令和4年8月31日(水曜日)
鶴ヶ島市学校給食センター
久保委員、松崎委員、丹羽委員、佐々木委員、星原委員、後藤委員、堀瑞委員、鶴岡委員、佐藤委員
村江委員、稲田委員
深谷教育部参事、高橋所長、久松主幹、立栄養教諭
1 委嘱状交付
2 議事・報告
(1)議案第1号 学校給食費の改定について
(2)報告第1号 令和3年度の学校給食センター事業の実績について
資料1 令和4年度第1回鶴ヶ島市学校給食センター運営委員会会議次第
資料2 鶴ヶ島市学校給食センター運営委員会委員名簿
資料3 学校給食費の改定について(諮問)
資料4 食材費の高騰を受けた学校給食の提供に係る対応について
資料5 学校給食の運営に要する経費等
資料6 西部11市の令和5年度給食費の対応
資料7 主食牛乳の価格変動と消費者物価指数
資料8 令和3年度学校給食センターの歳入歳出決算
資料9 令和3年度学校給食の年間提供食数等
資料10 学校給食における鶴ヶ島市内産農産物の活用状況
資料11 年度別学校給食費収納率
公開
0人
1 開会
2 委嘱状交付
・松井教育長より、新たに委嘱となる、久保吉則委員、松崎努委員、丹羽康太委員、佐々木龍児委員、後藤敦子委員へ委嘱状の交付を行った。稲田満里菜委員は欠席のため、委嘱状を後日送付した。
3 松井・教育長あいさつ
・運営委員への御礼
・学校給食センターが、PFI法の活用を受けてオープンして10年目となる。学校給食は子どもたちにとって楽しみの一つであり、食育学習の観点からも非常に大きな役割を果たしている。今回は本年度第1回目の会議であるが、慎重なるご審議をお願いしたい。
・昨今の経済情勢、コロナ禍における経済の低迷等により、物価が高騰しており、栄養基準を満たした安心安全な学校給食を安定的に提供することが、困難な状況である。今年度については、市では、国の交付金を活用し、食材費の高騰分2,500万円を補正予算で対応を図った。
・学校給食費は平成26年度以来、9年間据え置きであり、今後の学校給食の質の確保、安定的提供に支障が生じかねない状況である。後ほど、当運営委員会に給食費の改定について諮問したい。それぞれの立場から、忌憚のないご意見ご指導をいただきたい。
4 自己紹介
※事務局より、出席の委員が11名中9名で、過半数を超えているため、鶴ヶ島市学校給食センター運営委員会規則第6条第3項の規定により、会議が有効に成立していることを報告した。
5 仮議長の選任
・事務局案として、会長が決まるまでの間、仮議長に松崎委員(南中校長)を推薦し、委員から承認された。
6 会長及び副会長の選任
・会長に久保委員、副会長に松崎委員が選任された。
・松崎委員が仮議長を降任した。
7 諮問「学校給食費の改正について」
・(教育長諮問)本市では、平成26年4月の学校給食費の改定以後、現在に至るまで改定を行っていない。その間、食材料価格の上昇等があり、今後の学校給食費の質の確保及び安定的な提供に支障が出かねない状況である。ついては、適正な学校給食費の額について、鶴ヶ島市学校給食センター運営委員会規則第2条の規定により、当委員会に意見を求めたい。
※教育長は、会長に諮問文を渡し、公務のため退席した。
・会長より、あいさつの後、会長が議長となること、本会議は傍聴人数を5人までとし公開とすること、議事の内容はホームページに掲載すること、内容を録音することについて事務局から依頼を求められたので委員に確認したところ、承認された。
8議事・報告
〇議案第1号 学校給食費の改定について
・事務局より「資料4 食材費の高騰を受けた学校給食費の提供に係る対応について」に基づき説明した。1現状、2課題、3学校給食費に係る基本的な考え方の後、4令和5年度学校給食費の改定(案)について、案1、案2、案3の説明があった。
・議長から、今後の給食費の定期的な見直しの必要性についての審議、委員の皆様から忌憚のないご意見等いただき、次回の運営委員会において答申としてまとめたい旨の発言があった。
質疑等
(委員)
・前回、給食費の値上げをすることにより、保護者からの苦情等はなかったか。また、滞納者が増えるなどはなかったか。
(事務局)
・前回は、消費税率の改定によりやむなく給食費の値上げを行ったもので、保護者の理解は得られたと認識している。近年における収納率は99%を超えており、未納者も若干いるが、滞納がなくなるよう努めている。給食費を払うことが困難な事情がある方には支援の制度がある。
(委員)
・今よりも物価が上昇した場合を見越して給食費の設定を行ったか。過去との比較をしただけで、今後の物価上昇分は反映してないのではないか。
(事務局)
・主食である、米飯、コッペパン、地粉うどんの価格を比較すると、米飯は近年においては価格が若干下落している。コッペパンは上昇傾向、地粉うどんは比較的緩やかに上昇。県内の消費者物価指数を見ても、食料、総合等、様々な値を示している。理想的な数字というのも有るかも知れないが、保護者の急激な経済的負担につながってはいけないと考える。
(委員)
・給食において、デザートの回数が減っているとの説明があったが、具体的にどの程度減っているか。平成26年度の献立と同じ献立を令和3年度単価で作った場合の試算があったが、具体的にどのような献立か。また、保護者負担が生じることのないような工夫とは。
(事務局)
・平成26年度においては、給食回数の47%でデザートが出ていたが、年々減少し、令和4年度においては、25%台となっている。献立については、例えば、平成26年度4月の小学校では、わかめごはん、牛乳、豚汁、竹輪の鶴茶フライ、こんにゃくのピリ辛炒めなど。小中学校とも、平成26年度の4月から6月の第3週目の献立を取り上げ比較、試算した。工夫としては、単価の高い魚の回数を減らす、小付ものの個数を減らすなどがある。また、肉についてはチャーシューやハムを豚小間に、鶏肉も、もも肉をむね肉に代用して使っている。
(委員)
・給食費の価格帯について、西部11市の中での位置は分かったが、埼玉県全体として見た場合はどうか。
(事務局)
・県内40市のうち、小学校については安い方から12番目、中学校については安い方から9番目である。
(委員)
・仮に、鶴ヶ島市が案3の給食費となった場合、小学校では月額4,750円と、西部11市でもトップになってしまうが。
(事務局)
・他市でも値上げに向けた動きはあるため、現段階においては、一概には言えない状況であると考えている。
(委員)
・現実的には、令和4年度における材料費は、平成26年度と比較して15%上昇しているのだから、この給食費の価格帯でないとやっていけないのではないか。むしろ、9年間、給食費を据え置いてきた結果が、この価格帯でないとやっていけないことにつながっているのでは。急激な保護者の負担増を避けるには、定期的な給食費の見直しが必要と考える。今年は給食費を値上げするが、今後は例えば世界情勢等により値下げに見直しをするといったことも考えていかなくてはいけない。
(議長)
・先ほどの事務局の説明にもあったように、定期的な給食費の見直しは、今後必要となってくる。
(委員)
・1食あたり献立単価の試算の表を見ると、主食や牛乳よりも副食の単価が非常に高くなっていることが分かる。その中で、肉の部位を変えるなどの工夫をしながら給食の提供に努めてきていただいたことが予想される。にっちもさっちも行かなくなってしまったので値上げするというより、現状の献立をスタンダードに考え、苦労はしない方がよいのでは。現在のコロナ禍で、給食をみんなでワイワイと食べるという楽しさも今の子どもたちにはない。その中で、癒しの効果があるような給食にしていけたらよいのではないか。
※諮問内容については他に異議等なく、議長からは、事務局へ、市としての取り組みや方向性を進めていく中では、委員からの質疑、意見等を工夫して反映させ、答申案をまとめていただきたいとの話があった。
〇報告第1号 令和3年度の学校給食センター事業の実績について
・事務局より、
資料8 歳入歳出決算について
資料9 給食の年間提供食数について
資料10 地場農産物の活用状況について
資料11 給食費の収入状況について
それぞれ説明を行った。
質疑等
(委員)
・令和3年度決算の学校給食費について歳出が歳入を超過しているが、市からの持ち出しと考えてよいか。
(事務局)
・市の負担である。
(委員)
・収納率ともかかわるが、過去に遡って入ってくるべきお金が入ってこないから、歳出で持ち出しが多くなるのか。
(事務局)
・3年度決算は歳入と歳出の比較であり、収納率の表は調定額と収納済額との比較であり、意味が異なる。
(委員)
・納入業者の選定方法についてどのように行っているか。地場産物の選定についてはどうか。
(事務局)
・納入業者の選定にあたっては、鶴ヶ島市学校給食物資の見積合せ等に参加する業者の登録要綱に基づき、衛生面、過去の実績等考慮し審査の上、2年間の登録業者を選定している。地場産物については、枠を設け、関係機関とも協議を行い、率先して取り入れているところである。
9 その他
・事務局より。次回の運営委員会は、秋ごろを予定している。
10 閉会
・議長より、事務局へ、今回の諮問事項については、答申という形でまとめ、次回の運営委員会に諮っていただくよう話があり、閉会した。
以上
学校給食センター 〒350-2214 鶴ヶ島市大字太田ヶ谷79番地2
電話番号:049-285-6596 ファクス番号:049-271-4295
メールでのお問い合わせはこちら