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平成28年度第1回鶴ヶ島市総合教育会議 議事録

  • 日時
    平成28年8月16日(火曜日) 15時45分開会〜17時40分閉会
  • 場所
    鶴ヶ島市庁舎504会議室
  • 出席委員
    藤縄善朗市長 浅子藤郎教育長 石澤良浩教育委員 細野啓子教育委員 高篠雅惠教育委員 萩原秀雄教育委員
  • 事務
    局細川教育部長 横山教育部参事 中野秘書政策課長 島田教育総務課長 内野学校教育課長 岸田教育センター所長 松本給食センター所長 清水生涯学習スポーツ課主幹 田中教育総務課主幹 中里教育総務課主幹 小塚秘書政策課主査 武田教育総務課主任
  • 傍聴者
    0人

議事録

≪開会≫
教育総務課長
これより、平成28年度第1回鶴ヶ島市総合教育会議を開催いたします。
はじめに、藤縄市長からあいさつをお願いいたします。
(市長あいさつ)
教育総務課長
本日は『鶴ヶ島市教育委員会が抱える課題』について総合教育会議を行います。
議事の進行につきましては、藤縄市長にお願いいたします。
≪協議事項≫
鶴ヶ島市教育委員会が抱える課題について
市長
協議事項は『鶴ヶ島市教育委員会が抱える課題について』ということですが、教育をめぐる課題というのは、社会全体の様々な動きと切り離すことができないと考えていますので、今回の場合は意見交換というふうに進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、教育委員会としてどのような課題があるか、提示していただいて議論していきたいと思います。
教育長
教育委員会では、学校教育だけでなく生涯学習、スポーツ、文化など様々な分野を所管していますが、学校教育に関する課題は非常に大きな割合となっています。学力についての課題の他、環境としての施設等の課題もございます。その中では、実験準備や様々な教材をどうやって学校で工夫していくのか、教育委員会も学校にどのような提示ができるのかなどが課題の一つとなっています。また、教員も負担がかなり増えている部分もあり、様々な課題があると考えています。今回、幅広く議論してしまうと大変だと思いますので、学校教育に関しては学力に絞ってお話しいただければと思っています。
生涯学習等につきましては、特に子どもたちがこれから社会に巣立っていく中で、自分の住んでいる所がどのようなところなのか、学校教育がらみとしても、しっかり知っておく必要があると思います。
そういう意味では、子どもたちの郷土意識、郷土愛について、どのように醸成していくかも一つの課題と考えています。学校教育がらみとしましては、例えば英語教材で簡単に鶴ヶ島の郷土等について説明できるような教材を作成しようと進めています。4年後には東京オリンピックがありますので、例えば小中学生が20歳前後になる時期に、外国から来た人たちへ自分の市について簡単な説明ができるとか、道案内ができるようになれば良いと思っています。また、現在進められている学習指導要領の改訂でも、英語教育が非常に重視して謳われていますので、合致しているのかなと考えています。
併せて郷土意識という面から、学校給食の様々な食材について、鶴ヶ島の食材がどのような形で使われているのかも含めて、食育等を進めていくことも重要と考えています。
生涯学習の面では、大人も含めて郷土というものを知ってもらうために、「郷土かるた」をうまく活用できないか、検討を進めています。郷土かるたにつきましては、一部改訂し、10月位に配布できますので、一つの契機としてさらに振興を図れないかと考えています。
それから、海洋センターや学校など、様々な施設が老朽化しています。そうしたものや、スポーツの振興等も重要な課題ですので、現在の海洋センターのありかた等についても議論をしていく必要があるかと思います。
なお、学期制については、先ほど教育委員会で議論させていただきました。30年度の実施を目途に、もう一度、学期制検討委員会で課題にどのような工夫・対策ができるのか検討を踏まえ、次回の教育委員会で、できれば実施についての時期を決定したいということで、教育委員の御了解を得ているところであります。
市長
まず学力向上の課題から議論していきます。現状分析について聞かせていただけますか。
教育長
資料をご覧いただきますと、全国学力・学習状況調査をベースに分析し、上位層・中位層・下位層という形に整理しました。3枚目に平成27年度の全国学力・学習状況調査の鶴ヶ島市結果概要を掲載しています。
平成27年度の小学校の国語A問題については、全国平均との差が3.9ポイントあります。3.9ポイントとはどれくらいの差なのかと考えたときに、問題数が14問ありまして、そのうち0.6問を回答できないという差があるということになります。またB問題の活用問題も同じような傾向にあります。また、度数分布では特に上位層が少なく、その分中位層が鶴ヶ島の場合には多くなっていると思います。算数についても同様です。
中学校は、ほぼ平均的で全国の平均と同じような分布となっていますが、やはり若干上位層が全国平均と比べて少なくなっています。そういう面を考えますと、伸びる可能性がある子どもたちをいかに伸ばしていくか対策が必要になってくると考えられます。
最初のページに戻り、本市では下位学力層に対する取組として、小学校では放課後のびのび算数教室やアドバンスド事業等支援を行っています。この中で中位層から上位層へいかに持っていくかが課題となっていくわけですが、来年度以降の対策や予算についても検討したいと思っています。
なお英語につきましては、市費で英語教員をつけていただいています。全国学力・学習状況調査では英語は実施していませんが、県の学力調査の結果から上位でございました。特に3年生は県内で上位から3番目の位置にあるということで、この子どもたちは市費英語教員を入れてから大体6年目ですので、その効果が出ているのかなと考えています。2年生については10位前後で、今後さらに指導していけば、もう少し頑張れるのではないかと思います。
新学習指導要領が今後改定されると、英語教育が重視され、プログラミング教育も導入されますので、英語教育やICTの環境整備が今後必要になってくると考えています。
委員
教育長から、上位層の子どもたち、伸びる子どもたちをどのように伸ばしていくかが、課題となっているというお話がありました。ある中学校ですが、この3月に卒業した卒業生50人程の男子の内、10名以上が県内進学校に進学したと聞いています。伸びる子が伸びるべくして伸びるという環境があったのかな、と感じていて、そういったところを検証する必要があるのかなと思います。
学力向上だけでなく、郷土愛に関してですが、私は、就職したときに、「社会人にとって大切なことは何ですか。」と70歳くらいの方に伺ったところ、「愛情を持つことかな」と言われました。その時はぴんと来なかったのですが、仕事をしていく中で、常に仕事について考えることが愛情を持つことなのだと気付きました。子どもたちも鶴ヶ島に愛情を持つこと、よくしたいと考えることが、遠回りになるかもしれませんが、全体が良くなり、学力にも繋がるのではないかと考えています。
委員
教育委員として学び合い学習を小・中学校で取り入れているのを見させていただき、私が小・中学生の時の授業とは全く違う形態で行っていました。今の子どもたちは自分の思ったこと、考えたことを言葉にするのが下手なのかなと思っていたのですが、実はそういう機会が少ないのかなと思いました。教育の実際の現場でも感じていることで、「嫌なら嫌だ、やりたいならやりたい」と言えない子たちが多くて、それは言葉にする力がないのではなくて、言う機会が圧倒的に少ないのではないのかなと思っています。学び合い学習では、間違ってもいいから自分の思ったことを言ってみようというところで授業が進んでいるので、普段はなかなか発言ができない子どもたちも発言できるようになっていて、見ている私も参加してみたいなと思う授業が繰り広げられています。それと同時に、地域でも子どもが参加して発言、企画して取り組む機会が少なくなっているので、地域でもそういった場所をどう実現していくか模索していく必要があると思います。郷土かるたを通して自分を表現するような場所ができたらと思っています。
市費英語の先生の、小学校5年生、6年生の授業を見させていただき、子どもたちの様子が一変するのがわかりました。日本人の先生が英語をしゃべっている姿を、実は普通の子どもたちはあまり見る機会がないのかなと思いました。外国の先生が英語を話す姿は当たり前ですが、英語をペラペラと話す日本人の大人が身近にいるという経験が、子どもたちにとっては自信を持つきっかけになると思うので、市費の英語教育の先生は今後も継続していって欲しいと思います。
市長
今の子どもたちは自分の思いを表現するのがあまりうまくない、又は表現する機会が少ないとのご意見ですが、私としてはなんて物怖じしないでどんどん自分の考えを言えるのだろうか、という驚きがありました。
委員
今の子どもたちは自分の意見をどんどん言える子が多いように思うのです。ただ、授業では、受動的な子が多い気がします。授業が先生からの一方通行にならないように、学び合いの授業が取り入れられていたり、子どもが意見を出せる場を作っていると思うのですが、言える子は言えるのです。言えない子は、たぶんずっと言えない。
市長
授業やそういう場でのことでしょうか。
委員
それだけではないと思うのですが、自分が分からないということを恥ずかしくて言えなかったり。間違ってもいいという雰囲気ができてくれば、少し自信をもって出せると思うのですが。まだ学び合いが充実していないことや、先生方も戸惑って授業をやっている方と、素晴らしくやっている方とでは、クラスの雰囲気が違うと思うのです。子どもたちの中には、大人に物怖じせずに声をかける子もいますし、なかなか自分から声をかけられない子もいるので、その差がどのくらいあるのか比率はわからないのですが。
教育長
テレビのインタビューなどでは、堂々と答えられている子どもが多いと思いますが、実際授業の様子を見ていると、特定の子が発言していることが多いです。また、間違ったらどうしようかという思いからなかなか発言しなくなっている、また、いじめや様々な課題があるなかで、発言が慎重になっているというか、怖がっているというようなことも少しあるのかな、と思うときもあります。
委員
最初の話に戻りますが、鶴ヶ島市は財政的には非常に厳しいと思いますが、学力向上を図るためには、教育にお金をかけることが一番大事だと思います。市長も考えていただき、やはり教育は大事だと、少しでも多くの予算をかけていただきたい。具体的には、教育委員会としていくつかプランが上がっていますが、少人数指導を取り入れることや、英語教育に力を入れていくことや、学習支援員を増やしていくこと等あると思うのですが、そうすることによって教育が少しずつ上がっていくと思います。
先ほどの市長の質問に答えますと、先生から教わったことをするのは非常に得意だけれど、自立できていない子が多いように感じています。練習ではできているのに、試合で緊張してできなくなってしまうとか、そこをいかにして我々指導者が力をかして発表できるようにしていくのかが大事だと思います。教育に関して少しでも予算をかけていくことが、成績上位の子どもたちを伸ばしていくためには大事だと思います。
市長
学校に市費英語教員を配置してから、実際に英語の試験の成績が非常に上がっているというのは、非常に大事だと思います。具体的に、他の教科についても同じようにできるのでしょうか。
委員
授業の仕方は工夫できると思います。今の子どもたちは、目から入ってくる情報に対してはすごく反応が早いのです。他市の話ですが、家庭科の授業で手伝いをする人を増やすのではなく、大きな画面を見ながら手順を見せると、子どもたちが取り組みやすいようです。やってはいけないことや注意点も画面で見せると、理解しやすい子が多いようで、社会の授業でも動画で見せて覚えさせる工夫を行い、テストで80点以上を多くの子どもが取れたという事例もあるようです。子どもが「できた!」「点数よかったね!」と感じることが次への意欲につながっていくのではないかと思います。そのためには、子どもが食いつける材料を与えることが必要かなと思います。
ただ、高価な教材を与えるのではなく、学校の先生が活かしていく技量も必要だと思います。若い先生は操作が早いのですが、苦手な中堅の先生は若い先生に教えてもらったり、授業を交換し合ったりする工夫が必要になります。先生が交換して得意な授業を教えることにより、担任の先生以外が授業を教える機会があり、みんなで子どもたちの様子を見ることができる、また、先生一人一人のスキルアップにもつながると思います。授業の仕方、教材を利用する先生も工夫が必要だと思います。
教育長
今の話で具体的な例を一つ。教科担任を小学校でどう実現するかについて。教員の配置数によって、小規模の小学校では教科担任は難しいということが言えます。学級数が多ければ多いほど、担任を持っていない教員が増えます。そういった先生を音楽や体育、家庭科など、所謂技術系の教科に充てることによって、他の先生が他の教科に集中できるということがあると思います。
市長
小学校の教科担任制の導入については、一定の学校規模が確保されていないと難しいのでしょうか。
教育長
例えば、一学年1クラスではまずできないと思います。一学年3クラスから4クラスくらいあればできますか。経験上どうですか。
学校教育課長
小学校ではそのくらいの規模が必要になります。
教育長
今、市内で一学年3クラスから4クラスある小学校は新町小学校くらいですね。
市長
これは、学校の統廃合の話とも関わっていきますよね。先ほど教育にお金をかける必要があると話がありましたが、どこにお金をかけるのか、優先順位を考える必要があります。統廃合の問題は、これから5年、10年と進めざるを得ず、大きな金額が必要になります。また、体育施設も大きな金額が必要になります。さらに統廃合の前に、学校の老朽化、学校の壁面の汚さについては議会でもご指摘を受けていますが、こちらも金額がかかると聞いています。
委員
施設の話で、つくばの春日学園に行ってきました。学校に入ると同時に、「これはいい学校だな」とすぐ分かりました。体育館や校舎や施設の全てが充実している。これは先生も一生懸命教えようという気持ちになると思いますし、子どもたちも頑張ろうという気持ちになるだろうと思いました。
鶴ヶ島市の施設については、学校統廃合の時に何十年経っても誇れる施設を作ることが大事だと思いました。これはお金のかかることですが、学校の壁面を明るくするとか、植樹なども大事です。学習しやすい環境を整えることがとても大事なのだと感じました。
英語の学習については、中学校の先生が小学校に教えに来て、日本人の流暢な英語を聴いたときに、子どもたちが感銘して英語を勉強しようという気持ちになるのではないかと思いました。指導者を適切に配置していくことによって、より子どもたちの興味関心を得られると思います。理科などもそうです。市費を使いながら人材を確保し、少人数制で教えられることも大事だと思います、さらに、ICTを活用する時代なのですから、ICT機材を整えることも大事だと思います。
委員
子どもたちは、わかることが増えれば学ぶことへの欲が出てくると思うのです。わかる授業をするために、学習支援員やのびのび算数支援員等の人材を増やし、伸びしろを見て人的な配置を判断するというのはいかがでしょうか。人材を増やし、数年様子を見て、ICT機材をうまく使える人や、理科の専門員をつけるとか。
市長
皆さんのこれまでの話からすると、人的な配置が一番の優先になるということでしょうか。例えば、学校の外壁はきれいにできなくとも、人的配置を増やして、という。それは、いっぺんにはできないということなのです。学校の統廃合も、ずっと先に延ばしてしまうと、先々の負担が増えてしまうということになります。
委員
財政の問題はあると思います。何にお金をかけたら良くなるかということを羅列し優先順位をつけて、できる範囲のことを表にしてみてはどうかなと思います。
市長
全てを理想的にするのは難しいですね。人的な配置による支援では、今、国際交流協会で色々な活動を始めたところで、今回脚折雨乞と同日に国際交流のフェアを開催して盛り上げたことで自信を持ち始めています。教育の側にも、こういった案をもっと取り入れることができないかと考えています。
数学についても、今OBの先生に力を借りているかと思うのですが、そのやり方を、担当職員の方からも提案してもらって、どんな組み合わせができるのか具体的に考えていく必要があると思います。
確かに教育にお金をかける必要があるので、教育にかける金額を決めてしまうのではなく、他との兼ね合いも考えながら、例えばこちらのお金を教育に、ということもあり得ると思います。
委員
鶴ヶ島の地域というのも、大事な要素だと思います。小学校で成績上位の学力だった子どもたちが、都内の私立中学校に行ってしまうケースが結構あると思います。鶴ヶ島市よりも県内の川口や浦和の方が、東京の私立中学校への進学が多いようで、それによって地元中学校の平均点が小学校の時よりも下がってしまうこともあるようです。都心から離れて東京に通学しづらい地域の中学校の平均点は、相対的に高いという結果もあります。全国的に見た中で、地方で学力テストの結果がよいところは、東京などに通学ができないからこそ、地元でできる取組もあるのだと思います。では、鶴ヶ島市は何ができるかというと、学力だけ上げるのは厳しいと感じています。なので、鶴ヶ島市を好きになる、愛着が持てるようになる取組が、最終的に鶴ヶ島市をよくしていくことにつながっていくように思います。
市長
地域として安定していると結果的に学力が上がるということがありますよね。
委員
いじめや不登校があると、他の地域に移ってしまうことがあり得ますよね。そういったことがないように、安定している、安心できる学校にすることが、学力の高い子を鶴ヶ島市内に留めることにつながるのかな、と思います。
市長
学校内が安定すると学力が上がるというのは、確かに言えると思います。また、安定してくると部活動も良い結果を出すということもありましたよね。
教育長
それは生徒指導が重要と言われることがあります。生徒指導にうまく部活を使っているという部分があると思います。好循環で回っていくと非常によい結果になるのですが、逆の回転になると非常に厳しいと思いますね。
委員
部活動と生徒指導は両輪でしょうね。やはり、部活は生徒指導にはとても適していますし、勉強が苦手な子も、スポーツで力を発揮して自信を持つことによって、学校生活も安定してくると思います。ただ、学校本来の目的は学力向上が一番だと思いますので、それを理解しながら学校運営に当たっていくこと、学校の先生方の取り組む姿勢が大事になると思います。そのためには、良い環境、誇れる環境を整えるということが大事だと思います。また人材的にも良い先生方をそろえること、部活と生徒指導の両輪で、安定した学校生活を守っていくことが大事だと思います。
市長
地域性というのは非常に関係がありますよね。特に小学校は地域性が出やすいと思うのですが、その辺はどうでしょうか。
委員
親がその地域で育ち、子どもも同じ学校に通っている地域と、他から転入してきた家庭が多い地域とでは、雰囲気が異なるように思います。
教育長
地域性の話でいうと、落ち着いた学校に来ている子どもたちの家庭の状況はどうなのか、ということにつながってくるかと思います。様々な問題を抱えている学校は安定していないことがあるようです。別の地域の話ですが、生徒たちが荒れていた学校が、努力をして校内の環境を変えると、子どもたちが落ち着いてきたこともありました。さらには、土地開発も関係があるように思います。
委員
先ほど、部活動という話がありましたが、吹奏楽部にふるさと納税で高価な楽器を買っていただいたことは、子どもたちのやる気を起こしています。楽器は非常に高価でなかなか買えないので、そういった面でサポートをし、子どもたちの手助けになっていることを、市の中でもっと見える形にしてアピールすることも大事なのかなと思います。
委員
昔から住んでいる家庭と、転入してきた家庭が混在している地域では、転入してきた方々でコミュニティを形成し、あまり地域に馴染もうとしていない感じも受けるのですが、では子どもたちはどうかというと、友達になるのに家庭環境は関係ないようなのです。子どもたちの会話を聞いていると、大人が聞いたら「特別な家庭環境については言っちゃいけないよ」と止めたくなるようなことも、子どもたちにとってはただの情報でしかなく、それが差別の対象にはならないのです。そして、それを一つの情報、価値観として受け止めて成長していくのを実際に見ています。それにプラスして、大人も色々な考え方の人がいるということを、子どもの時から知っていることが、将来とても大事だと思います。予算をどこにかけるのかを考えたときに、私は人にお金をかけてほしいと思います。教員と、お手伝いに入る指導員さんも含め、色々な大人に触れ合うことはとても大事だと思います。私が教育委員として色々な研修等に参加させてもらい、女流棋士の方やオペラ歌手の方の体験談で、小学校の時に教師や師匠、校長先生からこんな言葉をかけてもらった、こんなことを教えてもらったということが、自分の将来に繋がったという話を聞かせてもらうと、いろいろな言葉をかけてくれる大人が周りにたくさんいる方が、最終的には学力だけでなく将来的な生きていく力につながるのではないのかなと思います。
委員
私も人材にお金をかけて欲しいと思っています。今、学校の中にはいい悪いではなく、いろいろな子がいます。中には、どうしても支援を必要とする子どもが、クラスに何人もいます。担任の先生がクラスの30人以上を一人で見ることは難しくて、その時に周りから手を差し伸べてくれる大人がいると、担任の先生も一人で抱え込む必要がないという安心感にもつながると思います。
市長
分かりました。先ほど、郷土愛が学力向上にも繋がってくるという話を伺いましたが、郷土愛についてはどうでしょうか。
委員
先日私の身内が鶴ヶ島市に来た時に、給食センターの前を通る機会がありました。今度海外の方がたくさん視察に来ることや、鶴ヶ島の食材を使って給食を作っていること、アレルギー除去食の対応をしていることについて自慢をしてしまいました。自分の心情がとても心地よかったのを覚えています。誇れる鶴ヶ島であるということを、子どもたちに感じてほしいなと思います。給食センターを通して、こんな食材が使われているということを学校で学ぶのも、一つの郷土愛に繋がっていくのではないかなと思います。
市長
地元食材を使った教育というのは、いまどのように教えているのでしょうか。子どもたちに、どう反映するのでしょうか。
教育長
例えば、近隣の農家に体験で芋ほりに行くとか、農家の人たちから直接話を聞いて、「これを学校給食に使っていますよ」という話を聞くと、残菜が減るという話を聞いています。農家の方々が苦労しながら作っていて、それを自分たちが食べていることを聞くのは、教育効果としてあると思います。
委員
冷汁など、地元料理も良いと思います。理に適っていて、その時にとれる野菜が体に抵抗なく摂取できる料理になっています。給食にも地域限定メニューがあるといいなと思います。「鶴ヶ島市でとれる野菜で夏を乗り切ろう」、「鶴ヶ島でとれる野菜で冬を過ごそう」というようなキャッチフレーズがつくと、子どもの心に残りやすいし、子どものころに好きだった給食メニューの特集番組などで、地域限定のメニューが上位にランクインしているのを見たりすると、鶴ヶ島市もそういうメニューがあるといいなと思います。また、子どもは自分たちで収穫した野菜は必ず食べます。それが嫌いな野菜であっても、自分が育てて収穫したものは、一口でも食べます。自分たちで収穫したものが給食で使われると、今日の給食は楽しみだな、と思うようになりますよね。
委員
家庭科の授業の中でも反映できそうですよね。
教育長
食材とは直接関係ないのですけれど、郷土に対する思いというものをしっかり持っていただくということと、それをどう説明できるかということですね。日本人同士であれば言わなくても分かるというものがあるのですが、外国人に対しては自分の育ってきたところがどういうところなのか、きちんと説明できることが必要だと思います。自分の育ってきたところにはどういう伝統行事があるのか、どういう地域なのか子どもたちに醸成していく必要があると思います。
市長
そういう意味では、雨乞は大変よい教材になると思います。特に今回外国のメディアの方も注目してくれましたし、オリンピックが2020年にあるということもあります。雨乞を教材として活用していくことは、もうすでに行っているわけですが、非常に良いなと思っています。英語の教材や子ども会との関係で、郷土かるたの英語版が大いに使えるという感じはしています。今の子ども会は厳しい状況だと思いますが、子ども会の再生ということも含めて、郷土かるたが使えると思っています。
教育長
子ども会の話だけではなく、かるたは大人もできますし、いろいろな方に楽しんでもらえると思います。自分の地域についてもよく知ることができ、転入して来た方にもわかりやすくなると思います。また、学校の教材としても使えると思いますし、いろいろ使いみちがあるのかなと思います。例えば、かるたをうまくきれいにアレンジして、きれいな模様を作り出して飾るなど、色々なアピールができると思います。
委員
子ども会自体が少なくなっている中で、学校単位で何かできるようになれば良いと思います。学校単位でかるたを行うことによって、保護者が関われない、参加できない子どもも、かるたに触れて親しむことができるのではないかと思います。また、各市民センターのお祭りなどでもかるた大会などがあると良いと思います。例えば、東市民センターでかるた大会がありますが、西市民センターの方の地域の子どもたちは、特に低学年だと自転車では行くことができないので、保護者が連れていかないと参加できない状況です。各市民センターのお祭りなどでかるた大会を行って、その中から選抜で優勝を決めるようなことをしても楽しいと思います。
中学生になると、かるたは対象外というような雰囲気があるのですが、小学校で触れてきた子たちにとっては、一つのレジャーとして楽しむことができます。雨の日に、学校の昼休みなどにそっとかるたを置いておけば、「懐かしい」と言って手に取って遊ぶのではないかと思います。
委員
小学校の参観時に、保護者も一緒に体育館でかるた大会をした記憶があります。特に子どもたちは自分たちが作ったかるただったので、絵札が選ばれた子どももいたようです。
市長
先ほど教育長がお話された、かるたの絵札で模様を作るというのは、全く新しいもので作るイメージなのですか。
教育長
いえ、それは今ある絵札を使って、うまく並び替えると色々なアレンジができるのではないかと思います。
委員
写真などで、よく沢山集めて一つの絵を完成させるようなものがありますよね。中学生には、英語の教材として英語のかるたを作ると、やる気になるのかもしれません。
市長
英語かるたは、やるべきだなと思っているのですが、やり方が難しいですよね。
教育長
小学校の外国語活動の時間とか、特に学習指導要領が改定になると5、6年生では教科が始まりますので、その中では活用できるのではないかと思います。
市長
子ども会の話になりますが、子ども会というのは、戦後や我々が子どもの時代には9割以上が農家で、同質的な地域の中で機能してきた組織なのだろうと思っています。現代で自治会が成り立ちづらいのと非常に似ている気がしているのです。特に子ども会は自治会と比べると、基礎がなくなっている気がします。子ども会をかるたで無理やり生かそうというのではなく、学校ともう少し関わるというのはどうでしょう。従来の子ども会を生かしてくというよりも、違う流れの中で子ども会も生きていくというか、あるいは違う組織になってしまうかもしれないですが。
教育長
今、子ども会が事業として行っているものの大きなメインがかるた大会となっています。かるた大会を開催することが子ども会の大きな仕事と考えて、かるた大会の振興の仕方をどうするかを考えた方がよいのではないかと思うのですが。
委員
ジュニアリーダーが関わっていましたが、そちらもだいぶお手伝いをしてくれていますよね。
市長
子ども会で郷土かるた、特に英語版をどのようにやっていくのか、検討してもらえればと思っています。
教育長
英語かるたを一から作るのは非常に難しいので、今あるものを簡単な英語に訳して、単語を並べるだけでもいいと思っています。子どもたちが気軽に楽しめるようなものが作れたら良いと思います。
委員
単純に今の読み札を英訳してしまっても、A~Zまでそろえられるかが非常に難しいですよね。絵に合わせるのか、絵札を言葉に合わせるのか。中学生を巻き込んで、絵札に当てはまる単語を考えよう、と応募をしても面白いのではないでしょうか。
市長
ぜひいろいろ検討してみてください。
続いて、海洋センターについては、市としても喫緊の課題と考えています。特に体育館については、学校再編とも絡んで、学校のプールや体育館を一緒にして利用するとか、あるいはどんな形が可能なのか、色々考えなくてはならないと思います。
委員
埼玉県の現状として、体育館を持っていない市町村は非常に少ないです。体育館があるとありがたいという希望を持っています。
市長
順番から行くと文化施設はもちろんあった方がよいのだろうけれど、難しいですよね。利用度が体育館の方がありますからね。
委員
大きな文化施設を作るのであれば、やはり駅の近くですとか、便利な立地が必要ですよね。
教育長
例えば、1,000席未満だと運営が難しいと思います。1,500席から2,000席くらいが必要になると思います。
市長
それはとても難しいですよね。それだけの規模となると中の音響機材が高額になってきますよね。市民センターの方もいずれ改修、立て直し、あるいは学校再編に合わせた複合化等も考えなくていけないので、そういうことも含めて考えたいですね。
委員
中途半端な規模の施設を作ってしまうと、逆に、十分に活用できないこともありますよね。一気に変えたときに大きな施設を作ることが理想的なのでしょうが、企業がタイアップしてくれないと難しいかもしれませんね。
市長
流れから行くとそうなるでしょうね。体育館の話になりますが、一定の規模を持ち、機能性重視の施設になると思います。体育館は作るべきだと考えています。
では、時間も迫ってきていますので、議題についてはここまでとしたいと思います。その他に、教育委員会から何かございますか。
教育長
では、私の方から。教育委員会としては、様々な課題があるわけですけれども、環境を改善していく中で、子どもたちの改善を図って学力向上なり、色々な目的を目指していけるのかというのが大きな課題です。先ほど市長から財政のお話もありましたが、私たち教育委員会としては、理想を踏まえて、考えていくというのが使命だと思っています。どういう結論になるかは別としても、こういうことを踏まえて教育委員会として議論をしながら、より良いものを目指して努力していきたいと思っていますので、ご支援いただきたいと思います。
市長
私も、財政問題が厳しいから駄目だという意味合いで言っているのではなく、どのような工夫ができるのかを一緒に考えていければと思っています。例えば、先ほどの体育館は必要だと思いますし作りたい。しかし、「こんな立派なものを作りたい」というと30年以上先の話になってしまうので、5、6年後には完成させるにはどうすればいいかとか、現実を見据えながら進めていければと思っています。人的な支援の方をどうするかについても、こんなやり方があるのではないかとか、また学校の修繕等についても、完璧に修繕したいとか、そうなるとずっと先になってしまうという話になってしまいますので、当面はこうしよう、あるいはここだけはやりましょうとか、みなさんと意見交換しながら進めていきたいと思います。
市長
では、他に無いようでしたら、協議事項は以上で終了します。どうも有難うございました。
市長
次に、『その他』でございますが、委員の皆様から何かございましたらお願いします。
市長
以上で平成28年度第1回総合教育会議を閉会といたします。ありがとうございました。

 

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