うことは、携わっている学校の先生たちが自分たちのことを教育委員会や市が考えてくれている、自分たちのことを気にかけてくれていると感じることだと思います。予算がついたので、これからは一人一台パソコンを使用できるようになりますが、業務を行いやすくなるように、こちらも努力しているんだよということを示したり、校舎の老朽化に対応したりなど、目に見えやすいものが改善していくと、自分たちのことを気にかけてくれている、自分たちのために何か動いてくれているんだという雰囲気が伝わり、先生たちの士気も上がるのではないかと思います。
またニュースにもなっていますが、先生方の労働環境の改善という点です。先生という職業は、どうしても子どもたちのためにと思いはじめると、際限なく一生懸命やられる方がほとんどだと思います。帰る時間もどんどん遅くなってしまう、休みもなくなってしまう、でも子どものためにという前提があるからちょっと頑張ってしまうという状態だと思います。しかし本当に大切なのは、授業で子どもたちの学力や学びたいという気持ちをアップさせることで、そのためには先生たちがしっかり体を休めること、そして趣味を楽しんだり、いろんな人と触れ合ったりするなど、自分の学ぶ時間を持つことで人間としての幅を広げることが必要だと思います。そして子どもたちの為にと思って、どんどん自分自身の視野が狭くならないようにしないといけないということを、いろんな方面から先生たちに伝えていくことが大事だと思います。 
また、今の子どもの現状として共働き世帯というのが急速に増えていて、学童保育でも以前は小学校1年生の2割が預けていたぐらいだったのですが、現在は割合が3 割から4割になっています。下手したら、1クラスの半分の子が学童を利用している状況になっていて、そうなると宿題を学校から出されても、親が自宅に連れ帰った後に、しっかりと宿題を見てあげられる時間が少なくなっています。意識の高い保護者の方は、仕事から帰った後に宿題を見てあげたりもしているのですが、お迎えが遅く なってしまう家庭は、子どもにご飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かせておしまいという感じになっており、次の日の持ち物についてもチェックする余裕もない家庭も増えています。宿題が出ていても、特に低学年の子は自分が分からないともうやれない、できない、だから学校には持っていけない、そして先生に怒られるという悪循環にはまってしまって、勉強することがつまらなくなってしまうという子が多少いるのかなと感じています。今、支え合い協議会などでも宿題サロンを積極的に開いてくださって、そういった場所で見ていただけるというのも非常に助かると思いますが、 それもやはり毎日ではないということと、のびのび算数教室も今すごく人気で、なかなか定員の空きがないと聞いています。宿題も大事だし、家庭学習ももちろん大切だと思うのですが、そういう家庭があるということを考えると、出来れば学校の授業の中で最低限の学力をつけられるのが本当は望ましいのではないかと思います。そのような時に必要なものは何かを考えたときに、やはり習熟度別に課題を出せるような環境であったり、勉強についていけない子がいる場合は少人数に分けてみるという対応だと思います。今、のびのび算数教室ではタブレットを使用していますが、習熟度別の課題への取組というものには、このようなツールを使うことで人件費もあまりかからずに、その子に合った課題にその都度取り組ませることができるという意味では、 タブレットの使用はとても向いていると思うので、今後は学校でもある程度の数の確保できるとありがたいなと思っています。 
また、中学生に関して以前からすごく感じているのが、中学生が地域に居場所がないということです。学校に行って授業を受けて、部活動が終わると大体夕方なので、 そこから自宅に帰って学習塾に行く子もいれば、習い事に行く子もいると思いますが、 土日もやはり部活があるからということで、休日も学校に行って家に帰るというすごく狭い世界で生活しているような気がします。学校と部活だけだとどうしても人間関係が密になってきて、密になるからこそトラブルも起こりやすいし、それが最終的に いじめに繋がることも多いと思います。これは鶴ヶ島に限らず、全国的にもそういう傾向が強いと思います。地域で様々なイベントはありますが、小学生が参加できるものは多くても、中学生が参加できるものはほとんどありません。主催者の方に聞いても、「募集しても中学生は部活があるから参加してくれないんだよ、だから中学生は募集しないんだよ」と言われ、結局中学生はどんどん地域から外れてしまっている気がします。極論ではありますが、土日の部活動なしにしても良いんじゃないかなと思ってしまいます。部活をやっている子の中には、もっとやりたいと思っている子もいると思います。しかし、週末は家でゆっくりしたいと思っている子もやはりいます。そういう場合どうしたらいいかというと、平日の学校終わった後の部活は行えるようにしても、週末の土日は、例えば公式戦以外は地域のスポーツクラブやスポーツサークルに参加して、やりたい子ができるという体制になると、すごく良いんじゃないかなと思います。実は、私の母は西中学校の女子テニスの外部指導員をやっているのと、ジュニアテニスで小学生にテニスを教えるスポーツクラブにも関わっています。その中で、ジュニア出身の中学生が部活がない週末だけそこに練習に来ることがあるそうなんですが、その時に元々そこの出身ではないペアの子も連れてきて練習するという時間を過ごすことがあったり、それ以外にも社会人のテニスサークルも、週末なら中学生の指導をしたいという意見もちょくちょく出てきているみたいです。そうなると、視野が狭くなりがちな中学生も、週末楽しそうにスポーツをする大人を見たり、小学生が一生懸命テニスをする姿を見て、また違う世界が見れるのではないか、そしてそういう風になってほしいなと思っています。市内には様々なスポーツサークルもいっぱいあると思うので、そういう連携を図っていけると地域で子どもを育てるということに繋がるのではないかと思っています。
委員
教員をやってきたこともありますが、教育の中で一番大切なことは、人と人との繋がり、それを大切にする心をつくっていくことだと思います。それらがないと、恐らく社会というものは崩壊すると思うので、その心を育てるような教育をやっていくのが良いと思います。特に地域に根付いた教育の実現ということで、鶴ヶ島には鶴ヶ島に合った教育を実践していかないといけないと思います。
新市長についてですが、とても心の熱い市長が誕生したなという風に感じています。先ほど言った心を大切にするというのは、市長のように熱い心を持つというのが一番大事だと思うので、そういうものをお持ちの市長には自信をもってご活躍いただければありがたいなと思っています。
現状として鶴ヶ島の教育を見ると、他市に負けないくらいの教育はしていると思います。たくさんの学校を訪問させていただき、中身を見ましたが、私たちが行けば学校も良いものを見せようと努力されていると思いますが、それを差し引いても素晴らしい教育をしていると思うので、市長には安心していただいて大丈夫だと思います。
教育というものは、校長先生をはじめ、先生方がいかに心を合わせてやっていくかが大事だと思いますが、その辺りもしっかりされており素晴らしいと思います。ただ、先ほど教育長からも話があったように、これからの日本の社会や世界は大きく変化をしていき、誰にも見当のつかないようなことが起こってくるのではないかと思います。日本はそれに乗り遅れないように教育を考えていかなければならない、鶴ヶ島はその中でどのような教育をしていかなければならないのかを、ぜひ考えていただきたいと思います。それには、今後私たちの代表であり、県でかなり有能な力を発揮してこられた浅子教育長と市長で十分に教育のことについて話し合って、素晴らしい実践をしていただければありがたいなと思います。
1つ現実的なことにはなりますが、鶴ヶ島市にはお金がないという現状があります。しかし、お金がないからと言って教育ができないのかというと、そういうわけではありませんが、グローバル化ということを考えると、やはり、ない中でも教育にお金を使っていくという努力をすることが大切だと思います。例えば、施設にしても教育機材にしても足りないものはいっぱいあると思います。今、小学生が喜んでいるのはトイレが綺麗になったということです。それだけでも喜んでいるので、やはり教育にお金をかけてあげれば、子どもたちの心に反映していくのではないかと思っています。
私たちの時代はお金ではなく心という気持ちで生きてきましたが、グローバル化が進む中、鶴ヶ島も教育のためにぜひ多くのお金を使っていただいて、次代を担う子どもたちの育成ということで考えていただければありがたいなと思っています。
委員   
私は保護者である委員として教育委員会に入らせていただいて1年経ちますが、この30年、形は色々ではありますが、乳幼児の教育の現場に携わりながら過ごしてきました。当時と今を比べると、保護者の方々の生活ぶりというものが大きく変わってきたと思います。学力向上を考える際に、やはり先ほど委員の話にもあったように、家庭での教育というものが大事になってくると思います。小学校、中学校といった義務教育の素晴らしさというものは、どの子にも平等なものが与えられて、経済的なものも関係なく等しく教育が与えられる場所であるということです。この日本のシステムは素晴らしいといつも感じておりますが、ただ産まれてから、そこに入るまでの約6年間の教育基盤にとても差があるために、学校の先生方も色々な苦労をされていらっしゃると思います。
鶴ヶ島の子育て支援として鶴ヶ島版のネウボラがスタートしましたが、これはとても良いなと思っています。個人的な話ですが、私の家には海外からのお客様がいらっしゃるんですが、その中には北欧の方もいて、例えばフィンランドの場合は、妊娠が分かった時に産婦人科に行く前にネウボラに行くそうです。鶴ヶ島もスタートしてこれからだとは思うのですが、もし可能であるならば、これがどの家庭にも浸透するように、例えば年間に産まれた子どもを、生まれた時期でグループ分けします。そして、地域の学校や児童館を拠点に、地域ごとにまたグループ分けをして、赤ちゃんが産まれたら、「じゃあ、あなたはここの施設を使って、居場所として色々と学ぶことができますよ」という場所を作っていただけたら、子育てが初めてのお母さん方に子育てのノウハウなどをしっかりと伝えることもできると思いますし、配慮が必要なお子さんや、家庭環境に問題のあるお子さんの早期発見にも繋がると思います。また、そこに対して温かな支援を行うことが出来るようなシステムができると思いますので、そのようなアプローチもあったら良いなと思います。
また、私自身の経験からですが、幼稚園の現場にいた際に脳科学を取り入れた教育を導入していました。脳科学といっても、特別難しいことを教えるということではなく、子どもが学習する時の脳内の仕組みを、教育する側がしっかりと把握して、いかに効率的に子どもたちの脳を活性化させるかというアプローチを行っていました。これからは、そのような教育も重要になってくるのではないかと思っています。実は今日の午前中に、子育て相談の中でお母さん方にちょっとお話しさせていただいたんですが、人間が学習したり、ある行動をするときに試行錯誤しながら上手くいったとします。その時に褒められて達成感を得ると、人間の脳内ではドーパミンが出ます。ドーパミンが出るということは、つまり快感を得ているということで、この快感を得ることによって再びこの快感を得ようと同じ行動をとろうとする。このサイクルというのは、どのような時でも作ることが出来ると思うので、子どもが何か行動をしたときに快感物質をどんどん出させるようなアプローチを教育の中に取り入れていくのが良いと思います。
例えば、今日お子さんが発達障害ということで将来が心配で相談に来られたお母さんがいました。その方にお子さんが困った行動をした際には、このようなアプローチをしたら良いんじゃないですかということをお話しました。その子は、落ち着きがなくフラフラしてしまう、立って歩き回る、なかなか集中できないというお子さんだったのですが、その時に叱ってしまうのはむしろアプローチとしては良くなくて、そこに注目することによって、脳内では余計にそれが強化されるシステムになっています。叱咤したり、もちろん体罰はだめですが、なるべく問題行動を持つ子には、その行動が取り除かれるような、新しいやり方を伝えてあげることが大切だという話をしましたが、子どもたちにとって、いかに効率的に学習できるかという視点がこれからの学校教育の中で浸透していけば良いなと思います。ただ、1年間学校訪問させていただく中で、先生方の中にはこのようなアプローチを行っている方もたくさんいらっしゃいますし、あとは先生方たちの中でそういったものを共有していただければ良いなという思いが強くあります。
また、学校の先生方の多忙化という点で、委員も部活の話などをされていらっしゃいましたが、保護者の気持ちとしては、なかなか先生方と直接話せる機会もないので、どのような気持ちで現場で働いていらっしゃるかという先生方の声を聞きたいという気持ちがいつもあります。激変していくこれからの社会に関して言えば、間違いなくデジタル機器であるICTツールというものは欠かせないものだと思います。そういった職業に就く人でなくても、すべての人や子どもたちにとって必要な能力だと考えておりますので、そういった点は他市に後れを取るようなことがないような教育や設備にもご配慮いただけたらありがたいなという思いは強く持っています。
市長   
色々なご意見ありがとうございました。他に何かありますか。
教育長   
非常に難しい課題があり、例えば部活の話だと、そもそも部活自体は、従来、学習指導要領にも位置づけされておらず、暗黙のうちに行われてきたということがあります。それはなぜかというと、子どもたちが学校へ楽しみに来るということや、生徒指導上、非常に有効であるといった様々な理由があり行われてきましたが、ではこれは誰が職務命令として出しているのか、ということなどを深く掘り下げていくと、非常に難しく、また危うい状況にあります。そういうことも踏まえて、文部科学省も何年か前に学習指導要領の総則の中に位置づけました。先生方も、子どもの生活や学習も併せて学級経営をするにあたって、部活動自体がやはり有効であるということもありますので、その辺は一緒になってやってきたと思っています。そして、多忙化ということが最近の話としてありますが、部活に入ってくる子どもたちが、楽しくやりたいと思って入ってきているのか、それとも例えば、勝ち抜いて全国大会まで行きたいと思って入ってきているのかなど様々だと思いますが、それは指導者側にも言えることで、教員の数が少なくなってくると、その部活を持てる教員、特に専門的な指導ができる教員が非常に少なくなってきているということもあると思います。例えば、社会科の先生が野球部を担当しなさいだとか、いわゆる体育学校の中で専門的に勉強してきたわけではない先生が部活を持つということにもなります。自分自身が部活動を長くやってきたという経験を持っている方が、やっていることが多いです。そうすると、求められるものは様々で、その中でどうしていくかというのが指導者側の先生方の悩みであり、その先生方の負担感が非常に多くなってくるということもあります。
先ほど話にも出てきました地域型のスポーツクラブ、いわゆるヨーロッパ型の地域スポーツクラブのようなものだと思いますが、それらについて、実は何年か前に文部科学省でも話が出ていましたが、最近はあまり聞かなくなってきました。それ自体がスポーツクラブとして自立してやっていくことが、なかなか日本では根付かないということ、つまり、自立できるほどのお金がなく、運営ができないというのが現実としてあります。ヨーロッパでは色々な地域、色々な年齢の方がスポーツクラブに入って、この種目をやりたいという人がたくさん集まるので、それでうまく運営できますし、指導することが職業としても成り立ちます。しかし日本の場合は、特に中学校、高校の部活動の為に地域スポーツクラブを立ち上げたとしても、将来のお客様として確保するのは難しく、運営が非常に厳しい現状です。これらをどうしたら良いのかということですが、先ほど土日の部活動をなくしたら良いのではという厳しいご意見もありましたが、現実的に考えるとそれはなかなか難しいです。中学校、高校の全国大会も行われていて、それを目指すために土日なしで練習をしたいという生徒がいる反面、そうとは思っていない生徒もいる中で、どうしてもトラブルが発生し、いじめ等に繋がっていくなど、様々な問題が起きているということは間違いないと思います。ただ、現実問題としてどういう風に解消、解決していけば良いかということですが、今のところまだ全然見えてきていないのが現状です。
市長   
色々お話を伺って、私としては、1か月半までは傍聴席に座る立場であった者が、こういう場所に座るようになり、まず議員としての教育に対する考えと、市長としての教育に対する考えを、なるべく早く切り替えなければならないと思っています。ものすごく大きい目で見ると、日本の教育というものは、日本の政策によって非常に左右されているという現状があります。例えば、ゆとり教育や、男女平等な社会ということでお母様方がどんどん働きに出ています。男女平等な社会は大変素晴らしいことだと思いますが、少子化や子どもの教育はどうすべきかという部分に対して、どう対応するかについてはあまり考えられておらず、これらの重要な問題が置き去りにされていると思います。そのような中で、教育というものが育っていき、皆さんのように教育に対して真剣に取り組んでいただいている方がいるということで、何とか保っていますが、本当に次から次へと新しい問題が出てきているというのが現状だと思います。
鶴ヶ島市で考えると、先ほど委員もお話されていましたが、鶴ヶ島には目立った特色や産業はありませんが、そういう中で人の手でつくることができるものは何かというと、やはり教育だと思います。教育は、鶴ヶ島市全体で協力して頑張っていけば、鶴ヶ島市の特色が1番出せるのではないかと思います。それに対して、今皆さんには、多くの問題がある中で、家庭学習や、市長自ら率先して教育の場に出ていく、教育の予算の問題、グローバル化ということ、ネウボラ、先生方の声を聞くというような積極的な意見を出していただきました。教育部参事にお聞きしたいのですが、先生方はご自分の意見などはなかなか言えないのが現状ですよね。先生同士だと本当のことも言えるかもしれませんが、私たちや保護者の方々がどうですかと聞いても、本音は言えませんよね。
教育部参事
本当のことが何かという問題もありますが、やはり第一に子どものことを考えながら保護者の方とも話をしていきますので、関係づくりを大事にしながらと考えると、いきなりその事実をストレートに伝えるということはないケースもあるのかなと思います。
市長
先生方も本当は家に帰るとのんびりできるのが理想なのかなとも思いますが、常に緊張した中で、ありとあらゆることを考えながら仕事をしていらっしゃり、様々な問題が次々と出てしまうのが現状です。校長先生を中心としてチームを作っていただき、学校ごとに皆で競争することで、各学校の特色を出してもらうことが、鶴ヶ島市の魅力を発信していくことに繋がると思います。
また学力テストについては、あくまで競争だけだということではないと思います。義務教育の最後である中学三年生の結果を見ても、それなりの成果をあげているように思うので、もっと個々の生徒の特徴を伸ばしていけるような学校環境づくりや教育を行えると良いのかなと思います。それにはやはり、小さい時からの教育、いわゆる幼児教育からはじめていくのが大事なのかなと思います。学校の設備に関しては、校舎や体育館の耐震化、学校のエアコンの設置、学校給食センターの更新、次はトイレの改修に取り組んでいますが、一度にすべてを行うのは難しいですが、次に本当に必要なところはどこかを検討して、徐々に教育施設を整えていかないといけないと考えております。そして、もう一つは委員もおっしゃっていましたが、グローバル化が進む中、どう対応していくかということです。今、小さい子どもにお母さんがスマートフォンを与えることで、しばらく大人しくしてもらうスマホ育児というものがあるみたいですが、幼児の時代からスマートフォンに頼ってしまっている部分があります。そういう子どもが、やがて保育園、幼稚園、小学校へ行った時にどれだけペーパーのものに対応できるのか、見て読むことはできるが、書くことは全く出来なくなってしまうという現状もあると思うので、それを今後どのようにグローバル化に適応させていけるのかを考えていく必要があると思います。小学生にタブレットを渡しても恐らく何の問題もなく使いこなせると思いますが、幼稚園からスマートフォンを持たせる家庭もあるんですか。
委員
まだ持たせている家庭はありませんが、子どもが親のスマートフォンを使い、ふつうに誤りなく操作しているということはあります。
市長   
幼児用のスマートフォンなどは防犯ブザーが付いていて、それを鳴らすと親にその情報が届くというような時代になってきていますが、それが良いか悪いかはそれぞれ個人の考えだとは思います。ただ、そのようなものにも対応していく必要があるという現状なので、いかに特徴ある鶴ヶ島の教育を充実させていくかということを市全体で考えなければならないと感じています。今日は教育委員の皆さんのご意見を聞き、色々と話ができて良かったと思っています。今回が今年度初めての総合教育会議ということで、少し寂しさも感じますが、逆に言えば、それだけ鶴ヶ島の教育が安定して順調に進んでいることの表れだと思います。できることなら、今後は職員の方も交えて色々な意見交換ができる場もあれば良いなと思いますが、いかがでしょうか。
教育長   
それも良いことだと思います。今回は初めてということで、予算の関係は控えながら話をさせていただいたんですが、先ほど委員からもお話があったように、社会の変化があまりにも早くなっている中で、子どもたちの将来を見据えた教育を行っていくのが私たちの責任だと思っています。ただ問題なのは、先が見据えられない、つまり予測ができない中でどういった教育をしようかというところですが、これはどこの市でも悩んでいることだと思います。
現実問題として、よく教育委員さんにもお話しますが、私たちが就職した40年前は、まだそろばんを使っていましたが、その後大きな電子計算機が出てきて、それがポケット型になって、今ではスマートフォンの中に計算のできるアプリが入っているなど、時代の変化の速度がどんどん早くなっています。やはり必要なことは、日本をどうやって豊かにするかという視点がなければ、私たちの生活、特に子どもたちの生活自体がとても大変になっていくと思います。そのためには、これからどういうものが必要になってくるのかと考えたときに、いわゆる、第四次産業革命と言われている現代においては、インターネットや情報、ビッグデータといったものを扱っていける力だと思います。その力がないと今後の日本経済は急激に落ちてしまう心配があるため、それに対応できる教育をしていく必要があります。それを見据えて国も学習指導要領を改訂していますので、それができるような教育内容や環境を整え、これからも教育委員会としては市長にもご協議させていただきながら進めていく必要があると考えております。
また、先ほど脳科学の話がありましたが、脳科学は非常に重要だと思いますが、学校教育の指導の中に取り入れることができるように整理して形にしていくということが、まだできていないという問題があります。そのあたりは、大学の先生方と連携しながら研究をしていく必要がありますし、それができれば、もっと効率的な指導ができると思います。これまでの学校教育でも、脳科学とまでは言わなくても、経験などから同じようなことが行われてきました。それをいわゆる「見える化」すること、つまり、脳科学で分析したらこのような結果が出ましたという風に見える形で表すことで、今までの経験の中から行ってきたことと同じ結果になるかもしれませんが、違う部分も見えてくるかもしれません。そして、それらを行うことによって、この部分はこうしたほうが良いんだということを自信を持って言えるようになると思います。ベテランの先生だけでなく、若い先生がベテランの先生方から受け継がなくても、それらを取り扱えるようになるということがこれからの教育には必要だと思います。今までお話してきたことを行うには、やはり様々な機会とお金が必要になってきますので、今後色々とお願いをしなければならないと思っています。
市長   
ありがとうございました。古い言葉で言えば「米百俵の精神」のように、将来の鶴ヶ島を担っていく子どもたちの教育の為には、やはりそれなりの投資をしていく必要があると考えています。
教育長   
それは鶴ヶ島の産業にも関わってくることだと思います。きちんとここで教育が行われると、地元にいながら世界と色々なやりとりができ、経済を活性化させるということも、これから出てくると思います。そういった点では、インターネットはまさに大きなツールであるため、それらを使える力は必要だと思いますし、世界とやりとりするには、英語の読み書きができなければなりません。それらを考えると、もっとそのあたりの教育に力を入れていかなければならないと思います。
市長
現在、農業大学校の跡地に5Gと言われる、今の100倍くらいの速さと能力を持った超高速インターネット機能を持つ施設が来ればと考えています。そして、それらを広げて役所まで届くようにすれば、鶴ヶ島は有名になるのかなと思っています。
教育長   
例えばそのような施設ができれば、テレビ会議とまではいかなくても、本当に色々な方と顔を実際に見ながらやりとりができるようになると思います。小中一貫にしても、分離型の小中一貫を行った時に、今だと集まって会議をしようということになります。もちろん、たまには実際に集まらないとなかなか難しい部分もあると思いますが、離れていながら会議を行い色々と調整できるのは良いことだと思います。
委員   
今までの話の流れとは違いますが、教育委員の1人として、これだけはお伝えしたいなと思うことがあります。それは、現場の先生方への信頼というものをしっかり持った上で、先生方を支えるような形で教育委員を務めていきたいということです。これは学校訪問に行き、校長先生や指導主事の先生と一緒に学校内を見学していた時のことですが、その指導主事の先生は3月まで現場にいらっしゃったので、児童・生徒から、「先生」と声をかけられて、それに対しにこやかに返している姿を見たのですが、その姿がすごく印象的に頭に残っています。「子どもたちと触れ合うためにこの職を選んだんだよな」と、その先生がおっしゃっていたのですが、社会に出て色々な職業がある中で、子どもたちと触れ合うという職業を選んだ先生方たちへの信頼というものがなければ、教育委員会としての存在価値はないと思います。先生方の負荷を減らし、充実して緊張感を持って働けるように、家庭での協力も必要だと思います。
委員   
私自身、鶴ヶ島に来て約20年近く経ちますが、最初の頃はどういう街なんだろうと不安に思っていました。しかし、子ども2人が小学校に入り、鶴ヶ島の先生方に出会えたことで非常に良い教育をしてもらっています。鶴ヶ島に来て何が1番良かったのかと考えると、それはどの先生にも言えることですが、良い先生に出会えたということです。それは本当に鶴ヶ島の誇りだと私は感じていますし、鶴ヶ島で子育てをして良かったと心から思っています。やはり保護者の一人としても、皆で協力しながら鶴ヶ島の教育をもっと良いものにしていきたいと考えています。
委員   
先ほどから部活動という話が出ておりますが、部活動は非常に衰退していると感じています。それはテレビ等で体罰だとかいじめの問題が取り上げられることで、先生方が委縮してしまっていて、部活動にエネルギーを注ぐということが非常に減ってしまっているからだと思います。では、クラブに移行したら良いかというと、これもまた難しい問題で、スポーツをすることをどのように教育に結び付け、取り上げていくかということですが、今進んでいる形というものは、まず成績を上げることだと思います。しかし、ほとんどの生徒は東大に入ることはできません。どうしても東大などに入るには、幼いころから特異な環境の中で勉強することが必要になってくると思います。ではスポーツはどうかというと、卓球や体操は小さい頃からやっていないと勝つことは難しいです。そして、その勝ってきた子たちが豊かな生活をしているというのが、現実の社会としてあります。私は学校教育の中で、どうやって勝っている子が困っている子を助けてあげるか、そして困っている子はどのようにして上に這い上がっていくかを先生方がいつもバランスよく考えている学校でないと、良い学校づくりや人間づくりはできないと考えています。特異な人をただ褒めるだけではいけないと思いますが、実際テレビ等では、ほとんど勝った人だけを取り上げて報道しています。しかし本来は、その裏には負けた人もたくさんいるということを考えないといけないし、そのことを教えていける先生を育てていかなければならないと思います。これは教育部参事をはじめ、市の教育委員会の方々がその部分をしっかりと感じ取っていただく必要があると思います。今の社会は平均的に物事を見ているという言い方をしていますが、やはり頭の良い方やスポーツが得意な方は勝っています。そこから落ちこぼれてしまった人は、どちらかといえば大人になると見放されていくというような社会だと感じます。そういった子たちにも温かい手を差し伸べることを、教育の中で教えていき、勝った人が勝っていない人にそのような行いができるようにすることが大事だと思います。そしてそれが、人と人との繋がりを大切にする教育であり、これこそが一番大事なことで、これから話し合いの場を持って、豊かな人間づくりをしていく鶴ヶ島であってほしいなと思います。
委員   
私が鶴ヶ島で情報誌を作っていた時にすごく感じたのが、市自体が非常にコンパクトだということもあると思いますが、市の職員の皆さんがすごく柔軟だということです。他の市で情報誌を作っていた方に聞いてみると、「そんなのふつう市は援助してくれないよ」「ありえないよ」と言っていました。しかし鶴ヶ島では、それらが当たり前に行われていて、だからこそ今まで市民センターが中心に色々な市民活動や、たくさんの団体が立ち上がって今の鶴ヶ島があるのが、一番の強みだと思っています。学校教育という面でも、例えば学校応援団も非常に活発ですし、支え合い協議会が多くの地域に立ち上ることについても、そのような基盤が元々あるからこそできるものだと思っています。また、地域の皆さんの学校の先生方に対する信頼が、都内に比べると高く、先生方は1つ上の存在という意識がまだまだ強いように感じます。そういった地域の力をもっと上手に使い、学校とうまく両輪で地域の子育てができる仕組みづくりを、齊藤市長だからこそできると私は非常に期待しています。そして、そのためには私たちもぜひ協力していきたいと思っています。
市長   
では、他に無いようでしたら、協議事項は以上で終了します。 ありがとうございました。
市長
次に、『その他』でございますが、委員の皆さんから何かございましたらお願いします。
市長   
事務局の方で何かありますか。
事務局
ありません。
市長   
それでは、以上で平成29年度第1回総合教育会議を閉会といたします。ありがとうございました。        




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