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子育て・教育・健康・福祉

平成28年度第2回鶴ヶ島市総合教育会議 議事録

  • 日時
    平成28年12月27日(火曜日) 10時開会〜12時閉会
  • 場所
    鶴ヶ島市庁舎庁議室
  • 出席委員
    藤縄善朗市長 浅子藤郎教育長 石澤良浩教育委員 高篠雅惠教育委員 萩原秀雄教育委員 武知美葉教育委員
  • 事務局
    細川教育部長 横山教育部参事 中野秘書政策課長 島田教育総務課長 内野学校教育課長 
    岸田教育センター所長 田中教育総務課主幹 中里教育総務課主幹 小塚秘書政策課主査 飯塚教育総務課主任
  • 傍聴者
    4人

議事録

≪開会≫
教育総務課長
これより、平成28年度第2回鶴ヶ島市総合教育会議を開催いたします。はじめに、市長からあいさつをお願いいたします。
(市長あいさつ)
教育総務課長
本日は『学校再編』について総合教育会議を行います。議事の進行につきましては、市長にお願いいたします。
≪協議事項≫ 学校再編について
市長  
協議事項は『学校再編について』ということですが、学校再編の問題は、公共施設の再編等々の中心的テーマとして、これまでも議論してきましたが、教育委員会で骨子等も作られていますので、ご説明いただいてもよろしいでしょうか。
教育長
これまで教育委員会では、児童生徒数の将来推計や学校教育に関するアンケートを実施してきました。また、教育委員には、例えば学習指導要領の改訂などに関する審議状況についてご説明すると共に、色々な機会に市内だけでなく、他県で実施されている学び合い学習や小中一貫教育等特色ある学校教育について、視察していただいています。こうした状況を踏まえながら、11月18日と12月20日の教育委員会で学校再編に関する基本方針の骨子案についてご協議いただき、ご意見をいただきました。
学校再編につきましては、どのように学校再編を行うかという観点とどのような学校再編を行うのかという観点があろうかと思います。まず、骨子1をご覧ください。
骨子1では、学校再編で目指す学校作りについて、義務教育9年間を通して子どもを育てるという一つの骨子を立てています。これはどのような学校再編を行うのかという観点で考えています。学校再編につきましては、単に学校を統合する、老朽化に対応するというだけでなく、現在の学校よりもより良い学校を作り上げていくことが大事だと思います。児童生徒数の減少による学級の減少やそれに伴う教員数の減少、また、学校全体の活気が減っていく状況があるのであれば、統合や再編によって現状よりも活気のある学校づくりを目指すということが必要になってくると思います。さらに、施設設備が老朽化して、維持修繕費が掛かるだけでなく、教育内容も近年大幅に変化してきているので、教育内容の変化についていけなくなっているのであれば、老朽化への対応とともに施設設備の大幅改善等も行う必要があるのかなと思います。教育内容と教育施設設備、教育教材教具は、実際には切り離せないものだと思います。このため、学校施設設備の老朽化や児童生徒数の減少が大きな要因ではありますが、学校の再編整備に当たりましては、これからの学校教育の内容の変化に対応できる学校作りを目指して、学校の組織ですとか、教育内容にICT等に対応した教育設備が必要になってくると思います。こうした教育設備等の内容につきましてはここでは省かせていただきますが、本市が目指す学校作りの大きな方針を挙げました。これからの時代を生きる子どもたちが、様々な情報や出来事を受け止めて、膨大な情報から何が重要かを主体的に判断して、他者と協働しながら課題を解決していく力が必要だと言われています。こうした力を育成していくためには、小学校低学年から9年間を通して身に付けさせていくことが重要だと考えています。そのためには市内の小中学校教員が、教育内容の指導において共に9年間を見通しながらそれぞれの役割をしっかりと果たしていくことが必要だと考えています。そのために様々なことが必要になってくると考えているところでございます。
次に骨子2をご覧ください。これは、どのような学校再編を行うかという観点からと考えさせていただきます。骨子2は、小中学校の適正規模・適正配置ということでございます。まず、小中学校の適正規模につきましては、小学校が12学級から18学級、これは1学年当たり2学級から3学級となります。中学校では1学年当たり4学級から6学級となります。これらを全体の、小学校6学年と中学校3学年で計算いたしますと、1校当たり12学級から18学級を適正規模と考えております。この適正規模に関しましては、校長等へのヒアリングや保護者、教員へのアンケート結果に基づくものであります。また、学校教育法施行規則で、標準的な適正規模として示されているものでもございます。例えば学校の編成替えができること、教室を確保できること、中学校では部活動への影響といった教育効果や社会性等への影響が考慮されたものと考えております。次に、小中学校の適正配置につきましては、通学に関する配慮等が必要だと思います。平成24年度の学区審議会の基本答申として、1つの小学校の卒業生が全員同じ中学校に通学する通学区域としていること、それから通学距離や通学時間、生活圏との整合性、通学時の安全確保に配慮するということが重要と考えられています。こうしたことを踏まえながら、検討していく必要があると考えています。
次に骨子3です。骨子3は鶴ヶ島市の小中学校の再編の方向性として、中学校の再編を先行して、小学校は計画的に保全をしていくということでございます。どのように再編を行うのかという観点であると考えております。学校は、地域との関わりが強いものでございます。様々な機能や役割を持っていると考えられます。このため、学校再編につきましては、単に学校の施設の維持管理という観点だけでなく、学校の役割や地域との関わりを考慮しながら進める必要があると考えております。小学校と中学校を見てみますと、同じ学校の教育機関ではございますが機能や役割に違いがあると考えております。地域コミュニティの関わりについても、濃淡があるのかなと思っております。特に小学校の方については、密接した関わりがあるのではないかと考えています。こうした点を踏まえれば、また、アンケート結果に基づく学校再編をどのように進めるかという観点から見れば、結論として、中学校の再編を先行して、小学校は計画的に保全を進めていきたいと考えているところであります。その理由としては、まず、小中学校の小規模化の進行をご覧いただきたいと思います。骨子2で説明した適正規模に当てはめますと、小学校全体の学級数では96学級から144学級、中学校全体の学級数では60学級から90学級となりますが、児童生徒の将来推計に基づく学級数の推計から、市内の全小学校の合計学級数は、平成42年度ごろに適正規模を下回る見込みと推計しています。現在の中学校の合計学級数では、すでに適正規模を下回っている状況です。また、教科担任制であります中学校の小規模化の進行により、教員数が減少し、9教科全てに常勤の職員を確保できない可能性もございます。こうしたこところは、小学校と大きく違うところでございます。さらに、教員数が減少しますと、一人一人の教員が分担する校務が増え、生徒と向き合う時間が減少するといったことや、実施できる部活動が制限されるといった恐れがあります。例えばチームを組めなくなるとか、顧問教員が置けなくなる、更には、顧問教員の専門種目が減って、専門的な指導力が減少することが考えられます。なお、公共施設等利用計画では、小学校も学校再編に取り組むこととされています。当面は中学校を先行し、小学校は計画的な保全を図ってまいりますが、地域との関係や、通学の安全性などしっかりと検討して、再編の方向性について検討する必要があると考えております。
以上、資料を中心に説明させていただきましたが、保護者や地域の方々からご理解をいただきながら、再編をしっかりと進めていく必要があると考えております。これからの時代や社会を生き抜いていかなければならない子どもたちに、再編前よりもより良い教育環境を整え、鶴ヶ島の教育をより良いものにしたいと考えております。
市長
まず、学校再編は財政の問題や施設の老朽化等の問題があるのですが、前提として、より良い教育を実施するという目的のために進めることが一番の到達目標だと思います。
骨子1の部分、教育内容の変化が具体的に組織や教材、設備に現れてきているということですが、具体的にはどういったものがあるのでしょうか。
教育長
一番簡単な例で言えば、我々が子どものころはコンピューターや映像機器という物を使うことはなかったのですが、今社会に出ると、企業でもコンピューターは必須になってきます。そうしたものを使いながら将来を予測して、新しいビジネスチャンスに対応していくことが求められていると思います。また、何が問題か、どういう風に問題を解決していくか、そういう力が求められていると思います。企業によっては、色々なクレームを集めて、他社に売る会社も出てきています。何故かというと、これだけ色々なものが発達している中で、新しいものをどうやって生み出していくかという時に、誰がどういったものに不便を感じているのかということを集めて、そこから新しいものにトライしてくという考えがこれからは必要になってくるのかなと思います。そうした中で子どもたちには、基礎基本の学力が当然必要なのですが、その上に、新しい問題を発見し、チームで色々な協働しながら新しい問題に取り組んでいく、そうした力が求められてきていると思います。そういう意味では、協働する力、コミュニケーション能力、思考力や判断力、それから想像力といったものが必要になり、それらをうまく学校教育の中で育成していくためにどういった環境が求められているのか考えているところであります。
本市では、学び合い教育等を進めていますが、例えばグループ学習をイメージしてもらえばわかりやすいかと思うのですが、机を必要に応じて移動させることがあり、色々話し合いをメモしていく、それから全員で議論していく、一人一人が考えて調べる、様々なパターンがあるわけですよね。それらを45分なり50分の授業の中でいかに効率的に効果的にやっていくかということが重要になってくるわけです。そうしますと、ICTを活用して、うまく子どもたちの意見をまとめながら、また、それぞれ調べながら進めていくようなことが、これからどんどん求められてくると思います。これは一つの例として申し上げましたが、他にも様々に調査できるようなものですとか、色々なものに取り組んでいけるような教材、もっと専門的なものの方が早く調べられるので、そういったものが必要になってくるのではないかと思います。
委員
私が生活している中で一番変化を感じていることは、我々が使っているもの、身に付けているものの中にメイドインジャパンというものが見えなくなってきたと思います。時代が変わってきて、子どもたちが大人になった時に、どのような職業につくのか一つ視点として持っていなければならないだろうと考えています。そのための教育といったものの在り方も考えていかなければならないと思います。幼稚園という現場で子どもたちを見ている中で、小学校中学校という義務教育の9年間にどうつなげていったらいいのか、ということを常に考えるようにしています。家庭で色々な育ちをしてきた子どもたちを、その生活を再編成するような形で幼稚園の教育では考えて基礎基本を学ぶ義務教育につなげていくということです。家庭で色々な考えを持った人たちの広がりのある中で育てられてきた子どもたちが、義務教育の中で基礎基本を身に付けるために、ある方向性で集約されてくるようなイメージを私は持っています。そのあとまた、広がりをもって社会性を身に付けた子どもたちが色々な仕事、夢に向かって飛び立っていく、そんな教育の在り方があればいいなと感じています。
ただ、幼児期においても、ただ広がりがあるのではなくて、基礎基本に向かっていくような方向性をもっていかなければならないかなと思います。例えば、ある小学校で、鉛筆の持ち方が正しくない、字が乱暴である、落し物忘れ物が多い、自分の持ち物に愛着を持っていない、管理ができていないなど、学びをする以前の問題ができていないということがあります。幼稚園に入ってくる子どもたちの中にも、おむつが取れていない、痛いとか、痒いとかを自分で言葉にして訴えることができないなど、幼児教育をする以前の問題が家庭でできていないということがあります。次の段階にそれぞれつなげていくのだという意識を持ちながら、今の子どもたちを育てていくことが大切ではないかなと思います。色々な幼稚園や保育園があって、ただ遊ばせておけばよいという放任に近いような環境を与えれば子どもは育っていくというような考えもあります。一部にはそのような考えの方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は、一人前の社会人として育っていくことを望んでいますし、そうでなければ社会の中で自分が輝けないのではないかなと思いますので、そのように育っていくためには、狙いを持った、先ほど申し上げたような方向性で子どもたちを育てていかなければならないと思っています。そのためには、義務教育の9年間の中で子どもたちが輝ける、夢を持って生活できる施設も必要だと思いますし、これからの社会に対応できるような能力を身に付けるための基礎基本をここでしっかり育むことも必要だと思います。
市長
今、社会や経済といったものが急激に変わっていますよね。例えば私が子どもの頃は、農村型の日常生活で教育の体制もそうでしたが、高度経済成長で一気に人が入ってきて、やり方は同じだったのですが、規律統制型だったと思います。その後人口が増加し、一挙に情報化が進み、グローバル化してきた中で、先生方も大変だと思うのですが、教育の在り方が変わって来ましたよね。コンピューター教育もありますし、小学校から英語教育が取り入れられるようになりますし。こういうことが一挙に変わってきたという印象があり、それに対応せざるを得ないと思っています。しかし状況に合わせただけでは良くないという難しいところもありますよね。
教育長
先ほど申し上げたのは、当然基礎基本の上にということになります。例えば学び合いでグループ学習を常に行っているわけではなくて、基礎基本である講義型のような学習も必要で、そういったものを行いながら色々なものに興味をもつ、調べる、議論をするといったような学習の機会を設けていくということが必要になります。それを一つの時間の中で収めるというのは非常に難しいことで、いかに効果的に効率的に行うかが、これからますます先生方に求められるのだと思います。
市長
そうですよね。塾だとか、予備校化が進んでいてそれをよしとする機運もあるのですが、それについては危惧する部分でもあります。点数でどうしても見られてしまうのですが、学校はものすごく大変なのだろうと思っています。
委員
学校再編の中での9年間ということでお話させていただきます。今、学び合いというものを行っていますが、もう一つの課題が小中一貫というもので、グローバル化の中で英語教育を小学校から中学校まで継続的に行っていくにはどうしたらよいか考える必要があると思います。私なりに学校再編や小中一貫校について勉強させていただきましたが、中学校の先生から見て小学校の欠けているところを補い、小学校の先生から見て中学校の欠けているところを補うというところが、小中一貫校の良いところなのではないかと思います。私は中学校で指導していますが、中学一年生に関しては、自分のことはできても規律を守る、人と人とで協力し合っていく部分に欠けているように感じています。小学校では自分の身の回りのことをできるようになることがテーマですが、中学校の目的というのは大人への第一歩だと思うのです。そこに小学校で教えているところと、中学校で教えているところの間に溝があり、そこに馴染めない子どもが出てきてしまうことがあるように思います。そうしたところから人を大切にすることに欠けていて、自分の世界を持った子どもがそのまま自分の世界に、ということがあるように思います。
学校再編に当たって大切なことは、小中一貫校にしていくことが良いことかどうか検討することだと思います。そして、グローバル化していく社会の中で生きていける子どもたちを育成していくことが大事なのではないかと思います。
教育長
法制上の小中一貫については骨子には書き込んでいませんが、基本的に同じ方向に向かって子どもたちを育てていくことになります。小学校には小学校の学校文化があり、中学校には中学校の学校文化がある中で、それぞれ別々に動いている状況がこれまで大きかったわけで、したがって子どもたちが小学校から中学校へ上がる接続の時に中一ギャップという課題があって、不登校が増えるなど色々なことが問題として浮かび上がってきているのではないかと思います。それを小学校と中学校がお互いの文化を理解し合いながら、滑らかに接続させていくことが小中連携であったり、小中一貫であったりすると思っています。建物の話は別としてあくまでソフト面で考えれば、例えば中学校の教員が小学校の教育の中身をよく知っていて、どのような教育を進めているのかよく理解したうえで、中学校での教育を進めていく。また小学校の教員は、中学校でどのような教育が行われるのか分かったうえで、小学校として行うべき教育を行っていくということがまず重要となります。ただどうしても、それぞれ離れていますし、それぞれ学校文化の違う中で例えば教科担任制や部活動があったりする中でそれぞれやっていくということになります。それを小中連携や小中一貫にすることで、離れていてもお互いが連携をより緊密に取れるようにすることも必要ですし、もっと究極的にすれば義務教育学校のような一体型の小中一貫校ができるというわけです。基本的には目的はどちらでも同じだと思いますが、学校が離れていると、先生同士が集まって協議をする場合に時間がかかってしまうので、工夫をする必要があります。
市長
今中学校から小学校へ英語の先生が教えに行っていますが、その逆はあるのでしょうか。
教育長
小学校には英語の先生がいないので基本的にはありませんが、子どもたちを中学校へ連れて行って勉強させることはあると思います。
委員
これまで色々な学校を訪問して見させていただいた中で感じているのは、義務教育というのは本当に素晴らしいということです。全ての子どもたちに、平等に教育を受ける機会が与えられるところに一度立ち戻ったうえで、今後の学校の在り方を考えていく必要があると思います。
例えば図工や音楽、体育、技術家庭科等は、試験だけで評価されるものではありませんが、何かを鑑賞する、自分で何かを作り出していくという経験は、家庭学習の中では難しいことです。もちろん、そういったことを率先して行うご家庭もあるとは思いますが、絵画鑑賞や音楽鑑賞といったものを家庭で全くしてきていない子どもたちがいることも事実です。そうした子どもたちが、唯一文化的なものに触れ合う機会を持てるのが義務教育だと授業参観する中で感じました。授業の中で、自分で何かを想像し、作り出す機会が持てることが義務教育であり、これから社会が様々に変化していく中でも、全ての子どもたちに同じものを与えていくということをベースにして欲しいと思います。
私がとても驚いていることですが、今日本の中学生が最初に与えられているICT機器はスマートフォンです。ところが、海外で最初に与えられるICT機器はパソコンなのです。自分のパソコンを使って、自分で何かを作り出していくということを体験して、将来そういった道に進んでいくこともあります。しかし、スマートフォンの場合は、最初から誰もが使えるような状態になっていますが、パソコンを使って何かを作り出すためには、専門的な知識が必要になってくるわけです。実際に、子どもたちの自宅にパソコンがあるか聞いたところ、自宅にパソコンのない家庭が沢山ありました。保護者もスマートフォンがあれば事足りてしまうので、パソコンは使えないし、持っていないということになるようです。図工や音楽といった芸術面での授業もこれまでどおり必要だと思いますが、学校へ行かなければパソコンに触れる機会がないような子どもたちも、社会に出たときに仕事としてパソコンやICT機器を使うことができるように、パソコンや最新のICT機器に触れる機会が授業として必要だと思います。それを踏まえ、鶴ヶ島の教育の中で社会に役立つ子どもたちを育てる上で最も大事なこととして、一番ベースになることを教えることに加えて、最先端のものに触れさせることができる学校になって欲しいと思います。
市長
今、小中一貫、あるいは小中連携の話が出ていますが、小学校と中学校では相当なギャップがあるのでしょうか。
委員
この春小学校を卒業した子の話になりますが、小学校と中学校が隣にあったということで、連携がとりやすい教育環境の中で育ちました。小学校入学当初から、中学校のお兄さんお姉さんが面倒を見てくれて、一緒に帰宅するような場面もありました。ちょうど5年前から学び合いというグループ学習が始まり、学び合いをするようになってから、子どもたちの様子が変わっていく姿を見ることができました。
先日新聞で、子どもたちの将来の仕事についての記事を読みました。今までにないような仕事に就く割合が65%に及び、今ある仕事の50%が自動化され、人工知能が発達することについて書かれたものでした。これからの子どもたちは、私たち大人が持っているような価値観だけでなく、新しい価値観や、急激な社会の変化に対応できる能力が必要とされるのだろうと思いますし、学び合いや、小学校からの一貫した教育環境がとても大事だと感じています。適応能力を培う学び合い学習、アクティブ・ラーニングなどが、鶴ヶ島市内の小中学校により浸透していくと良いと思います。
市長
学び合いの学習は、市内の小中学校全てで実施されているのですよね。
教育長
市内の全小中学校で取り組むようにお願いしています。先ほど、小学校と中学校のギャップ、違いという話が出ていましたが、1つには、中学校になると学習内容が難しくなるということがあります。例えば算数が数学になったり、理科も中身が色濃くなったり、他の教科も同様ですが専門性が高くなるということです。専門性を高めるために、教科担任制になるということもあります。そのほか、部活動というものがあります。
市長
小学校と中学校が、隣接されていることの有意性、プラス面があるという話ですが。
委員
小学校と中学校の先生方が交流する機会が多くなるので、子どもたちが安心して進学することができ、中一ギャップというものの解消に大きく繋がり、役立っているように感じます。小学校の卒業生が、そのままそっくり隣の中学校へ進学することになりますので、中学校の先生が新一年生の状況を十分に把握できていて、保護者として安心感を持って子どもを進学させられると思います。
市長
小学校の卒業生がそのまま全て同じ中学校へ進学することは、市内の他の地区では難しい状況もありますよね。
教育長
例えば鶴ヶ島中学校は、長久保小学校と鶴ヶ島第一小学校の卒業生が進学することになりますが、杉下小学校の卒業生は一部が富士見中学校へ進学し、一部が藤中学校へ進学することになります。南中学校についても、鶴ヶ島第二小学校から約10人が進学する学区状況になっています。基本的に南小学校の子どもたちは全員南中学校へ進学します。
市長
実際の学校再編の中では、中学校を先行し、再編後の中学校数はまだ決まっていませんが、小学校は中学校より数が多くなってくるわけですよね。例えば学校再編成後は、小学校の卒業生が分化されず、全員同じ中学校へ進学するということが可能になるのでしょうか。
教育長
例えば今の通学区域の状況は、通学距離ですとか、様々な要素を踏まえて編成されているわけで、学校再編後に、場合によっては1つの小学校から1つの中学校へ進学したり、3つの小学校が1つの中学校へ進学する可能性はあります。
市長
できるだけ、1つの小学校の卒業生が、中学校へ進学する際に2校、3校に分かれることがない方が望ましいのかもしれませんが、必ずしもそうできるとは限らないですよね。
教育長
その点については、これから検討しなくてはならない課題であると考えています。
市長
学校の適正規模の話になりますが、教育委員会の意見はどうでしょうか。
委員
色々な意見が出ました。共通して考えていることは、保護者や学校現場の教員のアンケート結果がベースになっていると思います。それが教育委員会で考えている適正規模とほぼ合致しています。
市長
異論や疑問点はなかったのでしょうか。私自身は適正規模というものがよくわからないのですが。
委員
保護者の目線からの意見になりますが、子どもが通学していた中学校は、1学年に3学級ずつありました。3学級ということは担任の先生も3人ずついて、行事も3学級対抗になり大変盛り上がるのですが、今年学級数が2つになってしまった学年があり、運動会を見ていた保護者から「学級数が1つ減るだけで、これほど雰囲気が変わるものなのか。」という意見をいただきました。私も実際に見に行って、やはり盛り上がりに欠けるように感じました。
また、普段の授業について中学校は教科担任制になります。学級数が1つ減ると教員も減ってしまうことになり、生徒の教育環境に影響を与える可能性があります。
教育長
教科担任制については資料にも書かせていただいておりますが、教科担任制で中学校が小規模化すると教員数も減少することになり、全教科に常勤の教員が配置できなくなることもあります。学級数に応じて教員数が配置されますので、小規模の学校は教員の配置数も少なくなります。どの教科に何人の先生が置けるか、ということが課題になってくると思います。場合によっては、美術の教員は常勤ではなく、非常勤になる状況も生じてくると思います。例えば一週間のカリキュラムを考えていただいたときに、数学や国語は週に4時間、美術だと週に1時間と、教科によって1週間の授業時間数に違いがあります。それに伴い、教える教科によって必要な先生の数も変わります。よって、教員数が少ない学校は、授業数の少ない教科を非常勤の先生にお願いするということになってくるということです。
委員
小規模校の教員から話を聞いたのですが、小規模校は教員数が少ないため、一人が担当する校務分掌が多くなります。先生方一人一人の分担量が増えることは、学校の様々な仕事を経験できるという点では良いのですが、誰か一人の歯車がずれ始めると学校全体に影響が出てしまい、危ないのではないかと感じました。
また、部活動の観点から中学校を見ると、学級数が少ないと部活動の種類が制限されてしまうと思います。部活動は、心を発達させるという面では非常に大切だと思います。ですから、規模としては学級数が4学級から6学級くらいあった方が、先生方の人数も増えるので学校運営もうまくいき、子どもたちも行事や部活動に盛り上がって参加できるので、適正規模の学級数があることが望ましいと思います。
市長
実際今、活動ができない部活が結構ありますよね。バスケットボール部やバレーボール部もだんだん縮小してきて、ソフトボール部があるのは今藤中と富士見中だけですか。
委員
南中学校も、人数はかなり減ってきていますが、存続しています。
教育長
ソフトボール部と男子のバレーボール部はないですね。
委員
個人競技は、例えばスイミングや体操教室など、教える方が学校を離れてでも個人経営としてやっていけますが、集団競技は難しいですよね。そういう意味でも集団競技は存続が危ない。個人競技は学校以外の場でも育ち始めているし、一部の子どもたちが利用していますが、それができない子どもたちは学校の方が良いと思います。また、競技が得意な子と得意ではない子が一緒になって部活をすることにも意義があると思います。
市長
指導する先生がいないということ、競技する子どもたちの数も減ってきていることが問題になりますよね。
もう一つ、適正規模ということで学級数もありますが、以前は少人数教育ということも言われましたよね。学級の規模についても適正というものがあるのでしょうか。
教育長
それはとても難しく、現在一学級40人となっています。40人までなら一学級、41人になると20人と21人の二学級に分けるようになるのですが、学校側で調整することができない状況です。
大規模校なら一学級36人から37人の間で構成するようになってくると思うのですが、小規模校だと学年によって学級の規模に差が顕著に出てしまいます。
市長
そうですよね、先ほどの話なら40人の学級と20人の学級がでてきてしまうわけですからね。
適正規模の話とは少し離れますが、少人数教育というものが称揚された時期があったと思うのですが。
教育長
教科によって効果は様々だと思います。大規模でやった方が良い教科、学習内容もありますし、子どもの学習状況に合わせて個別に見ていった方が良いものもあると思います。算数や数学のような、子どもの理解度に差があるような場合は分けて学習内容を進めた方が良いと思います。音楽や体育などは、人数が多い方が良いような気がします。
委員
アドバンスド事業というものを各小学校で取り入れていて、5年生の算数で、学力テストの下から10%の子どもたちを主な対象にして、その子たちが理解できるまで教えていく授業をいくつか見させていただきました。先ほど教育長がおっしゃったように、学び合い学習を取り入れていく中で、学び合いは様々な学力の子どもたちがユニットを組んでいることに意義があると思うので、あまり小規模な学級にしてしまうと幅がなくなってしまうと思います。学級にある程度の人数が必要で、教科・   科目によって小さく分けることができる柔軟性があれば、対応できるのではないかと思います。ある大学の研究で、少人数学級について、何人くらいまでが一番効果的なのか実験しているデータがあり、人数が少なければ少ない方が効果的なような気がしますが、実は20人を割ってしまうとあまり効果がなくなってしまうというデータがありました。確かに、人数が少なすぎると色々な子がいなくなくなってしまうと思いますし、子どもたちは自分よりも学習ができる子に対して憧れる部分があると思うので、自分にないものを持っている子に対して憧れる機会が必要だと思います。ただし、低学年に関しては、現在一学級35人までなのですが、それ以上増やすのは厳しいと思います。小学校に上がった時点で、まだ基本的な生活習慣が身についていない子もいますし、幼稚園や保育園から小学校という新しい環境の変化に対応できない子も目立ちます。低学年のうちは小さいユニットで見ていく必要があると思います。
また、6年生くらいになると体が大きくなりますし、荷物も増えるので、一学級40人だと教室が窮屈だと感じました。
教育長
教室の面積は昔と変わらないのですが、子どもたちの体格に合わせて机と椅子が大きくなっていますので、狭く感じるかもしれません。
委員
今の学校の授業は色々な形に座って行っており、学び合い学習の授業参観では机と椅子が移動されていて保護者が教室内に入れないような状況です。廊下から覗いて参観する保護者も増えています。学び合い学習が始まってから、学級の先生方が「間違ってもいい」ということを子どもたちに伝えてくれる機会が増えたように思います。私たちの時代には、間違うことを恥ずかしがったり恐れたりして、苦手な教科がなかなか克服できなかった記憶があるのですが、実際に学び合い学習を見ていると、グループ内に理解できていない子がいると、どうしてそういう思考になったのだろうと考えて、わかりやすく教えてくれる子どもたちの姿があり、とても素晴らしいと思いました。
市長
教えるということは勉強になりますよね。
学級数の適正規模の話ですが、小学校は2~3学級、中学校は4~6学級の規模というのは、単純に学校の数から出しているのですか。
教育長
小規模校・中規模校・大規模校という分け方をしているのですが、学級数が11学級以下を小規模校、12学級から24学級までを中規模校、25学級以上が大規模校となっています。平成4年、当時の総務庁の監察局が行政監察を行った際に調査した結果、12学級から24学級までの中規模校が、児童生徒の切磋琢磨や、集団の相互作用による思考力の育成などの教育効果や、社会性の育成について効果があると報告されています。これは小中どちらに対しても同じでトータルで12学級以上ということなので、小学校は一学年2学級以上、中学校は一学年4学級以上ということになります。
市長
適正配置の問題で、生活圏との整合性ということで、再編の方向性についてはコミュニティと関連してくると思うのですが。中学校に関しては、既に適正規模を下回っているということなのですよね。
教育長
トータルで市内の合計学級数を出していますが、12学級を中学校の数で5倍して60学級以上が適正規模ということになります。現在は57学級ということですので、適正規模を下回っています。
市長
学校毎にシミュレーションをしていただいているのですよね。
教育長
3学年分ですが、トータルで南中学校が8学級となっています。1年生が2学級、2,3年生が3学級です。富士見中学校が、一学年それぞれ3学級ずつの合計9学級、鶴ヶ島中学校が13学級、藤中学校が15学級、西中学校が12学級となっています。そのほかに、特別支援学級がそれぞれの中学校に1学級から2学級あります。
市長
南小中学校は隣接していますし、小中一貫ということでは行いやすいと思います。地域コミュニティもそうですよね。支え合い協議会も学区と重なっていますし。ただ、規模からいうと小さいと感じます。
教育長
今後色々と検討しなくてはいけないと考えています。坂戸市の城山学園の例では、各学年1学級となっています。これは、ほかに近いところに学校がないという特殊な  
ケースではあるのですが。
市長
坂戸市の北坂戸中学校と泉中学校が、統合して桜中学校になりましたね。北坂戸周辺も人口が急変して統合を行ったわけですが、統合によるメリットや問題点はあるのでしょうか。
委員
統合を行ったため、遠くから自転車で通学する子どもたちの安全性を心配していますが、事故が起こったというような話は特に聞いておりません。通学路を指定してきちんと指導していけば、通学範囲が広くなっていても大丈夫だと思います。
最初はなじまない部分も出てくるとは思いますし、新しいことを導入すると色々な問題も生じてくると思うので、先行して行っている学校の情報を手に入れることが必要だと思います。
市長
適正規模の関係などから、学校再編は中学校を先行する流れであるとして、施設の老朽化の問題からいうと、小学校も手入れが必要になってくると思います。当面は小学校については長寿命化という形で対応し、まずは中学校を先行して行うということで良いと思うのですが、そこでの不具合はあるのでしょうか。
教育長
小学校は施設の老朽化の問題がありますので、計画的に行わなくてはなりません。中学校を先行して再編を行っていくためには、先ほどお話に出たように通学距離の問題ですとか、教員間、PTA間、子ども間の融和をどうしていくかという課題もありますし、統合にするのか、再編にするのか様々な方法を考えなくてはなりません。いずれにしても新しい学校ができたときには様々な事務が生じてきますので、その事務をどうやってこなしていくかが課題となってくると思います。あとは、学校文化をどう新しく築き上げていくかということですね。
市長
学校文化というものはありますよね。
教育長
統合にも吸収合併というものや、それぞれを対等にして新しい学校を作っていくのかなど、やり方はいろいろあります。新しい学校を作っていく場合に、校歌や校章を作るというのも新しい事務になりますよね。
市長
財政の問題もありますので、財政的な見地から考える必要もあると思います。新しくAとBという学校を一つにして、Cという学校を作る場合に、新しい土地にCという学校を建てることが理想的な形なのだとは思うのですが、場所があるのかどうか厳しいところですよね。
教育長
新しい土地に学校を建てれば、その間、子どもたちはそれぞれの学校で勉強ができますが、もしどこかの学校敷地を使ってということになれば、その間、子どもたちはどこで勉強をしていけばよいのか等について考えなくてはなりません。様々な課題はこれから出てくると思います。
市長
地域コミュニティについて、地域支え合い協議会は、非常に大きな存在感があり、これからも大きな意味を持ってくると思います。ただ、地域支え合い協議会というと高齢化の問題がテーマとして出てきてしまいますが、教育問題とも関わってくると思います。民生・児童委員、自治会、通学区、市民センターについても支え合い協議会の拠点と関わってきます。市民センターをどうしていくかということ等とも非常に密接になってきます。学校の再編については学校を中心とした計画ではありますが、これからも地域との連携・協議を続けていって欲しいと思います。
教育長
小学校については地域性が高いですし、中学校も含めて避難所としての役割、地域防災の拠点として地域の方々が利用する場所となりますので、それはこれから時間をかけながらしっかりと連携・協議を続けていきたいと思います。
市長
一定程度の複合化は目指していく必要があると思います。小学校ないし中学校と市民センターとの関わりということについても、これまで以上に考えることになると思います。
今各市民センターには、図書館の分室がありますよね。図書館の分室と学校図書館をどのように連携できるかという話もありますよね。
教育長
そうですね。所沢の松井小学校は、学校の図書館を時間帯によって地域の方々も使えるような形にして作っています。
市長
鶴ヶ島市の図書館分室は、他の自治体と比べ立派なものだと思います。それは、しっかり地域に根付いた形でやってきたこともあると思います。例えば、第二小学校と南市民センターがすぐ近くにありますので、市民センター内の分室の豊富な図書資料を、子どもたちがもっと使えるようにした方が合理的だろうと思います。
教育長
例えば学校の図書館やその他特別教室を地域の方々が使えるようにした場合、授業時間中に地域の方が入ってこられた時の安全面の問題ですとか、授業の進め方に支障が出てしまう可能性もありますので、区切りの設定を作っていかなくてはならないかと思います。
市長
同じ敷地内の別の施設という形もあるでしょうし、合築的な施設というのも考えられますが、そのことと、スケジュール感が非常に難しいですね。
教育長
学校以外の公共施設も、修繕等維持管理のスパンとの兼ね合いもありますよね。
市長
トイレ改修を進める予定ではあるのですが、長寿命化との関連の中でやっていかなくてはならないと思いますし、トイレのように先行して行わなければならない物もありますよね。
委員
先ほどの小学校・中学校、市民センター、地域支え合い協議会との関係については、これからのより良い教育を構築していくうえで非常に大切な関係性になると思います。しかし、同時にそれぞれの立場、役割というものをしっかり踏まえてやっていかなければ、違う方向にねじ曲がってしまうような危険性もあると思います。地域の行事を見学させていただく中で、子どもたちの育ちにとって、とても良い影響を与えているなと実感しているので、これからも方向性に誤りなく良い教育に進んでいってほしいと思います。
委員
中学校と小学校のギャップという話で個人的な感想ですが、中学校には閉塞感で受け入れてもらえなそうなイメージがありました。私自身が中学生だった時もそうなのですが、なかなか難しい時期の子どもたちをある程度管理するためには、学校と部活で分断してしまった方が管理しやすいのかなというイメージがありました。小学生のうちは地域の行事に参加させていただいて、地域の皆さんに見守られている感があるのですが、中学生になると今まであった地域との関係が切れてしまうような感覚があります。中学校はとても短い三年間なのですが、中学生が持っている思考力・実行力は大きいものです。中学生の子どもたちの力を色々な形でもっと地域で活かしていけないかなと思います。市民センターのお祭りに中学生が手伝いに来ている地域もあると聞いていますが、それがもっと多くの地域に広がってくれたらいいと思います。水戸市の中学生たちが、梅祭りの時期に観光ガイドとして道案内をしているという話を聞いて、勉強や部活動を一生懸命やる子がいる中で、自分が何をしたらよいのだろう、何の役に立っているのだろうと一番迷うのが中学生だと思うので、地域に「君たちの力を必要としている」という場所があると良いのではないかと思います。中学生の力を使うというのは難しいのですが、学校の中に地域の方々が出入りできるスペースがあると良いと思います。構造的な問題もあるとは思うのですが、放課後に自習に使ったり、地域の方が会合に使ったり、小学生が立ち寄れるようなフリースペースが職員室の隣にあるといいなと思います。そんな中で、地域の人たちが、中学生に地域行事や催しに参加しないかと声をかけられるようになるといいなと思います。先日、市民センター内で開催された子ども食堂の手伝いに行ったのですが、たまたま実習をしていた中学生に声をかけたところ、スムーズに仲間に入ってきてくれました。三年生の男子生徒たちだったのですが、進路のことや、色々な不安に思っていることなどを話してくれて、地域の行事にも興味を持ってくれました。せっかく小学校まで地域との繋がりが強かった子どもたちの力を、中学生になっても使えるような小学校や中学校であるといいなと思います。地域支え合い協議会の力をお借りしたり、児童・民生委員さんに立ち寄ってもらって様子を見てもらったりできると良いなと思います。
市長
小学生と中学生は、かなり違う印象がありまして、中学生になると我々大人を鬱陶しく思うような感情があり、こちらが思うように参加・協力をしてもらうのは難しいのではないかと思うのですが。
委員
祭りの手伝いに中学生を参加させた中学校の先生の話では、生徒を手伝いに送り出す際にはとても気を遣うようですが、参加させるだけの意義があるそうです。大人の方の苦労や配慮は当然必要だと思います。中学生位になると、自分の身の回りのことは自分でできますし、大人がしてあげられることはそういった配慮や苦労なのではないかと思います。それが君を必要としている、君の出番があるんだよ、そこで失敗してもちゃんと守ってあげるよ、というアピールになるのではないかと思います。
教育長
先日市民センターでかるた大会を開く中で、子どもたちにお手伝いをしてもらっています。また、産業まつりや桜まつりでも部活動として吹奏楽の演奏をしてもらいました。様々な形で参加していただいているのですが、ただ、全ての子どもたちがやりたいのかといったら必ずしもそうではないので、様々な子がいますから、そういう機会があるよ、という情報を伝えていく、そこに参加するかどうかは子どもたち自身が考えていくことが必要かと思います。そういう参加機会が全くないということであれば子どもたちにとっては可愛そうですが、逆に出席しなさい、ということになると、様々な条件がありますので、配慮が必要になりますので、情報提供をしていくことが重要だと思います。
委員
幼児期は親からの影響が大きいと思いますが、小学校になると学校の先生などの影響が大きいと思います。私自身も先生の影響が強かったです。中学生になると、むしろ先輩の影響力が強くなって、高校生・大学生になると友達からの影響で自分が変わったりして、年代によって自分に影響を与える人の存在が変わっていくのかなと思います。親と一緒に出掛けたいと思う幼児期の気持ちのまま中学生になる子どもはいなく、それは精神的な発達・独り立ちする成長の中で必要な過程だと思うのですが、教育長が言われたようにそういう機会がある、役割があるという情報提供は必要だと思います。ただ全員が参加するとなると難しいのかなと思います。
市長
そういった話は学校再編の問題ともかなり関わってくると思います。例えば、支え合い協議会や市民センターとの関わりについては、中学校とは必ずしもスムーズにいかないのではないか、小学校の方がうまくいけば馴染んでいくような気がします。小中一貫となるとまた変わってくるのかもしれませんが。むしろ、公共施設の複合化を考えると、小学校の方が馴染むかと思います。
教育長
地域との関わり合いといえば小学校の方が地域に密着していますし、数も多くそれぞれのエリアが適正な距離のような気がします。市民センター等が歩いて行ける距離になりますので。
市長
エリアが狭い方が活用できるかなと思います。地域包括支援センターといったものも通学区の範囲と関わってくるものがありますので、再編というのが、鶴ヶ島の将来を決めていくような気がします。支え合い協議会も今6つありますが、そちらも再編する必要がでてくるではないかと思っています。再編の方向性については、私も考え方が一致していると思います。
委員
今出てきた中で、良い児童・生徒を作るには、ということで地域の話も出てきたと思うのですが、やはり良い先生と良い保護者が必要になり、地域社会で見守っていくことが当然だと思うので、我々はそのために努力していかなくてはならないと思います。また、もう一つ忘れてはならないのが、子どもたちを取り巻く校舎やパソコン等教育環境を良くしていくことだと思います。私の思いになりますが、例えば校舎一つをとっても、子どもたちが卒業した後に思い出に残るような素晴らしい校舎を作ってほしいと思います。
私が今日着ているスーツは、思い出のスーツなのです。もう20年経ちますが、自分にとってはこのスーツが心の支えになっています。スポーツする上で中身も大事ですが、外も整えていくことが必要だと思います。教育でも先生や保護者、地域を通して立派な子どもを作るのに伴って校舎や施設も立派なものが必要だと思います。教育に予算をつぎ込んでほしいと思います。全国で視察に行った地域では、教育にお金を掛けて素晴らしい施設が整い、地域の財産となっていました。良いまちになれば鶴ヶ島市に将来子どもたちが戻ってくると思います。より充実させた環境を作ることが大事だと思います。校舎・施設は夢ですから。私立の高校はお金を掛けて素晴らしい校舎や体育館を作っています。一目見ただけでその施設の素晴らしさが伝わります。大事なのは先生や、保護者や地域なのですが、子どもたちを取り巻く教育環境を整えていくことも大事だと思います。
市長
おっしゃる通りかと思いますが、財政の問題に絡んできますので、それについてお話させていただきます。今正直なところ大変苦しい状況であります。おそらくあと3年間くらいはこの状況が続くと思います。一本松の区画整理と地区計画、若葉の方も本年度来年度で7億から8億ほど費用が掛かるのですが、こうした区画整理が31年度に終了します。また、運動公園の償還がもうしばらくしたら終わります。高齢化の問題もあるのでそちらにもお金が必要になってくるとは思うのですが、かなり今とは状況が変わると思います。ここ2、3年は、トイレ改修など必要なところからさせていただいて、市の状況に合わせて再編の計画を一緒に作っていきたいと思います。
教育長
学習指導要領の改訂が、小学校が平成32年、中学校が平成33年と見込まれています。平成33年を目指して徐々に準備を進めていけたらいいなと思っています。一気に施設をというところまで行かなくとも、教材等の充実を図っていきながら進めて行けたらと思っています。
市長
実現に向けて計画的にスケジュールを見ながら進めていきたいなと思っています。
委員
市の財政については、苦しい状況であることは重々承知しているのですが、その中でもグローバル化していく社会で生き抜いていかなくてはならない子どもたちに、しっかりお金を掛けていかないと、いずれ日本は破たんしてしまうかもしれません。鶴ヶ島はこれだけ素晴らしい子どもたちを育てたということがいずれ財産になると思うので、ぜひ教育に予算をかけていただきたいと思います。
市長
承りました。だいぶ厳しいご意見もいただきましたが、ほかに何かありますでしょうか。
教育長
学校再編を進めるにあたって、地域の方々、特に保護者の方々にご理解いただくには、再編をすることによって学校教育がより良くなるということをアピールする必要があると思います。それを理解していただくことによって再編が進んでいく、そうでないとなかなか再編自体を受け入れてもらえないのではないかと思います。そうしたことを教育委員会ではしっかり考えながら、市長と一緒になって進めてさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
市長  
では、他に無いようでしたら、協議事項は以上で終了します。どうも有難うございました。以上で平成28年度第2回総合教育会議を閉会といたします。ありがとうございました。

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