市政全般

平成28年度第3回社会教育委員会議

 

  • 日時 平成29年3月10日(金曜日) 10時から11時40分まで
  • 場所 鶴ヶ島市役所 504会議室
  • 出席者 内野議長、八木原委員、渡邊委員、北岡委員、崎山委員、杉田職務代理、町田委員
  • 欠席者 木村委員、横瀬委員、藤岡委員
  • 事務局 袴田生涯学習スポーツ課長、若月社会教育担当主査
  • 傍聴人 なし

 

内容

1 審議内容等について

要旨

1 社会教育関係団体運営事業に対する補助金の交付及び地域の教育力向上を図るための連携・協働のあり方について、社会教育委員の意見を聴いた。

 

会議の経過

1 開会

2 あいさつ 内野議長

3 審議内容について

 資料に基づき、事務局から説明した。

 

協議事項

(1)平成29年度社会教育関係団体運営事業に対する補助金の交付について

事務局 社会教育関係団体の育成及び活動の振興を図ることと指定事業の推進を目的として、社会教育関係団体に補助するものです。社会教育法の規定により、社会教育関係団体運営事業の補助金の交付にあたっての意見をお願いします。

 ※資料3に基づき、社会教育関係団体運営事業補助金について説明する。

委員 子ども会に対する補助金の交付については、地域の活動を支援することから賛成であるが、交付することととなった理由について教えていただきたい。また、つるがしまジュニアサポートクラブの現在の活動状況についても教えていただきたい。

事務局 平成28年度の団体活動を行うにあたって、団体と協議をしました。その結果、それぞれ自主的な活動を行いながらも、子ども会活動本来の仕組みである幼児から青少年、大人までのサイクルとして一体的に活動を行っていくこととしました。また、子ども会では、つるがしま郷土かるたを主要な事業として行っています。市としては、改訂したつるがしま郷土かるたの普及・活用を図るとともに、地域を基盤とした子どもを支え育む活動を支援するため、子ども会に対する補助金の交付を考えています。

委員 子ども会では、会費のほか、オープン参加の行事での参加費や子フェス市民会議から補助金をいただいて活動している。つるがしまジュニアサポートクラブは、子ども会から発展していった団体であり、会費や参加者からの参加費、子フェス市民会議からの補助金をいただいて主体的に活動している。

委員 入間地区など広域の活動はどうか。また、加入していない市町はあるか。

委員 鶴ヶ島市では入間地区及び埼玉県の組織に加盟している。彩の国郷土かるた大会の練習会や中学生のジュニアリーダー交流会で坂戸市、日高市、毛呂山町、越生町など近隣市町と合同で活動している。また、入間地区では飯能市の市子連はなくなったが、単位子ども会が活動しており、準会員として埼子連に加入している。

議長 子ども会だけでなく、他の団体でも参加しないところが増えている。

委員 子ども会活動をしていると、子どもが高学年になると習い事やスポーツ少年団などを理由に保護者と子どもが一緒にやめることが多く、低学年の児童とその保護者が中心となっている。役員になる前にやめる方もいて、運営が難しくなって活動を中止する団体も多く、行事のあり方を模索している。

委員 地域の活動でも高齢や家庭の事情などのほか、役を引き受けたくないためにやめていく人がいる。今までのやり方が通用しなくなっており、活動を継続していくために模索している状況である。

(2) 地域の教育力向上を図るための連携・協働のあり方について

議長 次に、(2)地域の教育力向上を図るための連携・協働のあり方について、を議題とします。はじめに、事務局から説明をお願いします。

事務局 

 ※資料4に基づき、学校応援団について説明する。

委員 中学校でコーディネーターをしている。活動の中心は保護者であり、地域に呼びかけてボランティアとして参加していただいている。人材確保が課題であるが、特に、専門性のある学習支援や植栽などの人材確保は難しい。保護者が参加しているところは良いが、ボランティア中心のところは運営が大変である。応援団活動を通して地域とのつながりは深くなっており、地域との連携・協働の観点で考えると、応援団を大きな核として地域学校協働本部に展開させていくといいのではないか。

議長 同じくコーディネーターをしているが、多くの方に参加していただくために団体に働きかけて、できることに参加していただいている。小・中学校の区域がほぼ同じこともあり、運動会や夏祭りなどの行事に中学生にボランティア活動をしてもらうなど様々な場面で学校と地域が連携できていると考えている。

委員 資料によると活動日数は相当多いと感じるが、学校、地域による偏りはあるか。また、小学校より中学校の日数が少ないが、中学校では部活動の支援が多く含まれることを考えるとさらに少なくなると捉えていいのか。

委員 地域差はあまりないが、小・中学校の差は登下校の見守りによるものが大きい。毎日行っているところもあり、その点で中学校は少なくなる。見守りには団体から多くの人が加入していただいているが、支え合い協議会があるとボランティア多いというわけではない。また、登録人数と活動している人の数も違うものである。

議長 小学校と中学校では、子どもたちの成長過程に応じた関わり方に違いがある。中学生は自分たちでできることが多いが、小学生には本の読み聞かせや通学路の安全配慮に大人が必要であり、環境整備では剪定から除草までを保護者が全面的に行っている。

委員 中学校の前を通ると、毎日のように剪定、落ち葉拾いなどをしている方がいる。民生委員として学校に呼ばれることで応援団の方を知っているが、地域の人たちには知られていない。地域包括ケアについても同じである。応援団活動の周知、人材確保のためのアプローチの仕方に広がりを持たせることが大事ではないか。

委員 埼玉県では、当初、全ての小学校に応援団を設置することを目標とし、中学校はできるだけ設置することとした経緯がある。制度の周知、各学校での設置に苦労して、ようやく周知されてきたのが現状である。

委員 表にある活動日数については、登下校の見守りや除草作業などの活動内容ごとに1日単位でのカウントだと思われる。

議長 小学校でいえば、平成28年度の活動日数2,611日を単純に8校で割るとすると、各校300日強となる。そのうち登下校の見守りを200日以上と考えると、他の活動は少ないと言える。

委員 読み聞かせも多くの学校で行われており、それを除くと小学校での学習活動の支援は少なくなる。

委員 具体的に聞くことで状況を理解できた。やはり人材確保が難しいという結論であるが、様々な組織が抱えている課題である。省庁でいえば、文科省、厚労省、警察庁などでボランティアの仕組みづくりを推進しているが、生産人口が減っていくなかで共働きが増えており、実際に動ける人は限られている。

委員 地域の活動に参加していると、同じ人に会うことが多い。読み聞かせに行くと子ども会役員に会い、子ども会に行くとPTA役員に会い、自治会に行くとその人が班長をやってたりする。

議長 ボランティアだけでなく、自治会役員を引き受けてくれる人も同じ方々である。

委員 性格上一緒にできないものは別として、兼ねられるものは兼ねていくことが重要ではないか。

委員 1月に地域支え合い協議会と小・中学校関係者とで情報交換会を行い、来年度から中学校の学校協議会に地域支え合い協議会の代表が加わることとなった。今後は、情報交換によりお互いの活動を補い合うことができるようになり、さらに地域と連携した活動が展開できるのではないかと期待している。

委員 久喜市では、4月から全校にコミュニティスクールを指定すると聞いているが、文科省が示している3つの機能を満たしていないのではないか。鶴ヶ島市でも他市町の動向を参考にして、現行の学校協議会の拡充を図っていくことも検討できるのではないか。

委員 委員の役割として教職員の任用に対する意見を述べるという機能については、政策的な実現性や様々な調整を考えると適任者を確保することが難しい。鶴ヶ島市では学校協議会の仕組みを生かしながら、良いものを取り入れて熟成させていくといった進め方が現実的である。

委員 人材確保策の一つとして、網羅的な情報を載せた広報ではなく、子育てで困っていること、登下校の見守り、地域の人材の活躍の紹介、また、本日の素晴らしい提案などの市民の役に立つ情報を中心に広報を発信したらどうか。また、文科省の統計では学校施設としての空き教室が少なく、余裕教室が多くなっているが、学校が地域に開く意識を持つことが重要である。児童・生徒数が減少するなかで行事が増えて、学校だけでは回らなくなっている。地域には様々な趣味、特技、才能を持っている人がいる。地域と連携した学校運営を心掛け、学校施設を活用して、空間の確保を進めるといい。学校の花壇を地域に開放したところ、花好きの人が綺麗に整備、世話してくれた。織物をやっている人に教室を開放したところ、子どもや保護者との交流の場となった。児童・生徒、保護者だけでなく地域の方に協力いただいて、長期休業期間中のペンキ塗りや美化活動も行った。予算が不足している現状では発想の転換、アイデアが求められている。特技、才能を持っている人を学校教育の現場に入りやすい環境づくりを進めることが重要で、組織をどうするかについては集まった人たちの適性をふまえて考えればいいのではないか。小学校は地域とのつながりを必要とするが、中学校は敷地内で収まりやすい。「無用の者の立ち入りを禁ず」という看板は管理上設置しているものであり、地域に開く意識をしっかり持つことが重要である。中学校長をしていたときに、大雨、大雪の日には小学校長に連絡して、小学校の登下校の時間に合わせて中学生を登下校させた。地域で動けるのは中学生であり、中学生が地域を知るためにも様々な機会に参加できるようにしていただきたい。これまで積み上げてきたものを生かしていくことが大事である。

議長 PTA活動のあり方に関する番組を見たが、今までと同じやり方では活動が低調となるばかりであり、アイデアを出して打開していこうという話があった。

委員 市民が学校に入りやすい環境づくりの視点に共感した。現在の給食センターがバーベキュー場だったときに、子どもたちの喜ぶ顔を見るためにどのような企画がいいかと考えて、商工会議所と商店街とが協力して豚の丸焼きを一頭提供したが、結果的として子どもたちがたくさん集まったことを思い出した。子どもたちの笑顔は一つの報酬になる。サッカーの指導でも勝った喜び、負けた悔しさが子どもたちのご褒美になっていることを感じる。大人がアイデアを出して行動し、子どもたちの笑顔を見ることで次に向かっていく意欲や活力が生まれるのではないか。子どもたちが求めているものは何かを知ることが重要である。

委員 PTA、子ども会、学校協議会の役員を経験したが、周りでは「とても大変だった」という話ばかりだった。実際の活動をする前から先入観を持たれてしまっており、その人たちの意識を変えるのは難しい。楽しそうに活動している姿を見せることも必要である。中学校を卒業すると学校教育から離れてしまうため、卒業生の保護者にPRするといい。応援団は小・中学校の活動がリンクしているところがあり、より一体的な活動とすることで学校協議会、放課後子ども教室などの人材発掘につながるのではないか。

委員 学校の体育館は日頃から地域に開放しているが、グラウンドは別である。中学校長をしているときに、手入れが出来なくて雑草地となっていた第二グラウンドをグランドゴルフで貸してほしいという話があり、整地までしていただくことを条件に許可したところ、見事に整備してくれた。今でも日頃から草刈りしてくれている。また、日曜日を地域の少年野球やサッカーなどに開放し、野球部、サッカー部、テニス部などがグラウンドを使いたいときには練習試合にすることにした。それぞれの団体が月1回ずつ使えることを楽しみにしている。地域との交流が増えたことにより、毎年卒業生に紅白のお饅頭を作ってくれている。近隣の高齢者施設に花火大会や花見の際にも学校を開放した。子どもたちのモチベーションも変わる。学校の予算配分についても均等に割り振るのではなく、ベースは同じで一部に独自性を出して、特色に応じて重点的に出す方法、各学校に順番に厚く配分してトータルで均す方法もある。

議長 それでは時間となりましたので本日の協議を終了とします。

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